JR西日本は12年度にも、JR大阪駅構内の1階に約4500平方メートルと西日本最大級の「駅ナカ」施設をオープンする方針を明らかにした。スーパーやコンビニ店、弁当売り場など旅行・通勤客らが日用品を手軽に買える「駅ナカスーパー」を想定しており、百貨店と専門店街で構成する「大阪ステーションシティ」を補完する計画。


 11年3月に閉店した後、空いていた桜橋口(西口)の商業施設「ギャレ」跡地につくる。スーパーやコンビニを中核とした小売店を設けるほか、弁当や総菜、土産物、旅行代理店などを集約する。JR西の駅ナカとしては、宝塚駅(約830平方メートル)や、新大阪駅(約440平方メートル)を大きく上回る最大級の規模。


 JR各社の駅ナカビジネスとしては、JR東日本が07年、立川駅(東京都立川市)に全国最大級の1万1500平方メートルに98店舗を集めた「エキュート立川店」を開業させて集客に成功している。


 開発に伴い、駅南口の旅行代理店などがある仮設店舗「トラベルコート」、飲食店などがある仮設店舗「フロートコート」は撤去する。跡地をタクシー乗り場などに整備し、駅南の玄関口としての機能を高める。


毎日新聞 2012年1月3日
http://mainichi.jp/kansai/news/20120103ddn001040005000c.html