11月某日。
仕事関係の男性二人と『女の本音』について語り合った。
男性A  50歳
男性B  28歳

『あのさぁ、女の子同士って、すぐこれカワイイー!
とか言うけど、あれってホントにカワイイと思ってんの?』

って聞かれた。

わたしの答えは簡単。

そういう場面に出くわした場合……無言。
なぜならば、単に答えられないから。

誰かが「カワイイ!カワイイ!」連呼してくれるのを待つ。

だいたい、大袈裟に言う女が一人はいるものだ。

だいたい、女の子が言うカワイイは85%が嘘だとわたしは思っている。


三姉妹として生まれ、小学校以外は女子校に通い、

その反面、男しかいないサーフチームに所属し、

男女共学とはまた違う、
『女だらけ』『男だらけ』の世界の中心に長いこと属しているわたしは、

女の『カワイイ』や『スッゴくいい子』みたいなものが、まったくアテにならないサマを見てきた。

(男がそこにいる場合は、更にアテにならない 『かわいい』が加速する)


『すっごくカワイイから』と言って、飲み会に連れて来られた女は、すっごく普通だったし。

『深田恭子に似てるよ』って言われて見せられたプリクラの女は、イニシャルが『F.K 』なこと以外、深田恭子と似ているようなところはなかった。


『とにかくめちゃくちゃかわいい女の子なの…』 
って連れて来られた女の子がかわいかった試しがない。


やはり、女のカワイイは85%は盛られているに違いない。

そして、自分よりカワイイ女の子を連れて行かない。会わせない。


男性A 『でも、女がいうカワイイと男がいうカワイイって、違くない? 』

ゆ 『だーかーらー、その場に誰がいるか? 気になる男がいるか? で、女は答えが変わるのよ。
カワイイと思っていないのに言ってみたり。要は、その女が気に入られたいんだね 。アピールのひとつ。ホントじゃない。』

だから、わたしは女のカワイイ発言には無言になる。

男性B 『でも、それ、頑張ってる感があっていいじゃないですか!? 』

ゆ 『Boo !  Bくん、貴方、いつも自然消滅に持っていかれるでしょ。』

男性B 『そ、そうです! えっっ? あと……』

ゆ 『で!?』

男性B 『実は今、5人くらいの人が僕のこと気にしているみたいなんですよねー!』

ゆ 『で!?』

男性B 『その中に好きな子がいるんですけど、もし僕の勘違いだとしたらその子にはいけなくて。今のままの方がいいのかなって 。』

ゆ『……めんどくさい。フェイドアウトの音が鳴るのが本当に聞こえてきそうだ。』

男性A 『じゃあさ、ユーコさんは芸能人でいうと誰がカワイイと思うわけ!?』

*芸能人でいうとーーで、もう疲れた。

ゆ『若い子だったら土屋太鳳と広瀬すず。』

AB 『おおー! 普通ですね!』

ゆ『だって、さっき土屋太鳳と広瀬すずって話してたじゃん。聞こえてたよ。』

AB 『……。』


だからわたしは、男性のいる前での『女のカワイイ』はあてにならない……と思う。

ホントじゃない。

85%は盛っている。

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