中国の解放軍報はこのほど、衆院選で自民党が大勝したことに対し、安倍政権の「福」と「災い」と題する記事を掲載した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。(写真は「CNSPHOTO」提供)
■「安倍晋三」写真特集
**********
安倍氏はさまざまな面で強硬姿勢を示しているが、政権運営ではそのほかの可能性が存在する。安倍氏は実務的な政治家であり、総選挙の強硬な発言は主に票集め、右寄りの有権者の支持を集めるための手段であった。
実際の政権運営において、安倍氏は野田内閣の尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題の失敗、中国からの強い反発、日本の利益への影響、外交面でかつてないほど受動的な立場になった事実を考慮し、日中関係の好転を促さざるをえない。この点について、安倍氏は健全な「遺伝」を持つ。
安倍氏の父、安倍晋太郎氏は1980年代に日中友好に貢献しており、安倍氏本人も1度目の首相就任時に中国を初の外遊先に選択し、小泉氏の靖国神社参拝で悪化した日中関係の改善に対して重要な役割を果たした。
安倍氏は総選挙後、「中国は日本経済の発展と成長に対して欠かすことのできない存在だ」と強調した。これは安倍氏が尖閣諸島等の問題で強硬な立場を維持するが、日中関係の緩和を願っており、中国経済発展からの恩恵を受けようとしていることを示す。
政権交代、政局混乱は日本の政界で常態化している。しかし過去を振り返ると、首相が誰であれ、日本政府は歩み寄りと隣国の尊重を重視しており、日中関係に対して利益と安定という「福」をもたらしていた。しかし強硬的な姿勢をあくまでも維持し、外部勢力を利用し中国を抑制し、東アジア諸国の政府を牽制し極端な方向に導くならば、自国と周辺各国に災いをもたらすだろう。
日本側の発言に耳を傾けると同時に、その実際の行いを観察する必要がある。今の日本には危険に向かう予兆があるが、周辺諸国との関係緩和のチャンスにも直面している。何を捨て何をとるか、政治家の家庭に生まれた安倍氏は、これを慎重に選択する必要がある。(完結)(編集担当:米原裕子)
関連記事
広島から福岡まで、昼行バスまたは夜行バスで片道いくらぐらいでしょうか?
NTNが急反発、投資判断の2段階引き上げで買い人気化
今年のガキ使を1~5点で表すと何点でしたか?
新幹線の事で質問です。N700系では富士山が見えるとテレビでいっていたのですが...
東京全力少女のうららと家政婦のミタのうららは、偶然の一致ですか?スタッフの誰...