移動運用にはいろいろなアイテムが必要だけど,ここは奮発して購入。今流行のポータブル電源だ。ローカル局から車載用の冷蔵庫を譲ってもらったので,それを稼働させるには,ポータブル電源が必要になった。自分のハイブリッド車からも100Vは取れるが,時々充電のためにエンジンがかかる。そうすると,周波数帯によっては,DC-DCアップバーターのスポットノイズが入るし,ハイブリッド車なので急にエンジンがかかるのも何だかなあと思い,購入することにした。

 

 購入したのは,Eco Flow RIVER2 Pro。容量は約750Whということだが,果たしてその実力や使い勝手はいかに?(ちなみにメーカーやショップと何の関係もありません。ただの使用リポートです。)

 

 いつもの移動スタイルで使用してみた。5mの釣竿+屋根上のATUという,お手軽装備。この装備で最近はPOTA移動。周波数は7~28MHz,使用モードはCW,FT8。

 

 

 まず,PCを立ち上げたところ。消費電力は50Wぐらいね。(まだ,無線機の安定化電源はOFF。)

 

 つぎに,50WでCW交信。POTA移動で,パラパラとショートQSO。

送信時にはピーク300Wぐらいに跳ね上がる。でも,瞬間的にはもっと電力を食っているのだろうな。あくまでも表示を見てのこと。

 

 では,FT8もほぼフルパワー(90%出力)で運用すると,どれくらい食うのか試す。(ちょっと,コードのお行儀が良くないが,ご容赦を)

表示では350Wぐらいでしょうか。POTA移動なので,フルパワーを出す必要はないけど,DXも呼んでくるので,いつもはフルパワー50Wの2/3ぐらいのパワーで運用。それでもあまり変わらない300W越えの表示だった。結局,3時間ぐらいFT8を連続運用すると,残量10%を切った。電力を最後まで絞り出すことはせず,慣らし運転として,ここまでにした。

 

 帰りには,車の100Vで充電しながら帰った。確かに,帰宅するまでの1時間ぐらいで100%充電できていた。それはカタログ通りで,充電時間が早いから便利ね。はしごして次の移動地でもまた使える。はたしてどれくらい充電に電力を食うのか,家で確かめてみた。

画像がぼけてますが,900W強で充電中。電子レンジ並みだな。充電時間が短いということは,それだけ大きな電力で充電しているという事。また,充電しているときにファンが回り,中を冷却している。それだけ熱も発生しているという事。

 

 まあ,持ち運びできる重さだし,充電時間が短いので,移動運用や車中泊には役立ちそう。充電には大きな電力が必要なので,そこは考慮しておかないといけない。