“ふつー”になりたいと思ってた。
人の気持ちだって
わかるようになりたかった。
だけどどうあがいても
“そう”はなれなかった。
“ふつー”の人間
それって何だろう？
私にとっての“ふつー”
誰かにとっての“ふつー”
“ふつー”はあるようでない
ただの概念
それに振り回されるのは
やめることにした。
“ふつー”という
実体のないものになろうとすると
自分がどんどん薄くなる。
生きてる実感が
どんどんなくなっていく。
やっと見つけたと思った“ふつー”も
時が違えば、相手が違えば
役に立たない。
いつまで続ける？
続けたって苦しいだけ。
自分を苦しめるのはやめて
自分を楽にしてあげよう。
私の“ふつー”は
誰かの“異常”
誰かの“ふつー”は
私の“異常”
異常な私に許可をして
ふつーな私にも許可をする。
全てに許可を
深い許可を…
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