先週に続いて三十一音詩歌でイロイロな色を考えます。


真っ赤なホオズキを金色の大皿に盛り、

         祖父の仏前に供えた…©

祖父は9月9日に亡くなりました。

生まれて生きただけの一生でした。

金色と赤はよく合います。

だから思いっ切り豪華に飾ったつもりです。


赤い鹿児島切子の花瓶に

   真っ青な紫陽花の花を活ける…©

月命日の飾りです。

最近の花屋さんには冬でもアジサイはありますが、お値段も立派なので、手ごろな、

しかしできるだけ派手な花を使います。

切子=きりこ。


夕陽が海にとけ合う前に放つ

      血のように赤い光を見よ。…©

30年ほど前に、自宅から100mほど離れた高校体育館が燃えた時も、夕方なので同じような色だったと記憶しています。

こーゆー時に、アルチュール・ランボーなら「C'est la mer allée Avec le soleil.」てなふうにつぶやくのでしょうか。

祖父の叔父はフランス語も使えたと聞いています。