問題1.脊髄損傷について正しいのはどれか。
1.機能障害のレベルは脊椎の損傷レベルと一致する。
2.頸髄損傷で四肢麻痺が起こる。
3.頸髄損傷で呼吸麻痺は起こらない。
4.椎間板障害で脊髄損傷は起こらない。
出典 第1回 あん摩マッサージ指圧試験 問題106
答えは 2
問題2.脊髄損傷で誤っている記述はどれか。
1.原因としては外傷が最も多い。
2.頸髄損傷では四肢麻痺となる。
3.受傷初期では弛緩性麻痺が起こる。
4.臥位では血圧が下がりやすい。
出典 第2回 あん摩マッサージ指圧試験 問題105
答えは 4
問題3.脊髄損傷について正しい記述はどれか。
1.原因として血管障害が多い。
2.発症直後から腱反射が亢進する。
3.頸髄損傷では対麻痺となる。
4.膀胱直腸障害が起こる。
出典 第4回 あん摩マッサージ指圧試験 問題103
答えは 4
問題4.下肢の痙性麻痺がみられるのはどれか。
1.頸髄損傷不全麻痺
2.腰椎椎間板ヘルニア
3.閉塞性動脈硬化症
4.総腓骨神経麻痺
出典 第12回 あん摩マッサージ指圧試験 問題104
答えは 1
問題5.脊髄損傷でみられないのはどれか。
1.自律神経過反射
2.異所性骨化
3.けいれん発作
4.深部静脈血栓症
出典 第18回 あん摩マッサージ指圧試験 問題98
答えは 3
問題6.脊髄損傷後に生じる合併症で最もよくみられるのはどれか。
1.肝硬変
2.膀胱結石
3.慢性膵炎
4.慢性閉塞性肺疾患
出典 第24回 あん摩マッサージ指圧試験 問題85
答えは 2
問題7.脊髄損傷後の合併症で最も頻度の高いのはどれか。
1.高血圧
2.褥 瘡
3.サルコペニア
4.心不全
出典 第31回あん摩マッサージ指圧師国家試験 問題69
答えは 2
問題8.脊髄損傷の機能障害評価法で正しいのはどれか。
1.ブルンストロームステージ
2.バーセルインデックス
3.フランケル分類
4.ハミルトン評価尺度
出典 第27回はり師きゅう師試験 問題58
答えは 3
問題9.第5頸髄節レベル残存の脊髄損傷完全麻痺患者で可能なのはどれか。
1.プッシュアップ動作
2.機能的把持副子によるつまみ動作
3.自助具による食事動作
4.にぎり動作
出典 第16回 あん摩マッサージ指圧試験 問題97
答えは 3
問題10.第5頸髄節残存の頸髄損傷患者に可能なのはどれか。
1.肩関節外転
2.手関節背屈
3.肘関節伸展
4.手指屈曲
出典 第22回 あん摩マッサージ指圧試験 問題98
答えは 1
問題11.第5頸髄節残存の頸髄損傷患者に可能な動作はどれか。
1.肩関節外転
2.肘関節伸展
3.手関節背屈
4.手指屈曲
出典 第31回はり師きゅう師試験 問題77
答えは 1
問題12.C5頸髄損傷(第5頸髄節機能残存)で筋収縮がみられるのはどれか。
1.深指屈筋
2.上腕二頭筋
3.上腕三頭筋
4.橈側手根伸筋
出典 第20回柔道整復師国家試験 問題139
答えは 2
問題13.C5脊髄損傷完全四肢麻痺患者(第5頸髄節まで機能残存)が可能な動作はどれか。
1.座位保持
2.起き上がり動作
3.洗髪動作
4.食事動作
出典 第22回柔道整復師国家試験 問題140
答えは 4
問題14.頸髄損傷による完全四肢麻痺(第5頸髄節残存)で可能な目標はどれか。
1.自助具使用での食事動作
2.床上での更衣動作
3.頸髄損傷者用に改造した自動車の運転
4.下肢装具を使用しての歩行
出典 第26回柔道整復師国家試験 問題140
答えは 1
問題15.C6損傷(第7頸髄節以下の損傷)の患者ができない動作はどれか。
1.自助具を用いた食事動作
2.車椅子の駆動
3.更衣動作
4.杖による歩行
出典 第5回 あん摩マッサージ指圧試験 問題104
答えは 4
問題16.C6完全損傷(第6頸髄節残存)について正しいのはどれか。
1.手関節背屈筋力は正常である。
2.乳頭周囲の感覚は障害されない。
3.セルフケアは全介助である。
4.杖と下肢装具を用いて歩行できる。
出典 第15回 あん摩マッサージ指圧試験 問題99
答えは 1
