12歳の頃、母に連れられ受診した病院は、今でも、名前を覚えている。それくらい、衝撃的で忘れられない出来事だった。
その頃わたしは、登校拒否児だった。何にでも後から思えば元を正せば小さな理由から、始まるものがある。そして、それは、1つの出来事では、なくて、いくつかの重なりが大きくしてしまうものだった。何十年とたってから、冷静に、分析できるのだけど。バスと電車を乗り継いでたどり着いた場所は、精神病院。
今なら、巷に溢れている心療内科も40年以上前にはまだ、見当たらなかった頃のお話。
なんだか、脳波とか、心電図とか、とって、その後親子で問診受けて、異常もなかったように言われて、一日を無駄にして、帰路についた気がする。6年間の小学校のうち、4回も転校したら、おかしくなるやろう。転校ってすごいストレスになるんやから。元から、そんなに、積極的な方でもなかったから、友達作るのしんどかったなあ。もし、今もどこかで、学校に行けない子供がいたら、言ってあげたい。無理して行かなくても、どうにでもなるからねって。