今日はいつもの看護婦シリーズをお休みして、今の事を書こうと思います。

私は先週水曜日の夜から、右の上下の歯が痛くなりました。
たかだか歯痛か···と放置出来ない理由が私にはあります。

その理由はこちら。
✱この事は又詳しく書きたいと思っています。
長いので
ざっくり読み飛ばして下さいませ🙇‍♀️
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2018年の3月頃かな···同じ様に下の歯全部が痛くなって、T歯医に行ったら
「虫歯ないですよ。歯茎も綺麗だ。けど痛いの?じゃ1本抜いとく?」
と言われ、健康な歯の神経を抜かれました。

それでも痛みはおさまらず、38.0℃まで熱が出ました。
インフルエンザかと思い、痛い歯を押さえつつT内科に受診して、インフルの検査を受けました。
が、陰性でした。

内科のT先生は、
「虫歯もない歯の神経を抜くのはおかしい。そこの歯科はやめた方がいい。多分原因は、歯ではないだろう。全身を診てもらわなあかん」
と言われ、S病院への紹介状を書いてくれました。

S病院でも初めは分からなかったのですが、採血の結果炎症反応(CRP)が31.16(だったと思う)と、危篤の人並の高さが出て···。

「原因不明やけど、炎症が酷い。このまま帰されへん。即入院だ」
とS病院の歯科口腔外科の先生に言われました。
その頃には熱は38.5℃で、下の歯が全部痛くて、喋れないし、ご飯も···千切り大根が固くて噛みきれない状態でした。

持続点滴で、抗菌剤と抗生剤と痛み止めと栄養剤を、ずっとしてました。

また歯科口腔外科のI先生が
「動くな!倒れるな!出血させるな!無茶はやめろ!」
と、会う度に言われてました。

I先生に言われるまでもなく、歯が痛くて必要最低限しか動けない私でしたけど。

「私、ここで死ぬの?嫌や!まだしたい事残ってる!フラメンコの発表会に出ないまま死ねない!生きる事だけ考えよう!絶対生き抜く!」
と思いました。

痛み止めの点滴···してても1時間くらいしか痛みはおさまらず、カーテン締め切ったベッドの中で、痛いのをずっと我慢してました。

色んな診療科の診察を受けましたが、原因は中々分からず。

痛みがひかない日が続きました。

そして問題がもう1つ。

私は、即入院だったので、入院準備が出来ておらず、私は自分で売店で買ったり、いつもお世話になってるヘルパーさんと友達に無理を言って、身の回りの物と、常備薬と充電器を持って来てもらいました。

私は、家族と縁遠いのです。

そうこうしてる間に2週間過ぎ、やっと原因が分かりました。

「両下顎の蜂窩織炎(ほうかしきえん)」
と言われました。

何らかの経路で、菌が下顎に入り炎症を起こした為、多くの蜂に一度に刺された様な激痛が起こった状態···との事でした。

I先生は
「普通は片側だけ起こる。あなたの場合珍しく、両方起こった。炎症反応(CRP)の値から考えて、どこかに菌が溜まってるはずだから、骨シンチと言う検査を受けてもらう」
と言われました。

骨シンチは、印をつけた薬液を体に循環させて、レントゲンを撮ると言うもので、がんの患者さんがされる事の多い検査だと聞きました。

検査後I先生は、
「わかったよ。下顎が真っ黒になってる。まるでがんがあるようだ。あと左頬にも黒いものがある。ここが怪しい。診察するね」
と言われました。
その数分後、左下の頬に「膿だまり」を見つけたI先生は、
「切開するからね」
と言って、メスで内頬を切られました。