問題17.第6頸髄節レベルの脊髄損傷患者に可能なADLで正しいのはどれか。
1.スプーンを握って食事する。
2.機能的把持装具の使用で鉛筆を持つ。
3.ベッドから車いすへ側方から乗り移る。
4.車いすの小車輪を挙げて段差を越える。
出典 第21回 あん摩マッサージ指圧試験 問題99
答えは 2
問題18.第6頸髄節残存の頸髄損傷患者の移動動作に対する訓練で正しいのはどれか。
1.床面から車いすへの移動
2.車いす転倒からの起き上がり訓練
3.トランスファーボードを利用しての車いすへの移動
4.車いすキャスター挙げを利用しての段差乗り越え
出典 第23回 あん摩マッサージ指圧試験 問題84
答えは 3
問題19.第6頸髄節残存の頸髄損傷患者で可能な動作はどれか。
1.車椅子への側方移乗
2.ノブ付き車椅子駆動
3.両長下肢装具での歩行
4.肘伸展によるプッシュアップ
出典 第26回 あん摩マッサージ指圧試験 問題82
答えは 2
問題20.第6胸髄節残存高位の脊髄損傷完全麻痺患者について正しいのはどれか。
1.横隔膜麻痺がみられる。
2.排便障害がみられる。
3.下肢の痙縮はみられない。
4.両松葉伺で実用歩行が可能である。
出典 第30回あん摩マッサージ指圧師国家試験 問題71
答えは 2
問題21.第6頸髄節まで機能残存の脊髄損傷患者が可能な動作で誤っているのはどれか。
1.肩の外転
2.肘の屈曲
3.手関節の背屈
4.手指の屈曲
出典 第4回はり師きゅう師試験 問題94
答えは 4
問題22.C6損傷(第7頸髄節以下の損傷)の患者ができない動作はどれか。
1.寝返り動作
2.坐位保持
3.移乗動作
4.起立動作
出典 第7回はり師きゅう師試験 問題95
答えは 4
問題23.第6頸髄レベルの脊髄損傷患者の合併症とその対応との組み合わせで正しいのはどれか。
1.うつ熱 ― 解熱剤投与
2.殿部褥瘡 ― プッシュアップ
3.尿路感染 ― 間欠導尿
4.自律神経過反射 ― 下肢挙上
出典 第20回はり師きゅう師試験 問題91
答えは 3
問題24.第6頸髄節残存の頸髄損傷患者が行えるADLはどれか。
1.プッシュアップを用いた座位移動
2.両松葉杖使用での大振り歩行
3.機能的把持装具を用いたつまみ動作
4.スプリングバランサーを用いた食事動作
出典 第23回はり師きゅう師試験 問題84
答えは 3
問題25.C6完全麻痺の脊髄損傷患者が目標とするADLとして正しいのはどれか。
1.人工呼吸器からの離脱
2.環境制御装置の利用
3.移乗動作の自立
4.坂道での車椅子駆動の自立
出典 第29回はり師きゅう師試験 問題77
答えは 3
問題26.C6脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)について正しいのはどれか。
1.プッシュアップができる。
2.機能的把持装具が使える。
3.自動車の運転ができる。
4.車椅子で日常生活活動が自立できる。
出典 第11回柔道整復師国家試験 問題150
答えは 2
問題27.C6頸髄損傷(第6頸髄節機能残存)患者で使える筋はどれか。
1.上腕三頭筋
2.三角筋
3.手内筋
4.橈側手根屈筋
出典 第15回柔道整復師国家試験 問題140
答えは 2
問題28.第7頸髄節残存の脊髄損傷後に生じる合併症とその対応の組合せで最も適切なのはどれか。
1.起立性低血圧 ー 座位保持
2.殿部褥瘡 ー プッシュアップ
3.排尿障害 ー 持続留置カテーテル
4.自律神経過反射 ー 下肢弾性ストッキング
出典 第24回はり師きゅう師試験 問題84
答えは 2
問題29.脊髄損傷において、肘の伸展によるプッシュアップが可能となる脊髄節残存高位はどれか。
1.C4
2.C5
3.C6
4.C7
出典 第26回はり師きゅう師試験 問題84
答えは 4
問題30.C7完全麻痺の脊髄損傷者が目標とするADLとして正しいのはどれか。
1.人工呼吸器からの離脱
2.BFOによる食事動作の自立
3.車椅子駆動の自立
4.歩行の獲得
