こんばんは。
宇宙屋本舗の犬神まみやです。
ほんじゃあ まあ、沙悟浄さんがどうして沙悟浄になったか第二段目のお話です。
前回お話したとおり、西遊記の世界でも最高位に位置する
天帝の直属の部下だった捲簾大将こと沙悟浄。
上司の宝物の一つである玻璃杯を割った後、
どうなったのかを今回は追ってみましょう・・・
鞭打ち刑800回ってサラッっていいますけどね、
鞭で一回打たれただけでも
皮膚剥けて肉がただれて、打たれた後が太いミミズ腫れになるんですよ・・・:(;゙゚'ω゚')
それを800回ですよ!?
幾ら神仙とて800回も打たれた後じゃ
ボロ雑巾ですよ、ぼろぞーきん!(絶叫)
その上、追放された挙句、魔力で操られた剣が風に乗って飛んできて
わき腹1日100回刺されるって、ギリシャ神話のプロメテウス(※)様も真っ青な刑罰ですよw
(※…プロメテウスは人間に火を与えてしまったためにゼウスの怒りを買って
高い岩山に縛られてワシに肝臓を食われる刑罰を受けてる神様。
神様で不老不死だから肝臓食われてもすぐなおっちゃうんでエンドレス地獄の代名詞)
結局、光り輝くような神仙だった彼は
三千里(12000km=日本は軽く縦断する長さ)の
流砂河という名前の水と砂で出来た河に棲み付いて
飢えと寒さを凌ぐために、その近辺を通る人間を取って食らう
妖怪と化してしまいました…
妖怪と化した捲簾大将は名前を変えて
「深沙河伯(しんしゃかはく)」と名乗りました。
深い砂に棲む河川の妖怪という意味です。
(※元々「流砂河」というのは「砂漠」の意味だったらしいんですけど
中国で早い時代に川と間違って解釈されて現在に至るそうですw
沙悟浄さん間違えられエピソード多すぎるw)
さて、彼のイメージというと
・河童(カッパ)
・髑髏(どくろ)の首飾り
って人も多いと思うのですが、
この首飾り、実はとてつもない因縁の品物です。
それに繋がるお話を、三蔵法師とからめて次回はしていきたいと思います。
ではでは本日はこの辺で!