読者となって戴いている方の殆どが手作り石鹸を作ってる方だと思うのですが、何故石鹸を作られるのですか?と言う質問をします。
私の石鹸つくりの切欠は、以前にもお話しましたが髭剃り負けから始まった毛濃炎でした。
手作り石鹸の泡が良いよ!
自分好みの香りに包まれたお風呂は最高!
保湿感が全く違う!
等の理由だけなのでしょうか?
今回は手作り石鹸だから「子供時代の肌が蘇る」という話をします。
若年層の方は皮脂過剰により額や鼻周りの毛穴が目立つとお感じの方も多いと思います。又、加齢が進行(失礼!)するに従い、肌の水分量が減少しハリが失われる事で頬等の毛穴が目立ちやすく成ります。
子供時代の肌と全く違う状況に成ってしまったのは、全て毛穴が違うというご感想をお持ちでしょうか?
毛穴が目立つようになると、お化粧代も相当掛かる事となり化粧品会社だけが繁盛します。
しかし、手作り石鹸で無駄な化粧品は買わなくても済むということにチャレンジしてみましょうヨ。
私の毛膿炎も毛穴にばい菌が入り込んだ物ですが、強烈なばい菌が入らなくても、皮脂が詰まった毛根は痛んでいるのです。
毛根内部には皮脂を出す穴皮脂腺があります。皮脂は皮膚の保湿・雑菌の侵入防止等大変重要な物です。
しかし、毛穴に空気中の汚れが皮脂と共に詰まったり、充分な洗浄が成されず皮脂が毛根内を塞いでしまった状態を放置すると、毛根内部の細胞も、上部のすり鉢の様な部分の細胞も異常変型細胞と成ります。イボの様な細胞となり膨れ上がります。皮膚細胞に常時強い刺激が与えられた結果です。
この状況になても、皮脂線は皮脂を出し続けながら異常細胞が毛穴出口を塞いでしまう事となり、男性の頭皮では脱毛も起きますし女性では毛穴が目立つと言う事になります。
この様な状態に成る前の肌のお手入れとして手作り石鹸が威力を発揮する事となるのです。
「水と油は仲良くない。油は油しか溶けない。」
皮脂は油でなければ落とせない。だから皮脂落としは石鹸でなければダメと言う事です。
皮脂の主成分はオレイン酸やパルミトレイン酸が主成分なので、石鹸の主成分である脂肪酸ナトリウムのオレイン酸等が活躍してくれますし、タップリのグリセリンも大活躍なのです。
(勘違いはダメ!;タップふわふわの泡が毛穴を綺麗にするのではありません。泡は油で溶かし出した汚れを包んで水と共に流す為の単なる汚れ袋なのです。)
毎日余分な皮脂を手作り石鹸で洗い落とし、綺麗な毛根を維持する事が子供時代の肌を取り戻す秘訣であり、自分の肌に有った保湿性をキープする石鹸が「マイソープ」だという話でした。
ここで問題です!
毛穴の掃除は出来たが開いてしまっている毛穴の修復は??
開いたままの毛穴ではキメの乱れた肌のままです。
開いた毛穴の収れん(引き締め)方法については次回と致します。