事業着手が足踏みしていた東大阪市長田駅前の再開発が、いよいよ始動する――。


 東大阪市の表玄関となる長田駅の駅前空き地1.4haに、ショッピングモールの(仮称)フレスポ長田が進出することが明らかとなった。鹿島建設の設計・施工で11月に着工し、北棟を来年4月末に、南棟を7月末に竣工する。


 同地は、かつてドーム型ゴルフ室内練習場やインドアテニススクール、飲食施設として暫定利用されていた空き地で、大阪府の第3セクターである府都市開発㈱の所有。施設撤去ののち18年に事業者募集を行い、いったんは東急不動産を事業者として選定したが、その後の経済情勢の悪化などで同社が事業計画を断念。昨年実施した2度目のコンペで大和リースが事業者にまとまり、ようやく具体化にこぎつけた。


 建設場所は東大阪市長田中2-1、21-3(南街区)、44(北街区)。敷地は北街区7407.04㎡と南街区6521.99㎡の2区画に分かれ、北街区(北棟)の開発を先行する。北棟は鉄骨造り3階建て建築面積5089.34㎡、延べ床面積8930.91㎡の規模で、11月に着工し、来年4月30日に完成、施設オープンは5月30日。南街区の南棟は、鉄骨造り3階建て建築面積5901.64㎡、延べ床面積7686.43㎡の規模で、来年2月の着工、7月31日の完成予定。駐車場は計296台(北棟206台、南棟90台)、駐輪場は計925台(同520台、405台)を整備する。