日曜日の昼下がり

公園で独り

ボートを漕いだ

軍艦マーチを口ずさんで。

・・・・・・・

世界は回っているかい?

俺はハイになれるかい?

ゆっくりとボートを漕ぐ

・・・・・

ちょっと渋めの

森繫久彌を気取ったご隠居が

船体を寄せて来て

俺に話しかけてくる。

「一曲いかがですかな?」と

俺に歌いかける

「人間はなんて小さいのだろう」と

・・・・・・・

おいおい爺様、

ここは大海ではない

あんたのしわがれたその眼には

海の夜明けが見えるのかい。


※森繫の「海の夜明け」は永遠のフェバリットソングであります。ベースラインが素晴らしく、いつかカバーしたいと思っている次第です。