第24話https://ameblo.jp/5717-8507/entry-12676805767.html
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長ぁ〜い夜ぅを♪飛び越えてぇ〜朝♪
(替え歌です。歌手わかる方は同年代ですね🥰)
10時すぎにやっと日勤帯の看護師さんが、回って来られました。
「おはようございます。○○です。今日1日担当になります。よろしくお願いします」
と言われた後、すかさず検温等をすまされました。
めっちゃ手際が良い。
颯爽とした様子に
『これは見てて爽快やな。その調子ではよバルンカテーテル(おしっこの管)と点滴外して♪』
と私はすごく期待してました。
○○看護師さんは、その期待を裏切る事無く、サクサクと処置をこなしていかれました。
と言われるとすぐ
パルスオキシメーター(血中酸素濃度測定器)
心電図モニター
バルンカテーテルと紙おむつ
そして
病院から手術の時だけ借りていた、浴衣型の寝巻きも含め、私の動きを鈍らせていた物とかを、あっという間に取り外してくれました。
まぁ2番目に外して欲しかった、右手の甲の点滴は、残念ながら点滴が残っていたので、それが終わってから抜くことになりました。
出来れば1番に外して欲しかった右首のドレーン(術野の排液や血液を、低陰圧で吸引しておく装置)は、あと2日位は付けないとダメと主治医から言われていたので···
『これは我慢だな···痛いけど』
と思いました。
私は、自分のパジャマに着替えながら、看護師さんに聞きました。
「あの···おむつ汚れてなかったですか?お腹何回か痛かったんですけど」
そう。
水分飲みがら、ゴソゴソ動いて居たので、途中何回か ガス(おなら)が少し出たんです。
けど私の場合、その時は下痢を通り越して、水の様なものが出てたので、ひやひやしてました。
すると着替えを手伝いつつ、看護師さんが
「いいえ、全然汚れてなかったですよ。お腹痛かったですか?」
とあっさり言われました。
『そうか、良かった😅』
と思いました。と同時に、またお腹の調子が怪しくなりました。
私は
「着替えたら、トイレに行っていいですか?」
と聞いてみました。
看護師さんは
「全然OKですよ」
と言われました。
それだけなので、私は再度看護師さんに聞きました。
「あの···お小水どのぐらい出たか、ナースコールして確認してもらわないとあかんですか?」
すると借りてた寝巻きとかを片付けながら、看護師さんが言われました。
「いえ、確認しなくていいですよ。ずっと出なかったら教えて下さい」
私「はい」
『へぇー、そうなんや。普通はバルン抜いた後の1回目は、自尿がちゃんとあるか、確認しはるんやけどなぁ。それにすぐ行っても、直前まで管で尿が膀胱を素通りしてたせいで、膀胱にたまってないから、尿出ないですよって言われるはずなのにな。この看護師さん、テキパキ気持ちがいいけど、観察とか省きはるのかな?』
私は少し考えてしまいました。
『?ここは観察しなあかんポイントちゃうん?』
けどお腹がやばかったので、すぐトイレに行こうと思いました。
すると○○看護師さんは
「まず立てるかやってみて下さい。ふらつかないかな?」
と言われました。
私は
『ルーティンだな』
と思いつつ、痛みが響かないように、ゆっくり起きました。
そして端座位(ベットに腰掛ける座り方)でしばらく様子をみました。そして···
「あの、ふらつきとかないみたいです」
と○○看護師さんに伝えました。
○○看護師さんは
「ならゆっくりトイレに行きましょうか。歩けますか?」
私「はい、大丈夫です」
そして洗面台の前、私のベッドの壁を挟んだ横のトイレに入りました。
けどすぐに座れないのが私のしんどいところでして。
潔癖症やから、便座を消毒液で拭かないと座れないんですよね。
幸いS病院のトイレには、全て便座クリーナーがついているので、トイレットペーパーに付けて、便座を拭けるんです。
ただ、まだ点滴が入ってるので、車輪付きの点滴台を持ち込みし
更に、右首にはドレーンが入ってるから
陰圧吸引ボックスを、小さな鞄のように肩にかけてるから、動きずらくて、時間がかかりました。
何とか座って用を足そうとすと、変な声が自然と出ました。
「ぅぅぅぅぅぅぅぅ···?」
お通じを出そうとお腹に力を入れた途端、自分の意志とは関係なくもれる
「ぅぅぅぅぅぅぅぅ···」音👀💧
なんだこりゃ?
