今年の中国の中秋節は9月23日です。(中国国務院通達で22日~24日まで中秋節休暇です。)

中秋節はご承知の様に旧暦(農業暦)の8月15日ですので、毎年中秋節の日は変わります。

中国のお正月である春節も同じく毎年変わりますが、60年(十二支の考え方)で一回りして元の月日に戻ります。(60年後の中秋節は9月23日ということです。)

中秋節は日本では十五夜であり、日本の十五夜はお団子(お饅頭と言う習慣も地域にはある)とススキといいうことになりますが、中国では月餅のみです。

月餅は贈答品としての扱いだけになってしまっていますが、取引先へ大量に配られるというのが圧倒的需要です。市内のスーパー百貨店の店頭は月餅だらけです。

中秋節に月餅を石鹸の代用品として使用するということは有りませんが、食べきれない位プレゼントされます。本当に困った物です。

全ての月餅には大量の油が入っており、小麦粉と油で混ぜた粉菓子なのです。

数年前からアイスクリーム月餅などというへんてこな商品も出ていますが今一でしょう。

通常の月餅にはあんこが入っていますし、栗が入っているものも有りますが、全て甘すぎ!と言うことで酒飲みにとっては大変な食べ物です。


石鹸ブログというタイトルで何故月餅か?と言う事ですが、実は今年の中秋節である23日に手作り石鹸教室を2名の生徒さん宛てに開く事になっています。


現在上海手作り石鹸友の会会員数は10名ですが、10名中3名が奥様orお嬢様がアトピーでお悩みというお父さんが教室を卒業し石鹸作りに励んでいます。

今回の2名もお嬢様がアトピーというお父さんと、ご自身がステロイド肌でお困りの女性です。

オイルの種類を適切に選んで石鹸を作れば刺激も無く肌を活性化させることができる石鹸が出来るのです。


趣味で人助けが出来る身分は最高だと思います。

おせっかいと言う言葉も有りますが、石鹸を作られている方が自作品をプレゼントしながら石鹸作りを伝播していると言うのがこの世界であり、趣味を越えた喜びが生まれる世界です。


技術系でもなく、製造業に関るわけでもなくという人の方が深く埋没する石鹸の世界だと思っています。


完全手作り石鹸(100%天然オイルだけ)という商品を売っている店を見つけるのは大変ですが、ご自身で作るのはとても簡単であり、誰にでも出来る大変(^u^) 小物です。

最近上海でも多くの石鹸屋さんを見かけるようになりましたが、全て脂肪酸を分離製造した合成石鹸ですのでお間違えないように。