タイトル:障がい者でもがんばります!新しい1歩 ②作成者 中馬寛泰
ジャンル:ヒューマンドラマ
時間:60分
第115話 「国際自転車デー」
登場人物
眞(まこと)(32)山手中央署の障がい者警察官。交通事故で左足に障がいを持つ。
ユウ(22)眞の同居家族。保護家族で路上生活者だった。
ゲンさん(45)眞の先輩刑事。
ポチ(3)眞の飼い犬。雑種犬。
ミハイル(28)眞の居候。ロシア系外国人。
○東京都渋谷区代々木公園ー早朝
原文
眞◇今日は国際自転車デーだ
ゲンさん◇そうだな、青切符の日だったな
ミハエル◇国際自転車デーは知ってるけど青切符は何なの?
眞◇道路交通法違反事件の処理方法だな、青切符と赤切符は
自転車専用の違反切符だな、覚えておくといい
ゲンさん◇前NHKのドラマで駐輪場で積み重なった自転車を見かけたな、中学校前の生徒が無断で駐輪していたこともあって注意だけはしておいた
眞◇NHKは放送前に審査していないのかな、駐輪する前に2段、3段自転車を上に重ねて罪の意識が無いのも不思議だな
ユウ(眞を見ながら)◇眞さん、自転車って本当に便利だよね。でも、ルールを守らないと危険だし、他の人にも迷惑をかけることになるよ。
眞◇その通りだ。自転車はエコで健康にもいいけど、交通ルールは絶対に守らないとな。
ポチ(尻尾を振りながら)◇ワンワン!
ゲンさん◇あはは、ポチまで賛成してるぞ。
ミハイル◇日本では自転車も交通の一部だからね。ロシアではそういう意識はまだ低いかもしれない。
眞◇交通ルールを守ることは、自分を守ることにもつながる。特に自転車は保護装備が少ないからな。
ユウ◇そうだね。今日は国際自転車デーだし、みんなで自転車の安全について考えるいい機会だよ。
ゲンさん◇そうだな。今日は自転車の日だし、俺たちもパトロールをしっかりと行おう。
ミハイル◇僕も手伝うよ。安全な自転車社会のためにね。
眞◇ありがとう、ミハイル。さて、代々木公園の周りを一回りしてみるか。
ユウ◇いいね!ポチも連れて行こうよ。
ポチ◇ワンワン!(喜びながら)
ゲンさん◇それじゃ、行くぞ。安全第一でな。
(一同、自転車に乗り、代々木公園の周りをパトロールし始める)
登場人物たちが自転車の安全性と交通ルールの重要性について話し合い、実際に行動に移すシーンを描くことで、視聴者にメッセージを伝えることができます。眞◇よし、代々木公園の周りをパトロールしよう。
ユウ◇ポチも喜んでるね!
ポチ◇ワンワン!
(一同、自転車に乗り出す。突然、前方から急な叫び声が聞こえる)
ゲンさん◇何だ、あの声は?
ミハイル◇見て!あそこに自転車が倒れている人がいる!
(一同、急いで現場に向かう。地面には自転車と共に倒れている人がいる)
眞◇大丈夫ですか?!
(倒れているのは中学生の少年。自転車のブレーキが壊れていた)
少年◇ああ、足が…足が動かない…
ユウ◇すぐに救急車を呼ぼう!
ゲンさん◇眞、お前はここで少年を見ていろ。ミハイル、ユウ、俺と一緒に交通整理をしよう。
眞◇わかった。安心して、助けが来るからね。
(救急車が到着し、少年は病院に運ばれる)
ミハイル◇これが交通事故の現実だ。自転車も車と同じくらい危険なんだ。
ゲンさん◇そうだな。自転車のメンテナンスも大切だ。今日の出来事を教訓にしないとな。
眞◇自転車の日にこんなことが起きるとはな…でも、これが僕たちの仕事だ。安全を守るためには、こういう現実を直視しないと。
ユウ◇みんなで力を合わせて、安全な街を作っていこう。
自転車の安全性に関する重要なメッセージを伝えつつ、ドラマチックな展開を加えることができます。
○東京都渋谷区代々木公園ー一週間後
眞◇(病院のベッドの横で)よく頑張ったな。もうすぐ退院できるんだろ?
少年◇うん、ありがとう。眞さんたちがいなかったら…本当に感謝してるよ。
ユウ◇(少年に花束を渡しながら)これからは自転車に乗るときは気をつけようね。
少年◇ええ、約束するよ。もう二度と同じ過ちを繰り返さない。
ゲンさん◇(微笑みながら)それが聞きたかった。安全は何よりも大切だからな。
ミハイル◇(少年に手作りのお守りを渡しながら)これ、君の無事を祈って作ったんだ。これからはこれが守ってくれるよ。
ポチ◇ワンワン!(少年のベッドの足元で尻尾を振る)
少年◇(ポチを撫でながら)ありがとう、ポチ。君も心配かけたね。
(窓の外からは子供たちが自転車に乗る姿が見える)
眞◇見てくれ、あの子たちみたいに、自転車は楽しいものだ。でも、ルールを守って、安全に乗らないとな。
少年◇はい、僕もあんな風に元気に乗れるようになりたい。
ユウ◇大丈夫、一緒に練習しよう。僕たちがついてるから。
ゲンさん◇そうだ、回復したら、俺たちと一緒に代々木公園を自転車で一周しよう。
ミハイル◇それは楽しみだね。君の回復を心から願ってるよ。
〇一同、少年の回復を祝い、未来への希望を語り合う
少年の回復と、自転車の安全性に対する新たな理解を描きます。登場人物たちの絆と、困難を乗り越える力が強調されるシーンです。
「このドラマはフィクションです。実在の人物や団体、地名などとは関係はありま