🌸つむつむブログ 全体の目次No.2🌸https://ameblo.jp/5717-8507/entry-12800733550.html 

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🦷「申し訳ないけど、やっぱり採血するね。ごめんね」ってこう言う事かぁ😱🦷
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⚫︎心身弱いとねぇつむつむ
⚫︎ある日突然死ぬかと思った。
第11話 「ナースコール、手が届かにゃ意味がにゃい &やっと病変確認」



連日、他科受診と検査が続くうち、血液検査の炎症症状のデーターが少し下がってきた。

それでも痛みは一進一退だった。
ただ痛み止めの点滴が少しは効く様になってきた。
本当に嬉しかった。

とは言え、口が開きにくい。
滑舌が悪くて話しにくい。
噛む力が弱い。
噛むと下の歯全部が痛いので、中々食べられない。
下顎がとにかく痛い。
等の症状は継続していた。

身体全体がふわふわしてて、座位をとるとふらつくようにもなった。

そんなある朝。

食後の歯磨きをしようと洗面所に行ったら、目の前が急に真っ暗になり。同時に動悸と冷や汗が吹き出した。そして吐き気まで出てきた。
やばい!倒れる!
そう思った私は、洗面所に置いてた歯ブラシ等を、ガサッとまとめてつかみ、ベットに急いで向かった。

たった5、6歩の距離だったが、3歩目で床に倒れる寸前まで体が沈んだ。
私は超潔癖症なので
『あかん!床汚い!』
と思い、最後の力を振り絞り、何とか踏ん張ってベットの足元に飛び乗った。

腰が抜けたような格好で、何とかベットの足元にたどりつけた。
しばらく動けず、動悸と冷や汗と吐き気が止まるのを待った。


本当なら入院してるんだから、こんな時こそナースコールを押して看護師さんに観てもらわなあかんのに。
ナースコールが頭の方に置いてたので、手が届かなかった。
まぁラウンドの時に気がついてもらえるかな。じっとしてたら治まるだろうし。
と私はそう思った。

思った通り、動悸等はゆっくり治まってきた。
ベットの足元だったが、這い上がり、丸まった形だったが、全身を横たえる事が出来た。
するとかなり楽になった。
私は
『何故こんな事が起こったのかな?起立性貧血かな👀』
と、昔取った杵柄(元看の知識)を使い考察してみた。
そういえば、昔似たような症状で、夕方の市役所で倒れ。まったりしていた役所の人達にを 右往左往させた事があった。

その時は引越し直後で
昼夜逆転的に荷物整理をし、
薬やご飯をほぼ飲まない状態だった。
ちょうど統合失調症が出る直前だった。
引越しの手続きの期限が迫ってて。
時計みたら16時40分だった。
私の家から市役所は、急げは10分で行けた。
ので「今行くしかない」と思ったのだ。

ちなみになんも食べてなくて。水分も少ししか飲んでのなかった。

私は、流石にそれはまずいと思い。目に付いたチョコレートと水を、さささっと口に入れた。
そしてチャリで市役所に向かった。

それまでじーっと座って、少ししか体を動かなず荷開ききてたのに。
いきなり、チャリ🚴‍♀️にまたがると、全力疾走して市役所に向かった。

こんな事したら、そりゃしんどなるわ。山の遭難事故かぃΣ\(゚Д゚;)と今なら思う。

信号に引っかからなかったから、多分8分で着いたと思う。
つまり16時48分。
修業まであと少しの、いやーな時間。
守衛さんが、じーと睨んでた。
言われなかったけど、何となく⋯もっとはよ来いよと言う言葉が飛んで来そうな雰囲気だった。
まぁ仕方ないな、私遅かったもん。
ちゃちゃっと済ませて帰ろ⋯と思った。

