タイトル:好奇心が加速する ローリング765② 作成者 中馬寛泰
ジャンル:ヒューマンドラマ
時間:60分

第197話The Ninth Gate邦題「ナインスゲート(1999年)」
     
 登場人物
①障がい者人気映画ブロガー愛車Look765:マサル
②ブロガー兼秘書(マサルの) ユウ マサルに密かに恋心を抱いている。ジェンダーレス
③リョウ(28)「サガン」のオーナー、愛車キャノンデール(ロード) Cannondale/(トラック)迦陵頻伽
映画に詳しく、毎週金曜日にラジオで映画コーナーを担当している。
ワールドトレードセンターの近くのオフィスで働いていた。IT関係の仕事だったよ
④ミキ(26)ユウの親友。ユウのブログの編集者兼カメラマン
⑨カイ(30) 元プロサイクリストで現在は自転車のメカニックとして働いている。愛車はピナレロ。マサルとは古い友人で、彼のブログをいつも楽しみにしている。映画にはあまり詳しくないが、マサルのブログを通じて新しい映画を知ることができる。また、彼はマサルの自転車のメンテナンスを担当している。
  


○Yokohamaー早朝
原文

マサル◇ロマン・ボランスキーのホラーって、主演がジョニー・デップが一癖ありそうな気配ありそうだな

ユウ◇原作がアルトゥーロ・ペレス・レベルテ「影の王国への九つの扉」

リョウ◇ジョニー・デップ演じる本の(書籍)探偵が17世紀の悪魔書「ナインスゲート」を調べるストー
依頼主の最後は衆生済度(しゅじょうさいど)の焼身自殺でした

マサル◇悪魔がテーマの作品ですがサイコなシーンはなし、殺人は3件、出血はありませんでした
ロマン・ポランスキー監督流のホラー作品のようです

リョウ◇9枚のどれか1枚が偽物で本物が揃うまで続くことを考えればホラーですね
熱い思いを続ければ衆生済度(しゅじゅうさいど)に気が付くのかな
注)衆生済度は脱水による死因です

場面:横浜の海岸沿いのカフェ

ミキ(カメラを構えながら):この映画、本当に深い意味があるよね。マサルさんのブログで紹介されると、もっと多くの人がこの作品の魅力に気づくはず。

カイ(自転車のチェーンを調整しながら):俺は映画のことはよくわからんけど、マサルの書くことはいつも心に響くんだ。彼の言葉には、ただの映画評じゃない、何か特別な力がある。

ユウ(マサルを見つめながら):マサルさん、あなたのブログはただのレビューじゃない。それは、映画を通じて人々の心を動かし、考えさせるもの。あなたの障がいは、あなたの視点をユニークにしているのよ。

マサル(考え込むように):映画は、私たちが普段見過ごしてしまう世界を見せてくれる。この「ナインスゲート」も、表面的なホラーだけじゃない。人間の欲望、恐怖、そして救済について深く掘り下げているんだ。

リョウ(ラジオのマイクを前にして):そして、この映画は私たちに問いかける。真実とは何か、そして私たちはどこまでそれを求めるべきか。衆生済度のように、自分を犠牲にしてでも。

ユウ:でも、その探求は危険を伴うこともあるわ。マサルさん、あなたはその危険をどう思いますか?

マサル:リスクは常にある。でも、真実を求める旅は、それだけの価値がある。私たちのブログは、その旅の一部を共有するためにあるんだ。

カイ:マサル、お前の言葉にはいつも勇気づけられるよ。お前のブログがある限り、俺たちは新しい世界を見ることができる。

ミキ:それじゃあ、次のブログのための写真を撮ろうか。マサルさんの言葉を、画像と共に伝える時間だよ。

各キャラクターの個性や関係性を活かしながら、映画「ナインスゲート」のテーマを深く掘り下げる台本を作成することができます。

場面:横浜の海岸沿いのカフェ、夕暮れ時

ユウ(心配そうに):マサルさん、あなたのブログがあまりにも影響力があるため、ある映画制作会社から圧力を受けていると聞きました。それは本当ですか?

