第19話https://ameblo.jp/5717-8507/entry-12671042751.html 


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夕食を食べ、洗濯物を片したら、あとは歯磨きだけとなりました。

個室だと何時でも行けるけど。

大部屋は、そうはいかないのです。

ここで患者どうしの無言の忖度(そんたく)が始まります。

全ての局(部屋)からの色んな音が聞こえます。
その音を聞いて
「あ、今から洗顔されるかな?ビニール袋がガサガサ言ってる」
と感じたら、私はしばらく動かず待ちます。

数分待っても どなたも起き上がってる気配や、ガサガサされていなかったので。

新参者ですが、先に洗面所を使わせていただく事にしました。

『急げ💨私💦顔はお風呂で洗った!歯だけだ💦』
と思いつつ、慌てて歯磨きをしました。そしてうがいもして、改めて洗面台を見直しました。
『よしぬれてない!髪の毛とかも落としてない!』
と確認すると、さっさと洗面台から離れました。

お声がけ···「お先でした」···と言おうか悩みましたけど、シーンとしてるので、何も言わず局(部屋···てかベッド)に戻りました。

すると、待っていたかのようなタイミングで、鼻のお方様(私の真横の患者様)が、ガサガサと音をたてながら、洗面台に行かれました。

『やはりもう少し待ってたら良かったかな?』
と思いつつ
『まぁいいかな。本当に先にしたい方は、食後すぐ洗面台に行きはるから』
と考え直しました。

いつもなら、考え直したりしないで、1人周りの方々の気持ちを忖度(そんたく)して、しんどくなるんですけど。

それでも今回は、あまり周りの方々を、気にしなくていいと思えました。

理由は、名前しか知らないからかもでした。

これもコロナ疑いで隔離されてたおかげ···怪我の功名なんですけど。

普通は10時にはお部屋に入り、そこで看護師さんや先生の話しを聞いたり、自分の事を話したりします。

これは私だけでなく、同室の方々も同じ事をされます。
私の情報もですが。
本来、気にしなくていいお方様方(患者様方)の色んな情報が、ダダ漏れで聞こえるんですよね。

なんてったって、うすぎぬ(薄いカーテン)1枚で区切られてますから、防音やプライバシー保護とか、あってないんです。

というか、聞こえてきたことは、なかったことと考えて、何事も聞かなかったよって感じで過ごす訳です。

それでも1度頭に入った情報は、消えません。私の場合、お話しの内容と、その時の話し方とかも、鮮明に覚えてしまうんです。

これは、今は出来ないけど、元にゃーすだから出来るようになった、職業病みたいなものです。
気がついたら、丸暗記してるんです。

しかも。
話しの内容から、
「あ、この方は、こんな合併症も持ってはるんやな。○○病の中等度の重さやねんな。だからご飯ゆっくり食べはるんや」
などと、状態も分かってしまうんです。