口の中に膿が飛び出して来ました。
I先生は、すかさず吸引器でとってくれました。

痛みはなかったです。

痛み止めしてたし、それまでが超痛かったから、なんにも感じなかったです。

そんな事があってから、毎月1回S病院の歯科口腔外科に経過観察してもらいに通っています。

膿をとっても、菌に侵された下顎の骨···骨髄は元には戻らず。
下顎の骨髄炎が持病に増えました。

あと唇の真ん中から顎にかけて、痺れと運動障害が残りました。
オトガイ神経麻痺と言われました。
この話しは、本当に怖かったので、機会があれば書きたいと思います。



という事があったので、私は今回の痛み方が、その時と酷似してるし 熱もあったので、迷わずS病院の歯科口腔外科を水曜日に受診しました。

その時の熱が37.3℃でした。

採血と歯のレントゲンを撮ってもらい、代診の先生に診てもらいました。

「骨髄炎では無い感じですね。炎症反応4.3くらいやから、まだそんなに上がってないし。白血球数もあんまり上がってない。虫歯だと思いますよ。うちでは虫歯治療は、出来ないから、かかりつけ医に行ってね」

と言われました。

安心したけど、憂鬱でした。
だって歯、痛いままだから。

抗生剤と鎮痛解熱剤とうがい薬をもらって帰りましたが、嫌な予感しかしませんでした。

翌日、ゴミの収集車の音で目が覚めました。
あ、ゴミ出されへんかった〜と思いましたが。
動けない。

歯は痛いし。
てか歯だけでなく体の関節がめっちゃ痛いんです。
私は、鎖骨が痛いと熱が出るんですが。この全身の痛みは···高熱が出てる時になるそれと似てました。

体温計をとって計りました。
重ねてですが、嫌な予感しかしませんでしたし、それは的中しました。


熱は37.9℃でした。

これは···歯からか?
いやインフルエンザか?
もしかしてコロナかぃ?

瞬時に色々考えました。

その時T内科から電話がありました。
「予約されてたインフルエンザの予防接種、今日いかがですか?」
と言われました。
「あの、今熱が37.9℃あるんです」
と答えると
「あら、それは予防接種無理ですね。落ち着いたら教えてください」
と言われました。

私は、歯が痛いけど



通ってるディとか、保健所とか、S病院 歯科口腔外科とか、ヘルパーさんに電話をかけまくりました。

喋ると響いて歯が痛いのですが、喋らな伝わらへんので、汗かきながら話しました。

一通り連絡が終わって ほっとしていると。

S病院 発熱外来から電話が来ました。
「受診して下さい。公共交通機関を使わず、急いで来てください」
と言われました。

「え?歩いて行かなあかんのですか?」
と聞くと

「私どもでは、公共交通機関を使わないでとしか言えないんです。感染予防をしっかりして来て下さい。皆さんそうされてます」
と言う返事でした。

さらに
「到着されたら病院の敷地外で発熱外来に電話して下さい。係の者が迎えに行きます」
と言われ、電話番号を教えてもらいました。

私は、痛い歯と体にムチ打って、着替えてS病院に向かいました。



私は、ふらふらしながらS病院に着きました。
いつもなら入る門のところで、教えていただいた通り、電話をしました。

数分後事務の方っぽい男性が来て、足早にS病院に入り、人目を避けるように大回りして、仮設の発熱外来のブースに入りました。



そこに1人の若い男性看護師さんが、気持ちよさそうに眠ってはりました。

患者は、私1人で、椅子がソーシャルディスタンスをとって並べられていました。

事務の方は、困ったように、小声で看護師さんを起こしてはりました。

起きた看護師さんは、慌てて事務の方の差し出した紙を受け取ってはりました。

先に椅子に座るよう促され、待っていると、男性看護師さんが、問診を取りに来られました。

検温→38.0℃
脈と血中酸素濃度
症状は、いつからか
コロナの人と会ったか
コロナが移された様な出来事はあったか
海外に行ったか
他の都道府県に行ったか
既往歴
治療中の疾患
今鎮痛解熱剤飲んでるか
電話番号

等を聞かれました。

私は、2週間前に、買い物で難波に出た事を伝えました。
あと歯が痛い事も伝えました。


男性看護師さんは、
「今から先生から電話があるので、出れるように準備してて下さいね。あと何かあれば言ってください。後ろにいます。誰もいない時は、公衆電話の横に置いてる携帯から、ポスターに書かれてる番号に電話して下さい」
と言うと、すっーと離れて行かれました。

