第1話

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どんどん近づいて来る消防車🚒の音。

私は自分が寝巻きだった事を思い出しました。

けど着替える暇はありませんでした。

ドタドタドタとでかい足音が聞こえてきました。
私は覚悟を決めました。

ちょっと沈黙が流れ、ピンポンの音がしました。

開けると

フル装備された消防士さんが3人、眼光鋭く立って張りました。

てか消防士さん、でかい‼️
いつもは広く感じやゆる玄関が、めっちゃ小さく感じました。

その中の1人が
「通報された方ですね?」
と聞いてこられました。

私は
「はい」
と答えました。

消防士さんは
「詳しい話しを教えてください」
と言われたので。

私は事の顛末を話しました。

そして問題の掃除機を指さししました。



消防士さん達は、
「失礼します」
と言って部屋に入られました。

これがまた かさだかい(;・・)
Mヘルパーさんも、身の置き所がない感じで、2人してくっついてました。

窓と換気扇回してるけど、明らかに蜜でした。

消防士さんは、Mヘルパーさんにも話しを聞かれてました。

そして話しをしてない2人の消防士さん達は、掃除機を観察されてました。

そして一通りの聞き取りが済むと
「掃除機を分解します。家の外でしますね」
と言って出ていかれました。

一瞬Mヘルパーさんと2人になり、お互い顔を見合わせ
「大事になったなぁ」
とこっそり言いました。

Mヘルパーさんが、
「掃除機なぁ、寿命やってんで。大掃除も頑張ってすす吸い込んでくれたしなぁ。最後の頑張りやってんで」
と言われました。

私は
「私もそう思うんです。別れるの辛いけど、爆発したらあかんから、もうお別れですよね。掃除機君···えっと···富岡さんにしょ。冨岡義勇さん(掃除機に命名)、ありがとう」
と言いました。

と消防士さんが戻ってこられて言いました。
「本部と相談して。火事案件になりました」
と言われました。
私とMヘルパーさんは
「はぃ?」
とよく呑み込めてなくて、ぼーとしてました。

消防士さんが
「燃えてはいないけど、もしかしたら火事になっていたかもしれない状態なのと。掃除機の分解がここでは出来ないほど奥の方に原因があるようなので、本部に掃除機をもって帰り調べます」
と言われました。

さらに大事になりました。

消防士さんは
「火事案件なので、後日罹災証明書が必要になるかもしれないので、罹災証明書の手続きを今からしてもらいます。それと我々とは別働隊が、建物や部屋などのすんぽうを測ったり、写真撮ったりします。写真の時は一緒に付いてて下さい」
と言われました。

私はことの展開に、少し怖さを感じました。のでMヘルパーさんに
「すいません。時間延長とって貰えるように、会社にお願いしますから、帰らずそばにいて下さい」
と小声で頼みました。
Mヘルパーさんは、うなづいてくれました。

消防士さんは何枚かの紙とペンを持ってこられました。
そして私を呼んで
「これが罹災証明書申請用紙です。あとは罹災証明書が必要になった時の手続きの書類です。署名と捺印と、必要箇所を書いてください。あと、罹災証明書は事前に最寄りの消防署に電話の上、日にちを決めてから、消防署まで取りに来てください。あと印鑑持って来てくださいね」
と一気に言われ、焦りました。

書類は確か4枚くらいあったと思います。
書いてるうちに、妙な汗が吹き出て、用紙にぽたっと落ちました。

『あ、私今過緊張起こしているなぁ』と思いました。

ブランク明けの夜診で、いきなり採血した時と同じ汗のかきかただったからです。

勿論、手も震えていました。

それでも、なんとか書き上げた時、消防士さんが
「部屋の写真を撮る部隊が来ました。一緒に回って下さい」
と言われました。

玄関の方を見ると
これまたいかつい(デカい)消防士さん達が、カメラとメジャーを持って玄関にいはりました。


先の消防士さん達とは、ユニホームが違ってました。
やはり3人1組のようでした。
というか、この時はそうだと思っていました。
実はまだ沢山来てはったみたいで、家の外も大騒ぎになっていたのを、後日ご近所の奥様とおじさんから聞きました。


その後大家さんにお詫びの連絡したら、めちゃくちゃ怒られました。
掃除機から煙出ただけで、燃えてないのにそこまで怒るか?と言うくらい口汚く罵られました。

話戻して。
測量隊の方は、玄関で青い足袋を履きはりました。

現場を汚さない為かな···と思いましたが。

よく見たら、踵が入ってない事に気が付きました。

こんなん、土足やん😡💢🗯
と思いましたが、
「写真撮るから📸こっちに来て下さい。まずは玄関を撮ります」
とカメラを持った消防士さんに呼ばれて、その場を離れました。

写真は家の中を撮るので、本人の確認が必要だったのでしょうか?理由を聞かされることなく、消防士さんについてまわりました。

けど狭い家だからMヘルパーさんとすれ違う事は、何回もありました。

その度私が「土足や」と呟いたので。
次にすれ違う時にMヘルパーさんは


「···後でな、アルコール吹きかけたらええよ」
とコソコソと教えてくれました。
少し怒ってはるようでした。

私はと言うと、潔癖症なので、それでも気持ち悪いと思いました。

Mヘルパーさんも、後日
「あれはないわなぁ!足袋、踵踏んでたよなぁ!土足やんなぁ!せっかく綺麗に拭いたのに!あんなんあかんよなぁ!」
と言われてました。

その時は家中消防士さんだらけで、言えなかったです。

測量の方と回ってる時、玄関に痩せて色の濃い大家さんの顔が見えました。

嗚呼心配して来てくれたんやと思い
「ありがとうございます。掃除機から煙が出ただけで、お家は燃えてません」と伝えました。

大家さんは何か言うかな?と思いました。が、その時な何も言われませんでした。
いつもボロカスに怒られるのに👀💦
『珍しいなぁ』と思いつつ、私はその事はさらりと流して、写真を撮る消防士さんに、一生懸命ついて回りました。

最初に来られてた消防士さんが、大家さんにも質問をされていました。

その時
「ここは昭和47年に建ちました。管理会社は兼任してます。会社の社長が妻です」と喧嘩腰でなく、話してはるのを聞いて
『なんや大家さんって、穏やかに普通に話せるやん』
と思いました。

しばらく事情を聞かれていた大家さんは、いつの間にか姿が消えていました。
なんか怒鳴られへんから拍子抜けしてましたけど時間差で、後からたんまり怒鳴られけなされたので、他人の前やから我慢されたんやったんやと思いました。

大家さんが帰る頃、既に5時半···いや6時半にはなってたとは思うんです。

Mヘルパーさんを心細いからそばにいて欲しい気持ちはありましたけど、これは時間外の限界やろうなぁと思って、私は覚悟を決めました。

Mヘルパーさんに
「Mさん、付いててくれて、ありがとうございます。後は大丈夫です。お時間オーバー本当にごめんなさい。会社の方に、必ず伝えて超勤つけれるように頼みますから、安心してください」
と言いました。
Mヘルパーさんは嬉しそうな顔をされました。
そらそうやな···と思いました。
それにMヘルパーさんがいてくれはったから、冷静でいれた私なので、心から感謝でいっぱいでした。

私は家の中にわらわら居てはるかさだかい消防士さん達に
「ヘルパーさん、帰られます!」
と声をかけました。

すると消防士さん達はいっせいに立ち上がりはりました。

Mヘルパーさんは、消防士さんの作った花道の中を通って帰って行かれました。

あとは延々と続く写真と家具類の採寸でした。

続)