メモリー…番号…記憶…存在証明…何度もかけようと思っては 勇気がたらず あと一歩が押せずにいる 携帯電話のあなたのメモリー。こんな夜更けに電話してもいいですか?あなたに何から伝えればいいですか?…幾度となく 繰り返す 何度も 何度も 繰り返す ためらい 戸惑い 押せずにいる あなたのメモリー… 一人ぼっちの部屋 あなたが嫌うブラウン管もついていない 無音の部屋で 僕は 導線が切れた カラクリ人形のように 微動だにせず 雨音を聞きながら 携帯電話を眺め思い出している、愛しきあなたのメモリーを……