なんていうんですかねぇ…


日常の、子どもとの会話ってのは核心を掴めない所があったりします。

まして その子ども本人に そういった意志や意識的なものがない場合があるというか。

子どもが話したいことのなかには、大人が聞けば違う部分でオヤッ?って思うところがあったり…


1つ1つの話題では気にならないようなことも、まとめて考えると違う意味をもってしまったり


一度や二度ではさして気にも留めない名前も 何度かでてくるうちに気になってきたり。



今回なんかも完全にそんな感じですよね。

なんていうか…
ほんの小さなすり傷がカサブタになって、普段は気にもならずに日常を過ごせるけど、ふとした拍子にカサブタがむず痒くて…
何度か気になってかきむしっていると かさぶたからは血が滲んで 最初に出来たすり傷よりも大きな傷になってしまってる、みたいな感じですかね。


ちょくちょく話題に出てきてたI君の名前を 何度となく素通りしてるうちに、何度目かでふとしたはずみで気になってよくよく考えてみたら、どれもこれも笑って済ませれる話じゃなかった…

ってことでした。



考えれば考えるほどね、余計なことまで考えてしまう。




I君の話が出た一昨日の夜、チビらが寝たあとに奥さんと二人で話をしたんですけどね。
うちの奥さんが言うにはI君のお母さんって、そういう風には見えないって言うんですよね。
一年生の時も二年生でも同じクラスやから、懇談会やら行事やらなんやらで何度か顔合わせてるし、何度かお話もしたこともあるけど、ハキハキとモノ言うしサッパリアッサリしっかりしてはるお母さんやと思ったけどな~…ってね。
お勤めしてはるらしいから懇談とか毎回は来てはらへんけど、ハキハキしてはるしな~…
家も結構近いで、あそこの国道に一階にローソンがあるマンションあるやろ?あそこやねんて。



それ聞いてますますやり切れないというか…


僕が一番 切なくなるのはね。

全部をひっくるめて考えると

まだ小学校低学年の小さな子どものね、いぢらしいほどの素直さが見えてくるのが切ないんです。



朝にね、お母さんに
「水でも買っていけ~」
って言われてお金を渡されて家を出てね。
下がコンビニなわけですよ。
当然 そのローソンに行くんでしょうね。

朝ご飯食べてなくて お腹も空いてるでしょう。
今はすいてないかもしれない。
でも 一度学校で動けなくなったことがあるくらいだから、朝ご飯を食べないと…
って意識は 子どもながらに当然あると思うんです。

そこでコンビニに入ったのなら、朝ご飯を買う って選択肢もあるわけですよね。
パンでもオニギリでも…
いくらもらってるかは分からないですけど、ペットボトルの水を買うお金でパンやオニギリも買えますよ。


それでもI君は お水を買うんですよね。

パンでもジュースでも、そしてお茶でもなくです。

お水を買って毎日学校へ行く…。

それはどうしてなのかっていうと…


きっと お母さんの言ったことを守ってるんだろうと、僕は思うんです。

お母さんが 水でも買っていけ~って言ってるからね、食べ物でもお茶でもなく、お水を買ってるんでしょう。



なんかもう…


たまんないですよね。



いや、もちろん実際は真実は分からないですよ。
I君がどういう思いでお水を買ってるのか分からない。
僕のただの思い過ごしかもしれません。


でもね、そうじゃないかな~と僕は思うんです。
そうとしか思えない。

お母さんがお水って言ってるからお水なんや、としかね。



そう考えるとたまんないですよホント。



すいません、また続き書きます
m(_ _)m


…昨日の続きです。



その話題は終わらそうと思ったんですが、フと頭をよぎった記憶に考えを巡らせると、どうしてももう1つだけ、小春に聞かずにはいれなくなってしまいました。


「小春が前に水筒壊した時にさ~、学校にペットボトル持ってきてるって言ってたのI君やったよな?今もI君はペットボトル持ってきてんの?」


『そやで~』


「お水のペットボトル?」


『うん、そやで。それがどうかしたん?』


「いや、何でもないよ。さ、風呂でも入ろっか♪」


『うん♪』





…風呂に入って湯船につかりながら、その当時のことを思い返してみる。






以前にね、小春が水筒を壊したことがあったんです。

小学校に入学する時に色々と揃えなければいけない学校用品を買いに行った時に一緒に買った、ポケモンの水筒をね。
一年生の時、壊して帰ってきたことがあったんですよ。


水筒が壊れた原因についてはこの話に関係ないんで 細かい説明は省きますが、まぁ何にせよ 壊れたという結果は当然ホメられたものではないですよ。

ましてその水筒を買う時に、うちの奥さんが
「ポケモンは年代でキャラクターもタイトルも変わるやろ?古くなると飽きるやろから、長く使えるように違う水筒にすれば?」

と、言ったにもかかわらず

『コレがいいな~、コレがいいな~…』

と ウルウルと潤んだピュアな瞳で奥さんや僕を納得させて買ったポケモンの水筒です。


当然 奥さんはカンカンに怒りましてね。

小春はワンワン泣きじゃくってたんですが、奥さんのカミナリは激しさを増すばかりで…


しまいには

「自分が欲しがって買ってもらった物も大事に出来ひんで壊してまうくらいなら明日から水筒なんか持って行かんでいいゎっ!」


ってセリフが飛び出しまして。


とはいってもまぁ、次の日になると実際はお茶も持たさずに学校に行かすわけにもいかないんですが、その時は代わりになるような程よい水筒が家になくてですね。

以前に100均で買った長いヒモがついた赤いペットボトルカバーみたいなのが家にあったんで、とりあえずそれなら首や肩にぶら下げて学校行けるってことで、ペットボトルに入れたお茶をそのペットボトルカバーのようなのに入れて持って行かしたんですね。


