3月の石鹸を先日公開しましたが、この中にパール石鹸も入っているのですが少し悩んでいる事があり内容公開しませんでした。


日本でも世界でも有名な真珠屋さんの加工工場が上海に有ります。

この会社の友人がゴルフ仲間なので、真珠のネックレスを作るときに出てくる削り粉を下さいと御願いし800g程度頂戴しました。

この粉末に含まれる真珠層はほんの僅かな量だということは承知ですが、パール石鹸を作ってみたいということでスタートしました。


しかし、真珠粉の成分をじっくり考えてみると、99%以上が貝殻であり、単なるカルシウム粉だという事ですよね。真珠をネックレス等に加工する時に小さな穴を空けますが、この時に出てくる真珠粉を利用するのですから。。。。

真珠層が肌に良いのか悪いのかも知らず、「パール石鹸」為る物が世の中に有るので作って試してみたいとう事からスタートしたのですが悩みが出てしまいました。


悩みの種は水酸化ナトリウムとカルシウムが化学反応すると水酸化カルシウムが出来る。要するに石鹸の中で消石灰(運動会の白線)が出来てしまうということなのです。

又もや難しい「モル計算」が出てきてしまうということです。

簡単に言えば、脂肪酸と苛性ソーダを結合させ脂肪酸ナトリウム(石鹸)を作ろうとしているのに、カルシウム(真珠粉)がある為に苛性ソーダが無駄遣いされ水酸化カルシウム(消石灰)が出来てしまうということなのです。


鹸化率が低過ぎる石鹸!と言う結果になりますね。


と言う事で、

① 真珠粉30gが何グラムの苛性ソーダを無駄に使うのか?ということが計算できずに困っているのです。(追加すべき苛性ソーダ量は?)

② 真珠粉溶液は撹拌の最後に入れたら良いのか否か?ということも悩んでいます。


●既に9バッチの自称パール石鹸を作りました。鹸化率は従来の90%とし、真珠粉が消費する苛性ソーダの量は追加していません。


1.最初の3バッチは油にソーダ液を入れる前に真珠溶液を投入。

2.二回目の3バチはトレースの中間時位で投入。

3.最後の3バッチはトレース完了後に投入。(この方法が良いのでは?)

と3種類の実験をしています。


この9バッチは未だ人体実験が出来ていないので、どの方法が良いのか不明です。


この悩みを解決して頂ける方は居ませんか?


宜しくご指導戴きますよう御願い申し上げます。