今月末に『肌年齢を1割若返らせる』というオジちゃん向けセミナーを開く話をしましたが、このセミナーで使用する『毛穴モデル』を作りました。


37度という外気温の為7・8月のゴルフは週1回だけにしています。熱中症が怖いですし、脳血栓発症の確立が非常に高い季節ですからゴルフはセーブしています。


と言う事で、暇な日曜日だったので3バッチトライと共に『毛穴モデル』を作りました。

材料は『紙粘土』と『クレー』です。


老人と皮膚という内容のセミナーですが、天然石鹸の効能と漢方材料の効能を如何に老化した皮膚に生かしてゆくか?ということを説明する為のモデルなのです。

小一時間の工作でしたが、小学校以来という粘土細工で楽しい時間を過ごしました。

この『毛穴モデル』でバッチリ理解させることが出来そうです。


上海Uの手作り石鹸ブログ-毛穴モデル角栓付き

毛穴1個を取り出したモデルです。皮膚のしわしわも中々の出来です!”!”

短い毛髪も1本出ていますが元気が有りません。。。。抜け毛の一歩手前です!

下の方の真皮にある黄色い部分が皮脂を生み出す皮脂腺。

毛穴の上にある青いドーナツの様なものが『角栓』です。

皮脂と角質とホコリ等で作られた不飽和遊離脂肪酸=『ゴミ』です。

の『ゴミ』が黒毛穴の正体です!



上海Uの手作り石鹸ブログ-毛穴モデル皮脂腺付き

黒毛穴の正体である『角栓』を抜いてみると、毛穴の中のすり鉢部は『角栓』による炎症や刺激により細胞が変形した黒い物が見えます。これが『不全角化細胞』です。

簡単に言えば『イボ』です。


『角栓』の隅に黄色い皮脂腺も付けてありますが見えますか?

芸が細かい!!!(笑)


手作り石鹸が素晴らしいと言うのはこの不飽和遊離脂肪酸を溶かしてくれると言う所が素晴らしいのです。

『油は油のみに溶ける』という原理原則が働き、手作り石鹸の中に残っているオイルが不飽和遊離脂肪酸を溶かしてくれるので『角栓』が取れるのです。

エステ等で機械的・物理的に『角栓』を引き抜くと、『不全角化細胞』に傷を付け、アクネ菌等の繁殖からニキビや毛膿炎が起きてしまいますので注意してください。


『不全角化細胞』(すり鉢内の黒いボチボチ)を早期に除去するにはやはり漢方の力を借りる事が賢明だと考えています。


『不全角化細胞』が無くなると、毛穴のすり鉢は綺麗になりますが、大口毛穴と成ったまま中々毛穴の口が小さくなってくれません。(肌理の悪い肌!です。)

そこで再度登場するのが漢方です。甘草等の収れん作用が大口すり鉢の修復に役立ってくれると言うお話でした。(とんぶりや茜は収れん作用以外に殺菌効果もあり毛穴の抗炎症作用が期待できます。)


という様なことをセミナーではお話しますが、資料だけでは中々理解できないミクロの世界の話なので『毛穴モデル』と『資料』を併用して『老人の肌年齢を1割若返らそう』という狙いです。