ここで
いろいろな方のブログを読ませて頂き、何となく10年前の事を思い返していた。
あの頃
いろいろなことがあった。
最愛の母が他界した。
鬱になった。
みっつぁんとまっつぁんを連れて、離婚をした。
資格を取り仕事を始めた。
潰瘍性大腸炎という難病になった。
良いことなんで1つもなかった。
てか、ないと思っていた。
でも
その経験の一つ一つが
私を成長させてくれた。
世の中が180度変わって見えたんだ。
仕事中体調崩して
それから五日間
高熱と下痢と血便が続き
病院に運ばれ、検査後に言われた
もう少し遅かったら死んでたよ
の一言
だって思ってたんだ
私は大腸癌の末期なんだろう…もう長く生きられないんだろう…と
だけど
主治医に言われた
あなた、潰瘍性大腸炎かクローン病の疑いがあるね
多分潰瘍性大腸炎だと思うけど…
…
私、癌ではないんですね?
まだ生きてられるんですね?
と言ったのを覚えている。
朦朧としているのに能天気に、喜んでいたような気がする。
子供たちのことが気掛かりだった私は
難病と言われながらもまだ生きられるという事だけが嬉しくて仕方なかった。
あれから10年
みっつぁんは専門卒業して
地元ではちょっと名の知れた有名店に就職した。
あんな小さかったまっつぁんは中学一年生思秋期真っ只中(笑)
私は
薬の副作用、合併症、いろんな事に苦しめられている。(笑)
定期的な点滴は潰瘍性大腸炎を落ち着かせるだけで、副作用は容易ではない事もある。
合併症の強直性脊椎炎は
あちこちの骨が痛くて痛くてどうにもならない時もある。
それでも、今生きていられる。
これからも命がある限りは
感謝の気持ちを忘れずに
1日1日を大切に優しく過ごしていきたいと思う。
この目で愛おしい者たちの成長を見ていられる事。
幸せに思う。