と思いました。
音を出さないようにしようとしても、いきむと
「ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ···」
なんかやで、私は口をあけていきんでみました。
すると声は出ませんでしたけど、いきむ力が入らなくて難儀しました。
とりあえず、お腹が落ち着いたので、ほっとしてると、尿もちゃんと出ました。
で、ここからが問題。
私は右手の甲に点滴してましたから、あとの処理は左手でしないとあかんのでした。
右利きだから、これは厄介でした。
身体をよじって拭くから、ドレーン刺入部が痛いんです。
我慢!我慢!我慢!
と思いつつ、何とか整え、手洗いして外に。
普通の方はこのままベッドなんでしょうけど、潔癖症の私は、二重手洗いしないと落ち着かないのでした。
ついでに言うと、使ってない右手も洗いたい〜😖
けどテープでとめてるだけの点滴刺入部に水はちょっと···やばい。
石鹸はもっとダメ。
それでも洗いたい私は、指先と手首だけ、そっと洗いました。後はアルコールティッシュで拭きました。
私がトイレから出る頃には、○○看護師さんはほかの方の処置を終えて、詰所に帰られる所でした。
私は
「お通じ···少し形のあるものが片手弱ありました。お小水もありました」
と伝えました。
○○看護師さんは
「そうですか。良かったですね。ふらふらしませんか?しないようなら、今から詰所に来て下さい。先生からお話しがあります」
と笑顔で言われました。
私は『えっ👀⁉』と思いつつ
「はい」
と答えました。
『つい10分前にバルンとかの管類が取れて、すぐ立ち上がり、トイレして···休みなく詰所まで歩くん?めっちゃスパルタやなぁ』
と、私は心底思いました。
けど先生待ってはるから、行かなあかん。
私は少しだけ水分を飲んでから、貴重品を持ち 吸引ボックスを肩にかけ、車輪付きの点滴台を押しつつ、詰所にゆっくり向かいました。
私の部屋から詰所は、結構距離がありました。
四角の縦線どうしの位置にあったからです。
↓↓↓
┏━━━━┓
部屋 ┃ ┃詰所
┗━━━━┛
こんな感じです。
甲状腺良性腫瘍の全麻のOp後1日目。
このぐらいは動いて、早期離床をはかるためには頑張らなあかんけど。
ちょい連続過ぎへんか?
と不安になりながらも、私は急いで詰所に向かいました。
けど
歩いてる途中から、視界が白くなり
頭がぐわぁ〜んと重くなり
耳に蓋をされたような感じになって
気がついたら吐き気まで出てきてて
私は点滴台を支えにしてその場に座り込んでしまいました。
あと少しで詰所にだったのに···
たまらず倒れ込みそうになったのです。
けど病院の床にだけは
何が付いてるか分からない病院の床だけには倒れたくない!
と潔癖症の私は、かたく思っていました。
潔癖症も悪くないかなと思いました(なんでやねん😅)
その様子を誰かわからないけど、多分看護師さんが気が付かれたようで
詰所の方から
「嗚呼!」
と言う声が聞こえたかと思うと同時に
2人の看護師さんが来られ、私を担ぎあげ ストレッチャーに乗せて、お部屋に連れていかれました。
お部屋のベッドに
かなり手荒な勢いで乗せられた私は
正直びっくりしました。
ここ···本当にS病院の病棟か?
そう思いました。
看護師さん達は血圧等を測り
「低いね」
と言われました。
そらそうやろ、動きずめやもん😅と思いつつ、聞いてた私。
看護師さんからは言われませんでしたが。
自己判断で
術後1日目の安静度を解除していく速度が早すぎた為による
「起立性低血圧」
かな···と思いました。
13階B病棟は、リハビリにざっくりした···いやいや、厳しい病棟なんだな···多分。
と思う事にしました。
信頼、信頼😅
続)