先生から電話か。着音小さいから出して持っとこ。
と思い、電話を握りしめてました。

けど先生からの電話はなく、先生が来て下さいました。

少し年配の男性でした。
「今から胸のレントゲンと採血とCRP検査をしますね」

「あ、インフルエンザの検査もお願いします」

「そう?じゃインフルエンザも調べようか。採血の結果は、1時間半くらいかかるからね。CRPは、明日の昼かな」
と言われました。

···CRPは明日の昼なんだ···
···1時間半座ってるのか···しんどいなぁ···
···歯が痛くて、めっちゃ辛い。薬飲めないかな···
と色んな言葉が私の頭に浮かびました。

けど···我慢かな。
と思って椅子に座ってました。


すると後ろから話し声が聞こえてきました。
見ると女性看護師さんが増えてました。



聞くとはなしに聞いてると、雑談でした。

多分患者が私1人やから、気が緩みはったんでしょう。

わかるけど···気分の良いもんではなかったです。

私は、S病院の看護師さんは一流だと、自分が入院した時思ってました。

患者のいる所で雑談は。
しかも準清潔区域での雑談は。
気をつけないと、コロナなるで···と言いたくなりました。

多分午前中は、忙しいやろからこんな事ないんやろなぁと思いつつ、昭和の看護婦は、老婆心してました。

しばらくして、女性看護師さんが
「胸のレントゲンです」
と言われ、救急外来方向のレントゲン室に私を誘導されました。

その後男性看護師さんが
「CRP検査とインフルエンザの検査をします」
と言われました。


検査場所は屋外で、ビニールシートでおおった一角でされました。

どちらの検査も鼻から細い管を奥の方まで入れた後、そっと抜いてキッドに入れるものでした。

涙が出ました。

細いけど、痛かったのです。

私は、胃カメラや経管栄養チューブが苦手だから、余計に痛く感じるのだと思います。

けど動いたらやり直しだと思うと、ぐっと我慢しました。

なんとか検査がすんで、元の椅子に座ると。


また看護師さん達の雑談が聞こえてきました。

笑い声とか聞いてると···
こっちは歯ぁ痛いのを我慢してるのに···とイライラしてきました。

それで気が付きましたが
お昼の薬飲んでない!だからイラつくんや。

そう思った私。

けど薬飲む前は手洗いとうがいしたいな。

と思ったから、看護師さん達に言いました。

「あの、すみません。お薬飲みたいので、手を洗いたいんですが···」

すると女性看護師さんが
「今飲まなあかん薬ですか?あと少しで結果分かりますけど」
とつっけんどんに言われました。

私は
「わかりました」
と言って椅子に座りました。

その後も看護師さん達の雑談は、続きました。

そしてかなり待った頃···多分1時間くらい


最初に来られた年配の男性先生が
「インフルエンザは、陰性じゃったよ。コロナは明日昼に結果出るから。多分歯からの熱やね。白血球上がってたし。炎症反応あるしね。肺のレントゲンは、綺麗やったよ」
と優しく伝えてくださいました。

私は、ほっとしてお礼を言いました。
それで帰ろうとすると、男性看護師さんから1枚の紙を渡されました。




えー(><)これやったらCRP受けた意味ないんちゃうん!!

私は、正直そう思いました。
仕方ないから14日間、自粛しようと思いました。

けど···歯がマジやばいので、S病院の歯科口腔外科の先生に、受診出来ないか、電話で確認しました。
「来ていいよ」
だそうです。

それでも感染予防対策をしっかりとって、受診しようと思っています。

下顎だけでなく、上顎までやられたら、私固形物食べれなくなるから(T^T)

そして次の日の昼にS病院発熱外来から
「PCR検査、陰性でしたよ」
と電話がありました。

ほっとしました。
けど···無症状コロナかぁ···。
なんかスッキリしない気持ちになりました。

感染源にはなりたくないしなぁ。

もっと精度のいい検査法、来年の今頃には出来てるのかな···。
それに治療薬やワクチンも。
早くそんな日が来るといいなぁと、心底願っています。

ちなみに熱はあれ以来出てません。
風邪症状は、ないです。
味覚も嗅覚もはっきりしてます。

歯がバリバリに痛い以外、症状ないです。

コロナって···本当にやだなぁ···。
と思う私でした。