マサル(落ち着いて):ええ、残念ながらそれは事実だ。でも、私は自分の意見を曲げるつもりはない。真実を伝えることが、私たちの使命だからね。

カイ(怒りを露わにして):それは許せん!マサルはただ正直なレビューを書いているだけだ。俺たちも何かできることはないのか?

ミキ(決意を固めて):私たちはマサルさんを支えるために、もっと声を大にして真実を伝えるべきよ。私のカメラで、この問題を世界に知らせるわ。

リョウ(考え込むように):この問題は、ただの個人的な攻撃ではない。表現の自由という、もっと大きなテーマに関わっている。私のラジオ番組で、この件を取り上げよう。

ユウ(マサルに近づいて):マサルさん、私たちはあなたのそばにいます。あなたの言葉が、多くの人々に影響を与えていることを忘れないでください。

マサル(感謝の意を込めて):みんな、ありがとう。私は一人じゃないんだね。私たちの声は、必ず届く。だから、これからも真実を追求し続けよう。

このように、登場人物たちが直面する試練は、彼らの信念と団結を試すものです。彼らは互いに支え合いながら、表現の自由と真実を守るために立ち向かいます。

場面:マサルの自宅、夜

マサル(パソコンの画面を見つめながら):私の言葉がこんなにも多くの人に届いているとは…。でも、この声が、ある人々にとって都合の悪いものになってしまっている。

ユウ(マサルを支えるように):マサルさん、あなたのブログは多くの人に勇気を与えています。圧力に屈してはいけません。あなたの声が必要な人がいるんです。

マサル(苦悩しながら):分かっているよ、ユウ。でも、私たちの安全も考えなければならない。私の障がいは、すでに多くの挑戦をもたらしている。これ以上のリスクを背負うべきかどうか…

カイ(力強く):マサル、お前は俺たちの誇りだ。お前の正直さと勇気が、俺たちをいつも励ましてくれる。何があっても、俺たちはお前の側にいる。

ミキ(決意を示しながら):私たちは一緒にこの問題に立ち向かうわ。マサルさんの言葉を世界に届けるために、私のカメラがある。

リョウ(真剣な表情で):私たちの戦いは、ただの映画評論以上のものだ。これは、言論の自由と個人の信念に関する戦いなんだ。

マサル(深呼吸をして):そうだね。私たちの声は沈黙させられるべきではない。真実を伝えるために、私はこのブログを始めた。だから、どんな圧力があっても、私は曲げない。

マサルさんが自分の信念と外部からの圧力との間で葛藤する様子を描いています。彼は自分の使命と安全のバランスを見つけながら、最終的には自分の声を大切にすることを選びます。


例えば、ある映画制作会社からの圧力により、彼のブログの内容を変えるよう求められた場合、マサルさんは自分の信念と安全のバランスを考えることになるでしょう。彼は自分の言葉が多くの人々に影響を与えていることを理解していますが、同時に自分自身や周囲の人々の安全を守る必要もあります。

彼の葛藤は、物語の展開に影響を与え、登場人物たちの絆や信念を試す重要な要素となります。

場面:マサルの自宅、深夜

マサル(パソコンの前で深くため息をつきながら):これが最後の投稿になるかもしれない。私の言葉が、誰かを傷つけることになるのなら、それは私の望むことではない。

ユウ(マサルの手を握りながら):マサルさん、あなたの言葉は多くの人々に希望を与えてきました。あなたが書くことをやめたら、その光が消えてしまいます。

マサル(画面を見つめ直しながら):ユウ、君の言葉が心に響くよ。私はただ、映画の真実を伝えたいだけなんだ。それが、誰かの利益に反するとしても。

カイ(電話越しに):マサル、お前は俺たちのヒーローだ。お前が書くことを止めたら、俺たちも何か大切なものを失うことになる。

マサル(決意を固めて):分かった。私は私の道を行く。真実を伝えるために、そして、映画が私たちに教えてくれる大切なことを共有するために。

このように、マサルさんは最終的に自分の信念に従い、真実を伝えることを選びます。彼の選択は、彼のブログの読者や周囲の人々に影響を与え、彼らを勇気づけることになるでしょう。

「このドラマはフィクションです。実在の人物や団体、地名などとは関係はありません。」