人生都々逸とでも名付けましょうか。
赤いルビーを/見つめていれば
/こみあげてくる/殺意の血…©
宝石貴金属にはほとんど興味はありません。
大昔、銀座和光でかなり大きな濃い赤のルビーを見た時の印象を(短歌にしたかったのですが)都々逸にしました。
パパの病気は/ガンだと知った
/幼児の絵馬が/風に鳴る…©
絵馬は今日のように乾いた北風が吹くと、軽やかに揺れて、澄み切った音をたてます。
きっと幼な子の願いはかなうでしょう。
生まれてすぐの/子ネコのように
/大安心の/時を追え…©
自分にもそんな時期があったのだとはとても考えられません。
生きることの喜びにあふれていたはずなのに……。
大安心=だいあんじん。