ふふふ


広瀬くん
この家に来るのは
初めてだろ


はい
古風な洋館で
とても素晴らしいです






ふふふ

君にいいものを



みせよう




地下にきたまえ



階段が古いので



気をつけ給え





はっ



ぎし。ぎし。ぎし

めし。ぎし。だん。

だん。だん。。。














どうだ
広いへやだろう



はっ






実は


この部屋の向こう側。


霊界とつながって
いるのだ



本棚があるだろ




この

本棚をまわすと




がー


がー


がらがらがら。




おっ


先生

これは






驚いただろう







ロウソクの数々





長いロウソク


短いロウソク


沢山ありすぎて
気が遠くなる




ここは
霊界だ






おっ
先生


ひとつ
ロウソクの炎が
消えました






あれは
誰かいま亡くなったんだ





おっ
あそこも





ひとの命は
すべてあのロウソクの
寿命なのだ




代々
わたしたちの一族が
管理している



わたしの次は

太郎が継ぐことになる





太郎くんがですか。





そうだ



八歳の誕生日がきたら

この魔界の
説明をしようとおもっていた





今日がその日だ





広瀬くん




上にあがって
太郎をよんできて
くれ給え





はっ


















先生




太郎くん
よんできました





太郎


どうだ



驚いただろう





すごーい





パパありがとう




なにがだ




僕の誕生日



ロウソクー
ロウソクー


たくさん
たくさん



わーい




おい
太郎走るんじゃない








これサプライズでしょ



ふー



ふー


ふー






こらこら


ロウソクの炎を
消したらだめだー





まてー




ふー




ふー




ふー




八歳だから



ふー
ふー



八つ吹いて消したよー




はははは
きゃほう


わーい





先生。。
いま八人死にましたよ。





うん


わかっとる。













(終わり)