出典 第27回はり師きゅう師試験 問題83
答えは 3
問題31.第7頸髄損傷(第7頸髄節機能残存)の可能な動作で誤っているのはどれか。
1.ベッド上での起き上がり
2.屋外での車いす歩行
3.長下肢装具での起立保持
4.自動車の運転
出典 第18回柔道整復師国家試験 問題140
答えは 3
問題32.頸髄損傷のリハビリテーションで誤っている記述はどれか。
1.C4損傷では電動車椅子を用いる。
2.C4損傷ではプッシュアップが可能となる。
3.C6損傷では寝返りが可能となる。
4.C6損傷では坐位保持が可能となる。
出典 第10回 あん摩マッサージ指圧試験 問題105
答えは 2
問題33.頸髄損傷患者の障害でないのはどれか。
1.四肢麻痺
2.失 禁
3.嚥下障害
4.肺活量低下
出典 第9回はり師きゅう師試験 問題94
答えは 3
問題34.頸髄損傷急性期にみられない症状はどれか。
1.腸閉塞
2.弛緩性運動麻痺
3.反射性排尿
4.発汗障害
出典 第11回はり師きゅう師試験 問題95
答えは 3
問題35.頸髄損傷の症状で誤っているのはどれか。
1.関節異所性骨化
2.起立性低血圧
3.観念運動失行
4.体温調節障害
出典 第14回はり師きゅう師試験 問題92
答えは 3
問題36.頸髄損傷の合併症で誤っているのはどれか。
1.関節拘縮
2.褥 瘡
3.排尿障害
4.高次脳機能障害
出典 第5回柔道整復師国家試験 問題150
答えは 4
問題37.第12胸髄完全損傷(第12胸髄まで機能残存)患者で起こりにくいのはどれか。
1.仙骨部褥瘡
2.股関節部異所性骨化
3.自律神経過反射
4.尿路結石
出典 第9回柔道整復師国家試験 問題149
答えは 3
問題38.胸髄損傷による対麻痺患者ができない活動はどれか。
1.入 浴
2.杖なし歩行
3.バスケットボール
4.車の運転
出典 第9回 あん摩マッサージ指圧試験 問題104
答えは 2
問題39.下肢の筋緊張が増強するのはどれか。
1.腰部脊柱管狭窄症
2.坐骨神経麻痺
3.胸髄損傷
4.ポリオ
出典 第15回 あん摩マッサージ指圧試験 問題96
答えは 3
問題40.上位胸髄の脊髄損傷患者の訓練として適切でないのはどれか。
1.プッシュアップ
2.キャスター上げ
3.移乗動作
4.四点歩行
出典 第3回はり師きゅう師試験 問題95
答えは 4
問題41.胸髄レベルの脊髄損傷完全麻痺患者について正しい記述はどれか。
1.横隔膜麻痺がある。
2.排便障害がみられる。
3.下肢の筋緊張が低下する。
4.移動には電動車いすが必要である。
出典 第17回はり師きゅう師試験 問題90
答えは 2
問題42.脊髄損傷患者で杖と短下肢装具の使用により実用歩行が可能となる損傷レベルはどれか。
1.第6胸髄
2.第1腰髄
3.第3腰髄
4.第1仙髄
出典 第20回 あん摩マッサージ指圧試験 問題99
答えは 3
問題43.脊髄損傷完全麻痺の損傷レベルとリハビリテーションで到達するADLとの組合せで正しいのはどれか。
1.第 3 頸髄 ― 人工呼吸器の使用
2.第 6 頸髄 ― BFO による食事動作
3.第 8 胸髄 ― 電動車椅子による移動
4.第 4 腰髄 ― 長下肢装具による歩行
出典 第28回あん摩マッサージ指圧師国家試験 問題86
答えは 1
問題44.脊髄損傷完全麻痺について正しい組合せはどれか。
1.第3頸髄レベル ― 人工呼吸器
2.第7頸髄レベル ― 電動車いす
3.第3胸髄レベル ― 長下肢装具
4.第12胸髄レベル ― 短下肢装具
出典 第13回はり師きゅう師試験 問題94
答えは 1
問題45.脊髄損傷の損傷レベルとkeymuscle(主たる残存筋)の組合せで正しいのはどれか。
1.C5 ― 上腕三頭筋
2.C8 ― 深指屈筋
3.L3 ― 腸腰筋
4.L4 ― 下腿三頭筋
出典 第28回はり師きゅう師試験 問題84
答えは 2
問題46.脊髄損傷の合併症でないのはどれか。
1.てんかん発作
2.起立性低血圧
3.尿路感染症
4.褥 瘡
出典 第3回 あん摩マッサージ指圧試験 問題105