まぁ 僕もね、それに関してはさすがに奥さんの言うことはごもっともやし、物を壊したり無くしたりした場合の戒めってのも必要やなと。
それに子どもの水筒って高いですからね(笑)
ホイホイ次から次へと買ってやれるような物でもない。
物を大切に、ってことを分からす為には必要なことやなと、その件に関してはしばらく静観にまわったわけです。



とはいえ、それからいつまでもペットボトルカバーをぶらさげて学校行ってるチビを見てると、やっぱり甘さが出てきてしまいます。


奥さんに、いつまでもアレじゃかわいそうやし 今度の休みに水筒買いにいこっか、と話を持ちかけまして。

奥さんも 次はちゃんと大事に出来るなら、と小春と約束を交わし じゃあそれなら新しい水筒を買おうってことになったわけです。

で、次は何の水筒にしよっか~ってな話をしてた時にね。

「まぁしかし、こうして改めてあのカバー見るとさ~、学校にアレ持ってくってのはいかがなもんかやな(笑)もうちょい大きくなりゃアリやろけど、一年生でペットボトルはないよな~。あんなん学校に持ってきてるの小春だけやったやろ」

と、笑いながら軽く言った僕の言葉に その時の小春も思わぬ返事をしていたんですね。


『いや、もう1人おるで♪』


「ホンマかいな!?」


『うん、I君もペットボトル持ってきてるし』


「へぇ~、そっか~」


『I君は僕のみたいなカバーじゃなくて、ランドセルにペットボトル入れてるけどね♪』


「そなんや?ワイルドやな~(笑)」




…ってな話をしたのをね、思い出しました。


今になって考えてみると、結局あの話も そういうことやったんやな~…


ってね。


何かね、風呂でチビらがキャッキャ騒いで話しかけてきても 生返事しか出来ないくらいに切なくなっちゃいましてね。


今こうして携帯でピコピコと書いていても、切ないやら腹立たしいやらで。


考えれば考えるほど 話が長くなる一方です。



すいません、また後で続けます
m(_ _)m


そんなわけで続きです。


そんな昨日の難敵をものともせずに完食した立派なクラスメート達の中にね。
少し気になった子がいたんです。



…そう、I君です。



以前、少し小春との会話に出てきたことがあってね。

小春いわく、そのI君は いつもお腹をすかせてるらしい。



こんな話を聞いたことがあったんですよ。
その時の小春の言い方が軽かったんでね、笑い話だと思ってたんですが…


『今日な~、I君が学校で元気なくなって動けなくなってんで~。なんでかっていうとな~、お腹がすきすぎて動けへんって。朝ご飯食べてきてないねんて~』

ってね。


その時はそない大した話じゃないと思ってたんでね。


「そやで~小春。朝ご飯食べへんかったら元気出ぇへんねんで!だから毎日ちゃんと朝、早起きして朝ご飯食べなアカンで~」

って返したんです。

『うん、僕ちゃんと毎日朝ご飯食べて行ってるで~。こないだなんかな~、朝起きたら何か知らんけどむっちゃお腹がすいてたから朝ご飯ムッシャムシャいっぱい食べてったら、給食の時に全然お腹減ってなくてほとんど食べられへんかってん』


「アホか!まぁそれもどうかと思うけど、朝ご飯食べてへんよりはいっか~(笑)」


『そかな、アハハ~』



…って終わってしまってたんですよね。


で、昨日 小春の話しで

I君はいつものようにガッツガッツ…
ってところが引っかかって。


そういえば前にも朝ご飯がどうのこうのって言ってたっけ…
と、その時の話を思い出しまして。



「I君はいつもガッツガッツ食べてんの?」

って 何気なく聞いてみたんです。



『そやで。I君はいつもお腹すいてるから、給食食べるのめっちゃ早いねん。ガツガツガツ~って』


「何でI君はいつもお腹すいてるん?前も言ってたけど、朝ご飯食べてきてないん?」


『うん、いつも朝ご飯食べてきてないねんて。朝ご飯ないねんって言ってたな~、だからいつもお腹すいたお腹すいた~って言ってるねん』



……

…ちょっと待てよ、それって全然笑い話とちゃうやんけ。



奥さんが少し顔色変えてね、小春に聞いたんです。

「何でI君は朝ご飯ないの?」

ってね。


するとね、小春から痛い返事が返ってきました。


『何でって言われても知らんゎ~。なんかな~、朝ご飯ないって言うからさ~、何でなん?って聞いたらな。学校行く前に水でも買っていけ~ってお金もらって学校行くってI君が前に言ってたけど。』



もう、唖然としまして…


奥さんは完全に怒った顔してる。


「何よそれ…」


『知ら~ん、そう言ってたもん』



…この先の会話は小春に聞かすべきではないな。
この話はここで切っといた方がいいと僕は思いまして。


で、
「そっか…」

って呟いたんですが、呟いた直後に僕の頭をフッとよぎった記憶がありまして。



ちょっとまた続きます。
m(_ _)m