おはこんにちばんは!
芸術の秋!
という事で、今日は最近見た映画についてご紹介したいと思います!
カナザワ映画祭が気になる今日この頃!
取り敢えず祭典に行かなくても観れる映画はなるべく観ることに…!
というわけで見てきました!
無垢の祈り
知り合いから誘われたのがきっかけで、あらすじ読んでもう次の日には観に行きました!
一言でいうなら、全く救いのないなんとも重たい話!
でも表現の仕方とかが素敵だった!
何しろ救いの無い重たい映画がそもそも好きなわけですが、邦画にあまり興味の無い私は洋画ばかり。
でも邦画だと重たさが生々しく、かなり良い感じでした!
渋谷のアップリンクという映画館で見たのですが、なんとチケットを改札鋏みたいなのでパチンとする昔ながらの感じで、シアターもこじんまりと、でもゆったりとした趣のあるとても素敵な映画館でした!
雰囲気はバッチリ!
本編上映前の映画のCMも面白そうなものばかり!
さぁ、遂に本編スタート!
主人公は10歳の少女フミちゃん。
学校ではいじめられ、自宅ではペドフィリアのDV義父と、暴力から自己を護る為に宗教に狂ってしまった母との生活。
そんな日常に絶望するフミちゃんの街で猟奇殺人が相次ぐ。
フミちゃんは猟奇殺人現場を巡る小さな旅を始める。
ここからは個人の感じた印象も踏まえて書いていきます!
※ネタバレ注意!
殺人現場を巡るうち、フミちゃんは次第に永遠に続くと思っていたこの絶望に希望を感じ始める。
アイタイ。
殺人現場を巡りながら犯人にメッセージを残していく。
その間にもエスカレートしていく義父の暴力と“行為”。
遂にフミちゃんは義父から逃げ出す。
しかし義父に見つかってしまうフミちゃん。
唯一の救いだった母が本当は自分を愛していないこと、そして義父との子を孕んでいる事実を知らされ絶望のドン底に突き付けられる。
そして義父はフミちゃんへ“行為”を…
しようとしたその時!遂に殺人鬼が…!
ネットから引っ張ってきた原作の文を引用してみました!
「突然、南瓜を槍で突いたような音とともに義父の頭が裂け、熱い飛沫が雨のように降りかかった。見ると顎まで真っ二つに割れた義父の頭の向こうに巨大な影が立っている」「上顎を立ち割られ根っこまで丸見えになった舌が右に左に逃げまどい、嗚咽のような音が喉を震わせた、義父は胸元の空気を二三度、掻き毟り、やがて仰向けにどうっと倒れた。」
まぁここの描写は改変されてるわけですが。
原作では殺人鬼は大男で、義父を殺害後フミちゃんに「私を呼んだのは君かね?」と、問うそうです。
「はい」
と答えるフミちゃん。
殺人鬼は持っていたナタを放り投げフミちゃんを抱き上げる…と。
このラストで良いじゃん!
やっとちょっと救いあったじゃん!!!
思いとは裏腹に映画では改変されてます…
映画では
片目を義父に潰され泣き叫ぶフミちゃんの元に殺人鬼が現れます。
義父をあっさりナタで殺害した後、フミちゃんが殺人鬼に近づき泣き叫びながら「殺してください!殺してください!」と叫び続け終わります。
殺人鬼は原作のようにナタを放り投げません…!
むしろちょっと振りかぶった⁉︎みたいな感じで終わります!
全く救いがない!!!
でも個人的には思ってたほど精神的な衝撃は無く許容範囲内でした。
視覚的、聴覚的衝撃はあって楽しめました!
総合的に見て、観て良かった!
好き嫌いがわかれるとは思いますが、個人的には最終的にそう思えた映画でした!
もしみなさんもご興味があれば是非!
そして浅草巡りもしてきました!
抹茶!美味しかったー!
日本の“美”に乾杯!
adios!