答えは 1
問題47.脊髄損傷について誤っている記述はどれか。
1.頸髄損傷の好発都位は第5-6頸推部である。
2.受傷直後は痙性麻痺となる。
3.排尿障害を伴う。
4.自律神経障害を伴う。
出典 第8回 あん摩マッサージ指圧試験 問題103
答えは 2
問題48.体位と褥瘡好発部位との組合せで誤っているのはどれか。
1.仰臥位 ― 踵部
2.側臥位 ― 外果部
3.ファウラー位 ― 大転子部
4.座位 ― 坐骨部
出典 第11回 あん摩マッサージ指圧試験 問題80
答えは 3
問題49.脊髄損傷の合併症はどれか。
1.異所性骨化
2.心筋梗塞
3.気 胸
4.認知症
出典 第25回 あん摩マッサージ指圧試験 問題85
答えは 1
問題50.脊髄損傷の合併症でよくみられるのはどれか。
1.肝硬変
2.自然気胸
3.心筋梗塞
4.膀胱結石
出典 第27回 あん摩マッサージ指圧試験 問題86
答えは 4
問題51.脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射について正しいのはどれか。
1.腰髄損傷患者にみられる。
2.頻脈を生じる。
3.便秘が原因となる。
4.血圧上昇にはまず降圧薬を投与する。
出典 第30回はり師きゅう師試験 問題77
答えは 3
問題52.頸髄損傷で異所性骨化が最も起こりやすい部位はどれか。
1.手 部
2.足 部
3.肩 部
4.股 部
出典 第10回柔道整復師国家試験 問題148
答えは 4
問題53.自律神経障害で生じる症状はどれか。
1.皮膚の循環障害
2.筋萎縮
3.知覚脱失
4.変形
出典 第26回 あん摩マッサージ指圧試験 問題88
答えは 1
問題54.脊髄損傷で自律神経障害により生じる合併症はどれか。
1.痙 縮
2.褥 瘡
3.異所性骨化
4.起立性低血圧
出典 第29回あん摩マッサージ指圧師国家試験 問題69
答えは 4
問題55.頸髄損傷の自律神経過反射で誤っているのはどれか。
1.高血圧
2.頻 脈
3.頭 痛
4.顔面紅潮
出典 第17回柔道整復師国家試験 問題141
答えは 2
問題56.仙骨部褥瘡の予防対策で誤っているのはどれか。
1.栄養状態を良くする。
2.頻回に体位変換を行う。
3.仙骨部周囲を清潔に保つ。
4.発赤した皮膚を強く擦る。
出典 第11回 あん摩マッサージ指圧試験 問題103
答えは 4
問題57.脊髄損傷患者の褥瘡予防対策として適切でないのはどれか。
1.プッシュアップ
2.車いすの座クッション
3.エアマット
4.夜間副子
出典 第15回柔道整復師国家試験 問題139
答えは 4
問題58.脊髄損傷患者の排尿について誤っている記述はどれか。
1.脊髄排尿中枢は仙髄にある。
2.残尿は尿路感染の原因となる。
3.持続カテーテル管理を第一目標とする。
4.弛緩性膀胱では用手圧迫により行う。
出典 第6回はり師きゅう師試験 問題94
答えは 3
問題59.脊髄損傷で安定した残尿量としての目標はどれか。
1.10ml
2.50ml
3.100ml
4.200ml
出典 第8回柔道整復師国家試験 問題149
答えは 2
問題60.脊髄ショック期にみられない症状はどれか。
1.瞳孔反射消失
2.自律神経反射消失
3.腱反射消失
4.知覚脱失
出典 第7回柔道整復師国家試験 問題148
答えは 1
問題61.脊髄損傷による膀胱直腸障害でないのはどれか。
1.無 尿
2.失 禁
3.尿 閉
4.便 秘
出典 第12回はり師きゅう師試験 問題94
答えは 1
問題62.閉眼すると悪化する運動失調はどれか。
1.大脳性
2.小脳性
3.前庭性
4.脊髄後索性
出典 第27回柔道整復師国家試験 問題131
答えは 0
問題63.脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射で正しいのはどれか。
1.腰髄損傷患者に生じる。
2.起立性低血圧を生じる。
3.尿の膀胱内貯留が誘因となる。
4.損傷部位以下の反射が消失する。