チャリ🚴‍♀️置いて、市役所に入る。
までは、全然元気だった。
が、市役所の建物に入る途中から
「あれ?なんか耳がキーンってする。あれれ部屋くらい。真っ黒や。あれ?冷や汗出て止まらへん。グラグラして動けない。動悸激しい。吐きそう」と思うと、くらくらしながら、惰性で前に進んだ。

カウンターの所に手を置いたら、足元から崩れるように力が抜けた。
吐き気はさらに酷くなって。
誰かが持ってきてくれたゴミバケツに、吐いた。
けど茶色いのんしか出なかった。当たり前やけど、私はチョコと水しか口にしてないし。

最初私を見てた守衛さんが
私がへろへろとしゃがんだのをを見て
「大丈夫ですか?😱」と慌てて声をかけてくれた。そして役場の人に
「この方しんどそう!大変や!」
と大きな声で言った。
するとそれまで知らん顔してた 他の役場の人達が。
普段 自分の管轄の事しかしない役場の方が(超失礼😅)慌てて数人出てきてくれた。
私に
「大丈夫ですか?救急車呼びますか?なんの書類がいりますか?」
と聞いてくれた。
救急車は、行っても私が不摂生したからこうなったとバレるし。怒られるから
「少し様子見す」
と小声で答えた。

書類は、私が不調を落ち着けてる間に、部署の違う役場の人達が一斉に動いて、必要な書類を5分くらいで揃えてくれた。
私はあんなにサクサク動く役場の人達を、初めてみた。

あの時と似てる?と思いつつ、ゆっくり呼吸をして休んでいた。

そうこうする内に、日勤の看護師さんが回ってきた。
私はあった事を話した。
看護師さんは(やはり)厳しい顔をして
「そんな症状が出た時は、コール押してください!あとで言われても分からないでしょう!!何のために入院しるんですか!!」
と怒られた。
ごもっとも。
ので、私はナースコールがとどかなかった事を話し、謝罪した。
看護師さんは、「ちっ!」と言うと 、雑い扱いでナースコールを足元まで引っ張って、投げるように置いて、無言で出ていった。
『怖っ。そこまで怒らんでええやん』
とこっそり思った。
私は元看だから、看護師さん&医師の性格のタイプが、何となくわかる。大抵は、瞬間湯沸かし器の人が多い。たまに優しい看護師さんがいるが、その人は詰所で瞬間湯沸かし器型の看護師さんに厳しく注意されてる場合がほとんどだ。

しんどい時にコールしなかったのは私が悪いけど。
舌打ちしながら、グイグイとナースコールを引っ張って、足元でも位置に置き。
何も言わず退室していく看護師さんに、正直むっとした。けど言っても変わらんし。まだしんどかったから、私は何も言わなかった。


私は元看であると同時に、心身が弱いから、入院する事も多かった。
その時は、看護師さん達に気を使わせるのが嫌で、大抵元看だった事は内緒にしていた。

そんな経験があるから、看護師さんの仕事の内容と、それを何時までにしなあかんのかとか、申し送りは何時からとかが、説明されなくても看護師さん達の言動で透けて見える。
ちなみに主治医の訪室のタイミングとかも、何となくわかる。

看護師さんになる人は、心身ともに健康な人と暗黙の了解で決められている。
確かに病気の人に対するのだから、元気な人でないと困る。だけど、元気な人にありがちな「病気の人の気持ちが分からない」看護師さんをよく見かける。
患者は、病気があるだけで不安は強い。痛みとかあれば尚更だ。

そんな時1度でも自分が大病した事がある看護師さんなら、患者の対応が患者に寄り添ったものになる。するとたとえ痛みが無くならなくても、看護師さんの言葉で癒される事がある。

場合によって、患者にきつく話さないとあかん時もある。例えば糖尿病で、隠れて買い食いしてる患者には、命の危険が伴うから、強く何回も指導しないといけない。その時でも、患者の尊厳を傷つける「行き過ぎた話し」にはならないように、冷静に話ないといけない。

