タイトル:好奇心が加速する ローリング765② 作成者 中馬寛泰
ジャンル:ヒューマンドラマ
時間:60分

第209話 Get Out邦題「ゲット・アウト」  
   
 登場人物
①障がい者人気映画ブロガー愛車Look765:マサル
②ブロガー兼秘書(マサルの) ユウ マサルに密かに恋心を抱いている。ジェンダーレス
③リョウ(28)「サガン」のオーナー、愛車キャノンデール(ロード) Cannondale/(トラック)迦陵頻伽
映画に詳しく、毎週金曜日にラジオで映画コーナーを担当している。
ワールドトレードセンターの近くのオフィスで働いていた。IT関係の仕事だったよ
④ミキ(26)ユウの親友。ユウのブログの編集者兼カメラマン
⑨カイ(30) 元プロサイクリストで現在は自転車のメカニックとして働いている。愛車はピナレロ。マサルとは古い友人で、彼のブログをいつも楽しみにしている。映画にはあまり詳しくないが、マサルのブログを通じて新しい映画を知ることができる。また、彼はマサルの自転車のメンテナンスを担当している。

○Yokohamaー早朝

原文

マサル◇NGシーンや刑務所シーンはカットされた部分でしょうが裁判の行方が気になります
この映画はホラーではなく暴力や殺人のスリラーですね

ユウ◇恋人の実家に招かれた黒人が体験する悪夢のような家族と知人ストーリー

リョウ◇ロボトミーらしきキチガイじみた手術をする父親の狂気の医師はホラー感覚です
イニシエーション・ストーリーですね、黒人の身体に自分の脳を移植して新しい人生を楽しむ
発想は子供並みです、不自由になった白人の身体から黒人の身体に脳だけを移植する
身体のオークションらしき競りがありますが値段が不明です

マサル◇VRのアバターのように黒人の体を乗っ取るアイデアは斬新でした、それを黒人製作陣が思い付く、それもコメディ出身だからオープニングのルンルン感があるのですね

リョウ◇ストーリー展開で流れる違和感は人種差別にある恐怖の被害妄想でしょうね
感情を奪われた黒人は3人、ストーリー上は孫が叫ぶ「おじいさん」「おばあさん」の一瞬の一言だけ
この台詞を聞き逃してしまうと気が狂った黒人の使用人の暴走で2~3回、見直す羽目になります

ストーリー上は「おじいさん、アイツをやっつけろ!」と「おばあさん、アイツを逃がすな!」でエンディングに向かいます
来客の黒人は「パパラッチを許すな!」でしょうね、彼だけは脳の意識狭窄(いしききょうさく)の一部分が生かされています

ユウ◇タイトルのゲット・アウト(出ていけ!)は彼の台詞からでしょうね
ウォルター(庭の管理人)の脳はローズのおじいさん
ジョージナ(使用人)の脳はローズのおばあさん
ローガン・キングの脳は来客の老婦人の旦那
この3人の役柄はネタバレですが覚えておいたほうがいいです

マサル◇土地不案内な人(主人公)が登場するパターンはホラーの定番ですね
意識狭窄か意識狭縮、意識の広がりの障害で体験内容の特定の一部分しか意識されない状態をいう
これを催眠術で表現したのは斬新でしたね


場面:横浜の海岸沿いのカフェ

時間:朝の光が窓から差し込む

マサル(Look765に乗りながら):この映画、表面的なスリルだけじゃなくて、深い社会的メッセージが込められているよね。人種差別っていうのは、目に見えないけど、とても重い鎖なんだ。

ユウ(マサルの隣でコーヒーを飲みながら):そうだね。この映画は、ただのエンターテイメントじゃなくて、現実の問題に目を向けさせる力がある。マサル、君のブログでそのことを伝えたらどうかな?

