よく手入れ された墓地には ワラビあり…©

少し早いかもしれませんが、ワラビの時期になりました。

ツクシやヨモギなどの山菜採りは、どこに生えるかを知っていることが肝心です。

ワラビは日当たりを好むので、手入れされた墓地に多いのです。

かと言って縁もゆかりもない寺に入り込むのはよほどの度胸がないと実行できません。

ワタクシは、山すその共同墓地へ時期になると出かけます。

ワラビを採りながら、日清日露の戦死者の無念を考えることもあります。


電話かと 起きればホホケ ケキョと鳴く…©

スマホには営業電話がよくかかってきます。

寝転んで本を読んでいる時にスマホが呼んだので起き上がると、近くの椿林からの、ウグイスの下手な初鳴きでした。

まあ挨拶代わりなんでしょう。

 

サクラ見る 人の中にも 嘘がある…©

ちょっと複雑な句になりました。

早咲きの河津桜(カワヅザクラ)が満開です。

西日本では既に散っているかもしれません。

ワタクシはサクラと言えばヤマザクラと決めています。

京都では山桜が3月下旬から4月上旬、ちょうど学校の入学式に満開になります。

河津桜はそれより1か月ほど早く咲くところが、近ごろ人気を集めている理由でしょう。

園芸品や外来種を喜ぶのは自然を愛することではありません。

琵琶湖のブラックバスを喜ぶのと同じゲテモノ趣味です。

上の句の「嘘」はワタクシの心のことです。