廃墟を歌う74  時山第一・第二発電所06

亡くなった長男が残した「廃墟游耽」を歌にしました。

(時山第二発電所02)

 

「廃色に染まりし機械の計器盤末期の吐息漏らし続ける」

機械類も廃色に染まっている。

 

「窓からの緑の光照らし出す無機質満ちる幻想の世界」

ときおり窓から日が差すと、緑がかった光が部屋を照らし
無機質な彼らになんともいえない幻想的な色を与える。

 

 

「廃屋に光はいかに満つるとも出ること叶わぬ廃墟の機械」

でも、もうここから出ることは叶わない。