鯉料理屋で私たちが注文のときボケるのは、ウェイトレスが超美人だったからです。彼女のケタ外れのドS顔と、チーターのようなアグレッシヴな体つきは、私たちにとってはファラオの呪いでした。2回ボケたのに、2回とも笑ってくれず、冷たくあしらわれました。私は、マゾヒストではありませんが、冷たくされると燃えるタイプであり、吉野氏は、寛大で超ドMなので、意見は一致し、彼女を氷結の天使と呼び、口説く作戦を企てました。次来た時私は、得意のノンバーバルコミュニケーションで頬の詰め物を取った宍戸錠で攻め、吉野氏は、イタリアのサラミをプレゼントする作戦に出ます。帰り道、氷結の天使になら、いくら貢いでもいいし、だまされてもいいなぁと2人で冗談を言ってましたが、数ヶ月後、氷結の天使に私たちは、本当にだまされてしまいます。これが、私にとっては一回目の結婚詐欺になるわけです。

千石先生