リョウ(カウンターでコーヒーを淹れつつ):映画って、ただの娯楽じゃなくて、時には社会を映す鏡だよね。今週のラジオで、この映画のことを話そうかな。

ミキ(カメラを構えて):ユウ、今日のブログのための写真、ここで撮ろうよ。海と空の色が、映画のテーマにぴったりだと思うんだ。

カイ(ピナレロをいじりながら):映画はあんまり詳しくないけど、マサルのブログを読むと、いつも新しい発見があるよ。今回の記事も楽しみにしてる。

マサル:ありがとう、カイ。おかげで、僕のブログは多くの人に読まれるようになった。みんなの支えがあるからこそ、僕は書き続けられるんだ。

ユウ(マサルを見つめながら):マサル、君の言葉はいつも人々の心に響くよ。だから、君のブログは特別なんだ。

リョウ:それじゃあ、今日のテーマは「映画を通じて社会を見る」にしよう。マサル、ユウ、後でインタビューさせてもらえるかな?

ミキ:いいね、リョウ! それなら、僕もカメラでその瞬間を捉えたい。

カイ:俺も手伝うよ。マサルのブログがもっと多くの人に届くようにね。

マサル:みんな、ありがとう。僕たちの声が、世界を少しでも良くする力になればいいな。

このような形でストーリーを進めてみてはいかがでしょうか。登場人物たちの関係性や、映画のテーマを深く掘り下げることで、視聴者に強い印象を与えることができると思います。場面:横浜の海岸沿いのカフェ、窓際の席

マサル(Look765を見つめながら):この自転車はただの乗り物じゃないんだ。僕の足であり、僕の世界を広げる翼なんだ。映画のように、僕たちの人生も、予測不可能な展開がある。だからこそ、生きがいを感じるんだよ。

ユウ(マサルの目をじっと見て):マサル、君のブログは多くの人に影響を与えている。君の言葉一つ一つに、僕の心は動かされる。でも、君にはそれ以上の感情を抱いていること、君は知らないよね。

リョウ(カウンター越しに二人を見て):映画は人の心を揺さぶる。僕のカフェもそう、人々の心に残る場所でありたい。マサルのブログも、ユウの編集も、みんなそれぞれの物語を紡いでいるんだ。

ミキ(カメラを下ろして):ユウ、君の編集はいつも完璧だよ。でも、時々君の本当の気持ちが見え隠れするよ。マサルへの想い、それを写真に込めることができたら、もっと素晴らしい作品が生まれると思うんだ。

カイ(工具を手にしながら):自転車を修理するのは、僕にとって瞑想の時間だ。マサルの自転車を触るたびに、彼の冒険に少しでも貢献していると感じる。それが、僕にとっての誇りなんだ。

場面:横浜の海岸沿いのカフェ、窓際の席

マサル(Look765を指さしながら):この自転車は、僕にとって自由へのパスポートなんだ。映画の中の主人公たちと同じように、僕たちも自分の道を切り開いていく。それが、僕のブログを通じて伝えたいメッセージさ。

ユウ(マサルの手をそっと握りながら):マサル、君のブログはただの文章じゃない。それは、君の魂が込められた作品だ。君のそばにいられること、それが僕にとってどれほど大切か、君にはわからないだろうけど。

リョウ(カウンターでエスプレッソを作りながら):映画のように、僕たちの人生もドラマチックだよね。カフェのこの小さな世界で、僕は自分の役割を見つけた。マサルのブログ、ユウの編集、それぞれが大きな物語の一部なんだ。

ミキ(カメラを構え直しながら):ユウ、君の感情は、写真を通じても伝わるんだよ。マサルへの想い、それを隠さずに表現してみたら? それが、真実のアートになるんじゃないかな。

カイ(工具箱を開けながら):自転車のメカニックって、ただの修理じゃない。それは、人と自転車の絆を深める仕事なんだ。マサルの冒険が、僕の手によって支えられていると思うと、嬉しくなるよ。

各キャラクターの心情や関係性をさらに掘り下げることで、視聴者に感情移入を促し、ドラマの深みを増すことができます。

「このドラマはフィクションです。実在の人物や団体、地名などとは関係はありません。」