出典 第22回はり師きゅう師試験 問題90
答えは 3
問題64.外傷性脊髄損傷による完全対麻痺患者のリハビリテーションの基本方針で適切なのはどれか。
1.要介護状態での施設入所を目標とする。
2.日常生活動作を自立し施設入所を目標とする。
3.要介護状態での自宅退院を目標とする。
4.就業し経済的に自立することを目標とする。
出典 第23回柔道整復師国家試験 問題131
答えは 4
問題65.脊髄損傷急性期の訓練で誤っているのはどれか。
1.関節可動域訓練
2.残存筋力維持訓練
3.呼吸訓練
4.寝返り動作訓練
出典 第6回 あん摩マッサージ指圧試験 問題103
答えは 4
問題66.脊髄損傷の理学療法で誤っているのはどれか。
1.1日2回の体位変換を行う。
2.呼吸訓練を行う。
3.褥創予防にプッシュアップを行う。
4.下位腰髄損傷では実用的な歩行を目指す。
出典 第8回はり師きゅう師試験 問題94
答えは 1
問題67.頸髄損傷による四肢麻痺患者のリハビリテーションアプローチで、能力低下の改善を目標としているのはどれか。
1.両下肢関節の可動域訓練
2.両上肢筋力訓練
3.車椅子駆動訓練
4.家屋改修
出典 第23回柔道整復師国家試験 問題132
答えは 3
問題68.脊髄損傷のリハビリテーションについて誤っている組合せはどれか。
1.斜面台 ― 起立性低血圧の予防
2.弾性ストッキング ― 骨萎縮の予防
3.プッシュアップ ― 移乗動作の獲得
4.マット訓練 ― 起居動作の獲得
出典 第7回 あん摩マッサージ指圧試験 問題106
答えは 2
問題69.脊髄損傷患者の訓練で正しいのはどれか。
1.起立時に血圧が上がりやすいので注意する。
2.頸髄損傷ではベッドと車椅子との移乗動作は無理である。
3.自動車の運転は勧められない。
4.腰髄損傷では歩行訓練ができる。
出典 第1回はり師きゅう師試験 問題96
答えは 4
問題70.脊髄損傷による完全対麻痺患者に対する社会復帰支援で正しいのはどれか。
1.電動車いすでの屋外移動
2.下肢装具での実用歩行
3.自動車運転免許の取得
4.入浴サービスの手配
出典 第21回はり師きゅう師試験 問題90
答えは 3
問題71.脊髄損傷患者に対する起立台の使用目的で正しいのはどれか。
1.起立性低血圧の改善
2.排便障害の改善
3.運動麻痺の改善
4.異所性骨化の改善
出典 第13回柔道整復師国家試験 問題121
答えは 1
問題72.脊髄損傷について誤っている記述はどれか。
1.褥瘡の予防が必要である。
2.プッシュアップ訓練が必要である。
3.尿路管理が必要である。
4.頸髄損傷では大振り歩行訓練が必要である。
出典 第2回はり師きゅう師試験 問題95
答えは 4
問題73.53歳の男性。転倒受傷し頸髄損傷と診断された。上肢は両肘屈曲のみ可能で下肢は完全麻痺。温痛覚、触圧覚は上肢では両肩周囲のみ残存していたが、それ以下の体幹、下肢では脱失。」本患者の脊髄節残存高位はどれか。
1.C3
2.C5
3.C7
4.Th1
出典 第30回あん摩マッサージ指圧師国家試験 問題75
答えは 2
問題74.53歳の男性。転倒受傷し頸髄損傷と診断された。上肢は両肘屈曲のみ可能で下肢は完全麻痺。温痛覚、触圧覚は上肢では両肩周囲のみ残存していたが、それ以下の体幹、下肢では脱失。」患者はリハビリテーションを行ったが、麻痺の改善はなく、損傷レベル以下の完全麻痺が残存した。本患者の実用的移動手段で適切なのはどれか。
1.車椅子駆動
2.短下肢装具での歩行
3.両長下肢装具と松葉伺使用での歩行
4.電動車椅子操作
出典 第30回あん摩マッサージ指圧師国家試験 問題76
答えは 4
問題75.「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」本患者の脊髄節残存高位はどれか。
1.C5
2.C6
3.C7
4.C8
出典 第29回はり師きゅう師試験 問題85
答えは 1
