今年は受かっていると思っていました。

 

職場をやめるときの挨拶まで夢に見たり、弁護士事務所の募集案内を見たり

司法修習の申込書、添付書類の準備も完璧でした。

 

しかし悪いイメージも皆無ではありませんでした。

これまで、司法試験計6回、予備試験計2回の、悪い知らせを見た時のショックがまた来るのかなと思ったりもしました。

 

職場で見たら、受かったら受かったで仕事にならないし、だめだったらなお仕事にならないと思ったので、まず帰宅。

仕事からの帰宅後、ツレと、手をつないで、毎度毎度の法務省のHPを見ました。

 

また、私の前後の方のみの番号がありました。

 

今年は、ツレのほうがショックをうけてしまっていました。

自分が助けになっているのかと、涙してしまいました。

そんなのを見たら、自分はかえって冷静になって、ごめんね、喜ばせてあげられなくて、と慰めていました。

 

しばらくそんな調子で晩ご飯を食べたのですが

気持ちは落ち込み、TVの歌謡コンサートでは慰められず、やはり近所のスーパーマーケットに買い物がてら散歩に出よう、と

部屋着から着替えようと自分の書斎に戻ったとき、

 

口惜しさと悲しさと情けなさと怒りとやるせなさとが爆発して

四つ這いになって泣き叫んでしまいました。

 

漸く、感情が外に出ました。

泣かないと気持ちのもやもやが出ず、かえって行動がおかしくなるので、どこかで冷静な自分が安堵。

 

2-3分、そんなことしていたら、床に水たまりができてしまい、

泣き止んだ後はだしで踏んずけて、ぬるっとしました。

涙で水たまりってできるんですねぇ。

 

そして、今朝。

やはり、深くは寝られませんでした。最近4時間程度で目覚めますが、今朝は3時間ぐらいでした。

かねてからまめに不合格の記録と合格までの勉強法を載せてくれているブログを見直し

そこからの、社会人受験生のブログ、リベンジのブログに飛びましたところ

昨日のログで「合格しました」の報告。

おめでとうございます。

 

アメブロを書いたら、合格するのか?と錯覚して今に至ります。

 

タイトルの「十浪ですが、なにか。」は今年の試験直後考えたもの

現行の司法試験では珍しく、すでに今回を含めて7回失敗しています。

もともとロースクール卒、予備試験に合格して

(しかも予備試験は2回目に合格するも口頭で落ち、その後さらに2回受験、漸く合格)

今に至ります。

 

年齢も年齢、人生のイベントも目白押し

数年前にマンションを買ったり、子供ができるぎりぎりの年なので不妊治療に取り組んだり

会社があまりにも自分を磨けないので転職活動をしたり、と

二兎を追う者は一兎をも得ず、どころか、ウサギ3-4匹追いかけています。

 

それで、今年の結果なのでしょうかね。

 

来年は再びの最後の年。

学生時代、旧「三振」を苦にした勉強会の仲間が一人、法務省祝田橋の合格発表を見た後、自死しました。

私もそうしたい気持ちは何度と起きました。

何とか踏みとどまったのは、彼の姿があったからです。

この非人道的な制度に、合格してから、反撃してやると奮起しつつ。

 

それでも、毎年、悲しくて悔しくてやりきれず、もうにげたい、やめたいと何度も思いました。

 

ただ、今年進歩したとすれば

短答式の結果が、1000番を切ったこと

そして、不合格の通知を見た後、

今年おそらく初めて、

 

この世から消えてなくなりたい・・・死にたいと思わなかったこと。

 

最後の年は、あえて適当に受けて、自分を追い込まないようにしようか

まず自分のキャリアを確保するため、転職を先に済まそうか、などと考えていますが、

今、午前5時21分、目の前には平成30年の合格答案集の、憲法の問題のページが開かれています。