ロバートの出会った人々 -2ページ目

ロバートの出会った人々

人との出会いはそれだけで財産。いろんな人がいて、そして私がいる。

その65歳の老経理マンは新任の経理マンをなんでいじめるん
だろうと思っていました。

自分の後進を厳しくも温かく見守って道をゆずればいいの
にと・・・

その老経理マンは近々退職するんです。そのため新米の
経理マンが来たわけなんですが、その老経理マンはいじ
めもですが、皮肉も一杯いう訳なんです。


「私がいる間は私流でやりますからね」
 これはこれでまだ良いとしても

「前にも言ったじゃないですか、私は二度いう
 のは嫌いなんですからねって。」

「これからは任せますからね。もう教えなくても
 大丈夫なんでしょうから。」

「大丈夫ですか。もう何にもいいませんからね。」

「だから言ったでしょう!」

「そういう言い方はため口っていうんですよ。」

「そう言い張るんですね。」などなど

文章に書くとニュアンスが今ひとつですが、見下す
感じがでませんね。

まあ、それはそれで私の文才がないということで
すが。

それで、この新任経理マンが皮肉といじめで顔を
真っ赤に
しているんです。私が彼の前の座席にいる
わけで、その顔色の変化がわかるんです。

彼からの悩み相談で、私なりにこの老経理マンの心理を
分析
してみたんです。


  部下いじめは幼いころの母親からの愛情不足なので
  はないか。

  山歩きが好きと言うのは現実逃避とともにストレス
  解消のためのものだと。まあ、これはOKですが。

  彼は経理が長いので、基本的に愛想がないです。だから
  家庭内でも敬遠されているようです。仮面の夫婦みたいに。
  だから、会社ではせめて、尊敬され尊ばれたいんだと思い
  ます。

  敬意を払わないと怒ります。これは誰でもですが、
  高齢者になると特に経験という実績があるわけで
  すから、自信があるわけです。だから敬意をもって
  接しないと皮肉が始まります。

  高齢者の特徴として、直ぐにしないと怒ります。
  言ったことを直ぐやることで”安心”したい訳
  です。後でやるのは忘れ防止でもあるんですが、
  直ぐにやってくれないと”不安”だからなん
  ですね。


わたしも高齢者と世間で言われる年代に入りまし
たんで、この老経理マンの気持ちもわからんわけ
でもないんです。

わたしも新任の経理マンが入る前はずいぶん私に対して
皮肉をいわれましたね。

高齢の彼を見ていると、皮肉を言っている時は
ほんと何様だと思ってるんだ~と思うけど、分析を
すると可愛そうな方です。

可愛そうだけど、そんなこと言うと彼ならこう言う
でしょうね

「わかったような口をきかないでくれますか」ってね。