問題76.「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」退院時には屋内歩行が可能となったが、箸がうまく使えなかった。退院の準備として正しいのはどれか。
1.長下肢装具の作製
2.意思伝達装置の導入
3.歩行ロボットの導入
4.食事に対する自助具の作製
出典 第29回はり師きゅう師試験 問題86
答えは 4
問題77.18歳の男性。交通事故による頸椎脱臼骨折で観血的整復固定術を受けた。 術後5か月経過し四肢麻痺であるが、第5頸髄節まで機能残存。 1か月後に退院の予定である。可能な動作はどれか。
1.上衣の着脱
2.ベッド上での寝返り
3.プッシュアップ
4.自助具を用いた食事
出典 第12回柔道整復師国家試験 問題150
答えは 4
問題78.35歳の男性。オートバイ事故により頸髄損傷、完全四肢麻痺となった。頸椎固定術後に早期リハビリテーションを開始したが、座位訓練を行ったところ意識が混濁し、臥位に戻すと回復した。 原因として考えられるのはどれか。
1.自律神経過反射
2.不整脈
3.起立性低血圧
4.痙攣発作
出典 第14回柔道整復師国家試験 問題140
答えは 3
問題79.25歳男性。4ヶ月前にオートバイ走行中転倒し、頸髄を損傷。自宅復帰を目指してリハビリテーション専門病院に入院中である。訓練を開始しようとしたところ、頭痛・悪寒を訴えており、顔面には発汗がみられ、徐脈を呈している。 数日来便秘が続いていた。考えられる病態はどれか。
1.起立性低血圧
2.自律神経過反射
3.脊髄ショック
4.うつ熱
出典 第16回柔道整復師国家試験 問題140
答えは 2
問題80.23歳の男性。交通事故による頸髄損傷完全四肢麻痺。 第7頸髄節まで機能残存であり、車いすで移動は自立していた。 受傷後6か月頃より不随意に下肢の筋収縮を認めるようになり、一度伸展した下肢が容易に元に戻らないということで受診した。 股関節・膝関節周囲筋の筋緊張は亢進し、他動運動は困難であり、足クローヌスを認めた。 この病態の治療法で適切でないのはどれか。
1.ホットパック
2.持続ストレッチ
3.神経ブロック
4.下肢圧迫包帯
出典 第19回柔道整復師国家試験 問題141
答えは 4
問題81.50際の男性。高所作業中に転落し、胸髄損傷をきたし6ヵ月が経過している。 完全麻痺症状があるが、上肢機能は正常で、車いすを利用した外出も可能な機能まで回復している。 膀胱直腸機能障害があり、尿道カテーテルがはずせない。今後の方針で最も適切なのはどれか。
1.尿道カテーテル留置を続ける。
2.用手排尿法を指導する。
3.自己間歇導尿法を指導する。
4.膀胱瘻を造設する。
出典 第24回柔道整復師国家試験 問題141
答えは 3
問題82.65歳の男性。2年前の高所からの転落で上部胸髄損傷で対麻痺がある。車いすでの日常生活は自立していたが、急に頭痛、顔面紅潮、発汗が出現した。注意するのはどれか。
1.膀胱への多量の尿の貯留
2.股関節などの異所性骨化
3.肺炎の有無
4.両下肢の筋緊張の亢進
出典 第25回柔道整復師国家試験 問題141
答えは 1
問題83.43歳の男性。2か月前に高所での作業中に転落し、第5頸椎脱臼骨折をきたし頸髄を損傷した。脱臼骨折は整形外科で観血的整復固定術を施行さ れている。現在の徒手筋力テストは両肘関節の屈曲が4、手関節の背屈が4および肘関節の伸展が0であり、握力は0kg である。リハビリテーションで正しいのはどれか。
1.ハンドリムにゴムを巻き車椅子駆動練習
2.車椅子移乗時の立ち上がり練習
3.車椅子での坂道の昇降練習
4.車椅子でのキャスターあげ練習
出典 第26回柔道整復師国家試験 問題141
答えは 1
問題84.45歳の男性。高所からの転落で頸髄損傷を受傷した。職業はパソコン操作によるデスクワークだが、自家用車での通勤が必要である。 改造自動車を用いた運転が可能な損傷レベルはどれか。
1.第4頸髄節残存
2.第5頸髄節残存
3.第6頸髄節残存
4.第7頸髄節残存
出典 第27回柔道整復師国家試験 問題141
答えは 4