安倍元首相が宗教がらみの私怨により凶弾に倒れました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

安倍元首相の国葬を行うと岸田首相が決められました。

私は国葬について反対です。

 

理由の一つは、北日本の水害による被災状況です。

これからのことを思うと「税金の使い道の一つ」が国葬でよいのか…と思ったのです。

今後、雨が上がったら復旧をしないといけません。

道路が寸断されていたり、堤防が切れていたり等々、税金をつぎ込んで早急に復旧しないといけない状態だという事実です。

国葬に何百億円もの多額の税金をつぎ込むのではなく、復旧につぎ込んでいただきたいのです。

日本は自然災害大国です。

人々の暮らしを守ることは国会議員が行わねばならない大切な仕事だと私は思うからです。

道路が寸断されて食料も手に出来なくなっている孤立してしまった所もあるようです。

是非とも税金は復旧に使っていただきたいのです。

 

そして、私が反対する理由の一番は「国葬についてルールが決められていない現状」です。

国民栄誉賞も同じなのですが、時の首相が「する」といえば「する」のが国葬と国民栄誉賞授与です。

国会で「どういう人を対象にするのか」ということを決めていないから、時の首相の思い付きで税金を使うのです。

安倍元首相が国葬で、佐藤元首相(佐藤栄作)は国葬でなかったことも不思議です。

佐藤元首相は賛否両論がありましたが、ノーベル平和賞を受賞されています。

私はこの差が分からないのです。

首相が支持率が低くなった時に「国民栄誉賞」を誰かに授与し、ある特定の団体や支持者の支持を得るために「国葬」を行なうとするならば、それは間違いです。

このような疑念を生じないように国会でしっかりと「どのような人」を対象にするのか決めてほしいのです。

国民が理解しやすいように説明をしっかりして、「国葬」「国民栄誉賞」の対象者を決めてください。

それが国会の仕事だと私は思います。