夏帽を さらっていった ビルの風…©
思わぬ突風に、手ぬぐい兼用の夏の帽子が飛ばされて舞い上がりました。
すぐ前の、お稽古帰りの舞妓さんも裾を押さえていました。
母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?(西條八十「帽子」より)。
頬を打つ 五月の風に 意味を聞け…©
風に向かって翼を広げ、飛び立とうとするアルバトロスの若鳥に、17歳の自分の姿が重なります。
遊郭の 裏に句碑あり 風薫る…©
何かの句会で佳作に選ばれました。
今ではアルバトロスどころかカラスかトンビになって毎日 飛び回っています。
元禄2年3月27日(グレゴリオ新暦1689年5月16日)、松尾芭蕉は河合曾良と一緒に、江戸深川の芭蕉庵を出発して、奥の細道を巡る旅に出発しました。