11月作品は完了しているのですが、写真撮影が出来ていません。m(__)m


何れにせよ、SHSC会員宛の報告を先にしなければ成りませんが、作品公開の前に漢方生薬である甘草の効能についてご紹介しておきます。


と言うのは、11月9日にUPした「甘草+冬虫夏草石鹸」を解禁し昨夜試用してみました。使い心地が良いのですヨ。そして口に泡が少し入ったら、『甘~い!』のです。口に入っても甘い石鹸の誕生でした。


細かい事は写真と共に後程公開します。

それまでの間は以下の記事を読んで置いて下さい。

では又。



生薬 甘草 について

生薬の王様と言われる甘草はマメ科の植物であり、甘み成分であるグリチルリチンは砂糖の250倍という甘さがあり、醤油・漬物・佃煮・ふりかけ等多くの身近な食品で多く使用されています。

甘草の歴史は古く、4千年も前のハムラビ法典にも記録されているということであり、ツタンカーメンの墓からも多量の甘草が発掘されているそうです。又、古代ギリシャ文明下でも記録が残っており、喘息・咳止め・のどの渇きにも効果があると言う事です。甘草は中国だけで使用されていたということではなかったのです。

この様に大変古くから甘草が利用されてきた最大の理由は、人が何よりも避けたい痛み等の炎症作用に甘草が効果あると言う事を経験的に気づいたと言う事なのでしょう。

現代科学の調査では、非ステロイド抗炎症薬に良く似た成分が甘草にある等、甘さの元となっているグリチルリチン等の甘草エキス成分が科学的に検証されています。甘草エキス成分の中で更なる注目が集まっているのは、女性ホルモン様作用を持つクメステロールであり、大豆イソフラビンよりも強力に更年期障害や骨粗しょう症に効果ありと言う事です。又、グラブリジンと言う成分は強力な美白作用を持っているということです。

甘さの元となっているグリチルリチンはアレルギー疾患者の免疫応答性を改善する作用があるということで、花粉症に伴う諸症状対策にも効果があります。

PS:ピロリ菌に対する薬効も非常に高いということです。


* 本情報は全薬工業の寺田基礎研究部長の資料から抜粋しました。