日曜日はイロイロ。

なのでアルチュール・ランボーの「Aは黒、Eは白、…母音たちよ…」の真似をして考えました。

が、彼ほどの深みをワタクシはもたないので、ひとまず「白」について語ります。

三十一音詩歌です。


ロールスロイスを運転するのは

     白い服を着せられた奴隷だ…©

黒人奴隷です。

運転席と主人の乗る後部座席はガラスで仕切られています。

運転する男は、ひょっとするとあなたかもしれません。


赤いチューリップ畑の中に

     一本の白い花が咲いている…©

チューリップ球根栽培農家では、色違いはすぐに抜き捨てます。

捨てられる1本、これがワタクシです。

世間の多くの人の考えにカンタンに賛成せず、自分で考え、行動するので、いつも損ばかりしています。


髪にクチナシの白い花を挿(さ)して

       汚れた東京の街を歩く…©

1点の汚れもない白い花、気高い香りをもつクチナシは、ワタクシの好きな花です。


風のように爽やな伯父の真似をして

       白いカンカン帽を買う…©

別にカンカン帽でなくてもかまいません。

でも野球帽でなく、hat=縁(ふち)のある帽子であってほしいのです。

 

結局「白」は、あ・い・う・え・お、のどれになるのか明日からまた考えます。