いつも街歩きが多いので、たまには自然の中に溶け込んでみました。
ここは神奈川県にある大山です。
最寄り駅は、小田急線の伊勢原駅が一番近いでしょう。
バスに20分程揺られて、麓のケーブルカー駅までやってきました。
途中の参道では、イナゴの佃煮なども売っています。
ここのケーブルカーは、数年前に新型の箱に置き換えになりました。
以前の箱は、カエルの様な可愛い顔でしたが、新型は現代的なキリリとした顔つきになっています。
唯一の途中駅で、上下線を交換させて大山の中腹まで乗せてもらいました。
この場所に阿夫利神社があります。
その昔、日照りが続き雨乞いをしたそうで、漢字は違いますが、雨降り神社として名高いそうです。
ここから山頂までは、神社を中心に、2つのルートがありますが、私は右周りの展望台経由で挑みます。
こちらのルートで登るのは、キツイ事を意味します。
最初は呑気に木々や風景を見る余裕がありましたが、所々で崖崩れの箇所があり不安になりました。
ようやく展望台に到着して小休止。
ガスっていましたが、上着を脱ぐ位に暑くなってきました。
水分補給をして山頂を目指しますが、坂がキツくなり、下山する人々とすれ違うために、信号停止の機会が多くなります。
このルートを登る人は、自分も含めて、5人程だったと思います。
その反面、下山して来る人達には、200人位とすれ違いましたので、このルートで登るのがいかにキツイと言う事ですね。
ようやく山頂に着き、眺望を堪能出来ました。
後は日没前に下山です。
下りはヤビツ峠バス停方面に決めていました。
登りは苦痛でしたが、下りは楽勝ですとはいかず、膝が痛みガクガクしてきました。
おまけに冷たい風が吹いてきましたし、前からも後ろからも人が来なくなって不安になってきました。
電波も届かないここで、一夜を過ごすのかと思う様になりましたが、木の枝を見つけて杖代わりにして、どうにかこうにか下山する事になりました。
林道を走るバイクの音や建物が見えてきた時は、ほっとしました。
自分の体力の変化に気付いた体験でした。
山を舐めたらいけませんね。
しかし、自分が下山する前に、山頂目指してすれ違った若者は、日没前に下山出来たのでしょうか?
それともあれは、この世の人間では無かったのでしょうか?。