またお話しの仕方によって、その方の性格も少しみえてしまう、ペーパー・カウンセラーな(民間ですが、厳しい鍛錬後、認定を受けたカウンセラーだったりする)私。

他の方のことが分かると、頭の中でその方々が、しっかりした人物としてる頭の1部を占めてこられるのです。

そして···色んな意見も言われます。

ぶっちゃけ、知れば知るほど頭の中のその人達は、うるさくなるんです。

誤解のないように言いますけど、実際のその方々から、何か言われた訳ではないですし、口頭できつい事を言われた訳ではないです。

ただ私の頭の中で、最初にイメージした各お方様がたに、血肉が付いて。

この方なら先に何かしたいタイプかな。
とか。
ゆっくりでいいのかな。
とか、その方の行動の予測をする材料が増えるんですよね。

これを何回か繰り返すと、私の頭の中のその方々は、まるで実際にお話ししてるかのように、ざわざわしてきはります。
こんな事が皆さんもあるはるかは分かりませんけど。

もし私だけなら···これは。
精神疾患のせいかと思われます。

精神疾患者はおおむね こんな風に周影響されて動いてるのです、多分。

私の知る限りでは···ですが。

私は今は全く聞こえてないですが、幻聴とかもありました。

現在進行形で幻聴を持ってる人は、私以上に頭の中で、色んな人が話して来て、うるさいし。凄く影響を受けてると思います。

『嗚呼、一人部屋やったら楽やろなぁ』
といつも思います。

しかし今回は、いつもと違い、同室者さんの情報がほとんど無いんです。

ので、頭の中で動き回る人にまで成長しなかったんです。

これは楽でした。

音をあまり出さなければ、他の局(ほかのベッド)のお方様方(患者様)にご迷惑はかけないので、私は静かにすることだけ 気にしてました。

で、安心してスマホをずっといじってました。
後で「WiFiなかったんや」と思い出し、使用料見て青くなりましとけど😱

看護師さんの巡回は、今までS病院に入院してた中で、1番少ない回数でした。

お部屋はシーンとしてました。

いつもなら20時まで面会時間なのですが、コロナ禍で面会禁止になっていたので、誰もこられません。

就寝は22時でした。

私は薬を自己管理していたので、20時には眠前の薬を飲みました。

すると暫くしたら、眠くなります。

22時を待たず、寝てることもありました。

22時に看護師さんが
「消灯ですので、電気消します」
の声で目が覚めて。で、長い夜が始まります。
それでもその日は、朝から色々あったから、再入眠までさほど時間はかかりませんでした。

次の日
祝日でした。手術前日でした。
ので看護師さんから
「お風呂入って下さいね」
と言われました。

今度はビーサンを一緒に洗濯しないようにしようと、咄嗟に思いました。

お風呂は、ビーサンのおかげで、本当に楽に入れるようになりました。

病院や施設のお風呂は、綺麗に見えて、何が付いてるか分からない場所なのを、仕事で沢山見てきた私。

ビーサンは必須アイテムとなりました。

お洗濯もサクサク出来ました。

やはりコインロッカーの近くのお部屋は、使い勝手がめっちゃ良かったです。

乾燥機を使ってる時に、看護師さんが1枚の紙を持ってきはりました。


もう過ぎた、昨日の事から説明がされました。
術前の指示と術後の目安が書かれてありました。

私はリクシアナと言う、血液をサラサラにする薬を飲んでました。

手術の時は当然止めです。

けれど薬の性質上、止めたら血栓(血の塊)が出来やすくなるんです。

ので止める期間は短めでした。

手術前日と当日だけ止める だったと思います。

前日21時から絶食で。

当日朝7時からは絶飲食となってました。

精神のお薬はその時間までに内服するように言われました。

ちなみに、当初私は2例目の手術と予定されていました。

けれど

「1例目の患者さんはお子さんで、手術をキャンセルしはったのです。ので多田さんが1例目になります」
と看護師さんから説明を受けました。


当日に着る前開きパジャマと。
術中、足に血液がたまらないように、足をきつく押さえる 弾性ストッキング。
そして下着の代わりにT字帯の確認しました。


前開きパジャマは、病院のアミニティ(貸出)を利用しました。

1泊2日でお値段500円💸やったかな?900円だったか?
1000円札でお釣り来ました😅←物覚えが年々悪くなります(笑)

説明を受けた後、私は売店に水を買いに行きました。
病棟の水は500リットルで100円でした。
売店は2リットルで100円+税。
当然2リットルでしょう👍

そして夕食後
これが最後になるかも···と思った私は。
洋酒入のチョコを食べました。

あと15分でタイムリミットと言う時でした。

やはり手術が怖い。
てか腫瘍が悪性だったら怖い。

そう心細く思ったからかもしれません。最後の晩餐でした。

21時からは水だけ飲みました。

そしていよいよ当日。

私は思いきりよく、手術装束を身に付けました。

9時の手術なので、8時50分くらいには、看護師さんが最終確認をしにこられました。

そのまま手術室へ行きました。

手術室は6階、全フロアーでした。

手術室前は、看護師さんと患者がわらわらいてました。
『ここは、密だな』
と思いました。

看護師さんが
「しばらく座ってお待ち下さい」
と言い残し、手術室看護師さんの元に行かれました。

いよいよだ。
と思いました。

続)