タイトル:好奇心が加速する ローリング765② 作成者 中馬寛泰
ジャンル:ヒューマンドラマ
時間:60分

第204話The Gift邦題「ギフト」 
     
 登場人物
①障がい者人気映画ブロガー愛車Look765:マサル
②ブロガー兼秘書(マサルの) ユウ マサルに密かに恋心を抱いている。ジェンダーレス
③リョウ(28)「サガン」のオーナー、愛車キャノンデール(ロード) Cannondale/(トラック)迦陵頻伽
映画に詳しく、毎週金曜日にラジオで映画コーナーを担当している。
ワールドトレードセンターの近くのオフィスで働いていた。IT関係の仕事だったよ
④ミキ(26)ユウの親友。ユウのブログの編集者兼カメラマン
⑨カイ(30) 元プロサイクリストで現在は自転車のメカニックとして働いている。愛車はピナレロ。マサルとは古い友人で、彼のブログをいつも楽しみにしている。映画にはあまり詳しくないが、マサルのブログを通じて新しい映画を知ることができる。また、彼はマサルの自転車のメンテナンスを担当している。

○Yokohamaー早朝

原文

マサル◇今回はホラー映画の巨匠サム・ライミのThe Gift邦題「ギフト」だ

リョウ◇超能力「ギフト」を持ったカード占いの呪い師(まじない)のストーリー
今回も超能力です、祖母から授かった「ギフト」のカード、ソニーのCMのような○✕△□の絵
幻覚や錯覚は気味の悪いゾンビです、これがホラー色の強いサスペンスになるのですね

ユウ◇精神異常の田舎者とふとどき者の暴力
真犯人は別にいる、では誰だ で行き当たり場当たりの犯人探しのストーリー展開
ハズレではないですが閉塞感漂う田舎町で起こる殺人事件を透視能力を操る霊媒師が解決したらおしまいです


場面:カフェ「サガン」、朝

カイ(カウンターでコーヒーを作りながら):マサル、今日のブログはどうだった? いつものように面白い話題を提供してくれたかい?

マサル(ノートパソコンを開きながら):ええ、でも今回の映画はただのホラーじゃないんだ。人間の心理を深く掘り下げていてね。特に、超能力を持つ主人公がどう社会と向き合っていくかが興味深い。

ミキ(カメラをセットアップしながら):私たちもその超能力があったら、ブログの内容をもっとリアルに伝えられるのにね。

ユウ(マサルの隣に座り、コーヒーを手に取りながら):でも、その能力があればあるほど、孤独を感じることも多いのよ。映画の中の主人公も、自分の力に苦しんでいる場面があるわ。

リョウ(ラジオのスクリプトを見ながら):そうだね。彼女は自分の能力を受け入れ、それを使って人々を助けることを学ぶ。それがこの映画のメッセージだ。

カイ:なるほど、それじゃあ、超能力があるっていうのは、恵まれているとも言えるし、呪いのようなものだとも言えるんだな。

マサル:正解。それに、この映画は視聴者にも同じ問いを投げかける。もし自分がそのような能力を持っていたら、どうするかってね。

ミキ:うーん、難しい質問ね。でも、それがこのドラマの面白いところだわ。

ユウ(マサルの目を見つめながら):マサル、あなたならどうする?

マサル(少し考えた後):僕はね、この能力を使って、もっと多くの人に映画の素晴らしさを伝えたいな。

カイ:おー、さすがマサル。いつも人のためを思ってるな。

ミキ:じゃあ、次のブログのテーマは決まったね。超能力と映画の関係について深掘りしてみよう。

リョウ:それはいいね。金曜日のラジオでも取り上げてみるよ。

ユウ(心の中で):マサルのそういうところが、私が彼を尊敬する理由よ。いつか、この気持ちを伝えられたらいいのに。

各キャラクターの個性や関係性を活かしながら、ストーリーを進めていくことができます。登場人物たちの対話を通じて、映画のテーマやメッセージを掘り下げ、視聴者に考えさせる要素を織り交ぜることが重要です。

場面:ユウのアパート、夜

ユウ(ブログの記事を書きながら):(心の中で)マサルへの気持ちをどう表現すればいいのかしら。彼にとって私はただの秘書で、友達以上の何かになることはできるの?

ミキ(電話で):ユウ、どうしたの? いつもより遅くまで起きてるじゃない。

ユウ:ああ、ちょっと考え事をしていたの。マサルのことなんだけど…

ミキ:マサル君への気持ち、まだ伝えてないの?

ユウ:うん、まだ。でも、このままじゃいけないと思ってる。彼には知ってほしい。

ミキ:そうね、正直になることが大切よ。でも、焦らないで。タイミングが来たら、自然と言葉が見つかるわ。

ユウ:ありがとう、ミキ。君がいてくれて本当に助かるよ。

カイ(突然訪れて):ユウ、こんな時間に何してるんだ?

ユウ:カイ!? どうしてここに?

カイ:マサルから聞いたんだ。お前が何か悩んでるって。だから、話を聞きに来た。

ユウ:それは…ありがたいけど、今は大丈夫。

カイ:そうか。でも、何かあったらいつでも頼ってくれよ。マサルも心配してるからな。

ユウ:わかった。ありがとう、カイ。

ミキ(電話越しに):カイ君も来てるの? みんなで支え合ってるんだね。

ユウ:ええ、本当にありがたいことよ。

カイ:それじゃ、俺はこれで。お前の記事、楽しみにしてるからな。

ユウ:うん、がんばるよ。

○カイが去った後


ユウ:(心の中で)マサル、私の気持ち、いつか伝わるといいな。

ユウの内面的な葛藤と周囲の人々との関係性を描いています。ユウが抱える感情や友情、そして恋愛感情がストーリーに深みを与え、視聴者に共感を呼び起こします。

「このドラマはフィクションです。実在の人物や団体、地名などとは関係はありません。」