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第8話
〜おぼろに覚えている性トラウマ②〜
銭湯に行った時、たまに私の下着が入ってない時、母は
「自分で荷物確認しぃひんあんたがが悪い」
と言い。
家に父がいる時に、持ってきてもらうようお願い電話すると
やってきたのは弟で。
弟から何年か後に
「電話で下着持ってこいなんて言うのが悪い。僕行くの嫌やって言うたら、おとんに殴られた。薔ちゃんが電話すんのが悪いんや」
と言われた私。
さすがに何回も下着入れてくれてない事が続くと、私は母に
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!お風呂の着替えを汚い手で触らんといて!」
と怒鳴られても。
「手は洗った!後で困るのは私やから確認する!」
と言って準備を自分で確認するようになりました。
銭湯から自宅まで、下着なしで歩くのが、本当に嫌だったからです。
しかも家族に私の味方がいない!と思ったからです。
それだけではなく···私には 下着なしで帰る時、フラッシュバックしてくる記憶が2つあったんです。
怖くて、訳の分からない記憶でした。
大きくなってくると何があったか分かった記憶ですが。
私にとっては
「性トラウマ」
でした。
1つ目は
「水溜まり引きずり事件」
でした。
あれは確か幼稚園か小学校1年の時だったと思います。
お風呂入って、お気に入りのフリルの多い青いスカートをはいて、家の近くの空き地で1人で···かなぁ🤔
もしかしたら弟も一緒だったかも···ですが。
とにかく空き地で遊んでました。
その空き地の道を挟んだ隣りでは、工事現場で、白いシートで囲われていました。
その1部は開閉式で、大きなトラックが出入りしていました。
確か前日が雨で、舗装のされてない砂利道には、いくつも水溜まりが出来てました。
中でも工事現場から出入りしてる 車のわだちがある所は、他より大きくて深そうな水溜まりになっていました。
まるでキャタピラーみたいに 大きなタイヤの跡が、何重にも重なり。
歩道の部分は、泥でタイヤの模様がくっきりと付いていました。
空き地で遊んでた私。
気が付いた瞬間には
知らないおじさんに捕まえられて。
その大きな水溜まりに引きずりこまれていました。
何故抱き抱えられてるのか?
なんでそんな事になったのか、私は全く覚えていません。
ただ気がついたら、知らないおじさんの膝の上に乗せられ、お腹をつかまれて
工事現場から車が出入りする大きな水溜まりの中で泣いていました。
近所の駄菓子屋のおばあちゃんが
「何してるんや!その子離し!」
とおじさんに言ってくれてたました。
駄菓子屋のおばあちゃんは、警察も呼んでくれてたと思います。
気がついたら、怖そうな警察官が沢山来てました。
警察官は私を引きずりんでるおじさんに
「やめろ‼️落ち着け‼️その子を離しなさい‼️」
と何度も言ってはりました。
その度おじさんは、私をぎゅぅっと抱きしめて、意味のわからない言葉で何か言ってました。
私はおじさんからにおってくるお酒のにおいも嫌だし。
汚い泥水に引きずり込まれるのも嫌でした。
そしてお腹を触るおじさんの手が、もぞもぞ動いて、私を触りまくるのが 1番気持ち悪くて嫌でした。
おじさんは片手に一升瓶を持っていて、時々お酒をグイグイと飲みました。
何回も逃げようともがく私を、その何倍もの力で自分にくっつけるのも、本当に嫌でした。
てか怖かったです。
怖すぎて言葉が出ない私は、ただ大泣きしていました。
足元から腰にかけて、生ぬるい泥水に沈んでいくのが、気持ち悪かったですし。
おじさんの体温や、吐く息や、変に熱を帯びた腕や手で、さわさわと私を触ったり、きつく抱きしめてくるのも、すごく嫌でした。
かなり長い時間、私はおじさんに引っつかまれ、泥水の水溜まりに居たよな気がします。
気がついたら周囲は野次馬だらけになっていました。
人が多いからか、おじさんは益々ヒートアップして、呂律の回らない声で、何かを叫んでました。
その都度私をもっと泥水の方に引っ張りこみました。
めっちゃ長い時間がたった頃、警察官が数名でおじさんを捉えました。
私は警察官の1人に抱き抱えられ、心配してくれている駄菓子屋のおばあちゃんの所に連れてってもらいました。
おばあちゃんは
「怖かったね!よく頑張ったね!」
と私の肩に片手を置いて、頭をなでてくれました。
私はずっと泣いてました。
足がガクガクしてました。
それからどうやって家に帰ったか分からないのですが。
気がついたら玄関にいました。
途中の記憶が、恐怖の為か飛んでました。
その時、事件後 初めて母の顔を見たように思います。
てか、大騒ぎで沢山の野次馬が居たけど、母も弟も居なかった様に思うのです。
母は2台の二槽式洗濯機を駆使して、洗濯をしてる最中でした。
母は、泣き過ぎで、横隔膜がヒックヒックなってる私を見て言いました。
と鬼の様な形相で、私を責めました。
あんな怖い事があった直後やのに、ボロクソに怒られ、怒鳴られた上。
母に、ものすごく汚いものを見るような嫌悪の目···。
あんたが男の人にくっついていくからあかんねや!汚らわしい···と言いたげな様な目で睨みつけられ、私は固まりました。
私は
「ついていってない···」
と言うのが精一杯でした。
母は私が反論したのが気に食わないのか母は、更に怒り
「うるさい!!あんたが悪いんやから、あんたは黙っとき!!銭湯1人で行ってきて!!ほんまに迷惑や!!」
と言うと、大きなビニール袋に入れて準備してたお風呂セットを、どん!!と私に持たせました。
多分お金も持たせてくれたと思いますが、その後の事はよく覚えていません。
怖かった。
それだけは覚えていました。
あとは、せっかく明日まではけるはずだった、お気に入りのフリルのスカートが 、泥に汚れて、着替えなあかん様になった事が、すごく悲しかったのも覚えています。
2,3日後、工事現場の偉いさんと、私を水溜まりに引きずりこんだおじさんの2人が、菓子折り持って家に謝りに来ました。
なんでも嫌な事があってお酒を飲んで、見境なくなり私を引っつかまえ、あの事件になったとの事で。
おじさんは土下座して謝ってはりました。
母はよそ行きの顔で
「嫌な事もありますよね。うちの子もひょいひょいくっついていったのが悪かったのですよ。どうか謝らんといて下さい」
とものすごく優しい声でおじさんをなぐさめてました。
私は
「························」
となんか言葉にならへんけど、怖くて、気持ち悪くて、腹が立って、叫びたかったけど···母が後で怒るのが分かるから、溢れ出そうな気持ちを全部まる飲み込みました。
そして
菓子折りを見て
『お菓子貰えて良かった』
と無理やり思う事にしました。
続)