今の私の場合も。
急にしんどくなって。
頑張って何とかベットに戻り。
ナースコールを取ろうと試みた。
けど届かず。体も動かせなかった。
それで届かなかったのだ。わざと黙ってた訳でも、看護師さんを信頼してない訳でもないのに。
100歩譲って、ナースコールを雑に扱うぐらい怒ってたにしろ。
「これで届きますよね。今度は呼んで下さいね」
と一言言えんのか?と私は思った。
入院が長くなって、色々見えてくると、看護師さんとの関係がしんどくなる私だった。

こんな時退院が決まってたら「あと少しや」と我慢できるが、この時の私は「原因・病名」さえ分かってなかった。色々検査してるのに、なぜ分からないのかな。
痛みもマシになってるとは言え、やはりご飯には1時間を要した。

その日、2度目に主治医が訪室された時、私は朝あった事を話した。すると、主治医は
「うーん🤔なんでかな〜」
とうなるだけで、
明確な言葉はないまま出て行った。
あまりの反応の薄さに、私は驚いた。
そしてしばらく思考停止していたが。
「あっ!そや!」
···そうやったわ!
主治医は私の話しを聞き流すタイプやったのを、思い出した。先生は精神疾患者に偏見を持ってはったわ。
私の入院が決まった時、私は「なるほどね」と思ってたんや。
それは先生の
「あなたの場合あなたの言葉より目で見てわかる検査データーから状態把握しなあかんかったね。今度から検査データーで観ていくね」
と言われた言葉。これに集約されてると
その時も、今も思う。
私はため息を付いた。
結局その朝のいきなりな体調の変化の原因は、分からないままだ。

そんなある日、検査をすると言われた。
今度は「骨シンチ」だった。

私は初めて受ける検査なので、少し怖いと思った。が、原因がわかるなら、検査も動かず受けようと思った。

「骨シンチ」は造影剤ありのMRIと似てた(と思う)
痛みもなく、寒くもなかった。ただ検査時間は準備から合わせると、結構かかった様に思う。
本来は癌の骨転移や、骨髄炎を調べるもので、私の場合は、本当に何処が病変か分からないから調べてみたい···と主治医に言われた。
気管支鏡よりは断然楽な検査だった。

それまでどんな検査をしても分からなかった私の病変や原因が、この検査で初めて分かった。

「骨シンチ」のフイルムを見ながら、歯科口腔外科の主治医に説明を受けた。


「この画像を観てください。下の顎 真っ黒でしょう。これは全部菌にやられてる事を示してます。これで病名は「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と確定されました。
僕も、こんなに酷のは初めてみました。普通は片方だけやのに。こんな状態やったから、痛かったんですよ。その中で一層黒い所ありますよね。おそらくここに膿が溜まってます。明日手術して、膿を取り除きます」
と言われた。
明日手術?と不安になった。
けど術前処置は、何もい言われなかった。


翌日の朝、一番に病棟の診察室に呼ばれた。
病棟の診察室にも、少し古い感じの 歯科で使われてる椅子が置かれていた。
私はこそに乗ってうがいをし。主治医の指示の元、可能な限り口を大きく開けようとした。がやはり開かなかった。
主治医は
「これで精一杯なんですね。分かったので無理しないでいいよ。麻酔するからそのまま開けててね」と言った。
麻酔は歯を抜く時と同じ様なものだった。
それを左頬の内側に、数本打たれた(ように思う)
多分普段の状態なら、物凄く痛かっただろう。けど私は、この日までずっと下の歯周辺の激痛に耐えていたので、麻酔の注射の痛みは全く感じなかった。
そしてしばらくして主治医が
「どうですか?痺れてきましたか」
と聞いてきた。
私は困ってしまった。麻酔前から痺れてたから区別がつかなかったからだ。
なのでそのまま答えた。
主治医は
「ああ、そうやったなぁ💦うーん。もう少し待ったら始めるね」と言った。

続)