タイトル:好奇心が加速する ローリング765② 作成者 中馬寛泰
ジャンル:ヒューマンドラマ
時間:60分

第168話 Midnight In Paris邦題「ミッドナイト・イン・パリ」
     
 登場人物
①障がい者人気映画ブロガー愛車Look765:マサル
②ブロガー兼秘書(マサルの) ユウ マサルに密かに恋心を抱いている。ジェンダーレス
③リョウ(28)「サガン」のオーナー、愛車キャノンデール(ロード) Cannondale/(トラック)迦陵頻伽
映画に詳しく、毎週金曜日にラジオで映画コーナーを担当している。
ワールドトレードセンターの近くのオフィスで働いていた。IT関係の仕事だったよ
④ミキ(26)ユウの親友。ユウのブログの編集者兼カメラマン
⑨カイ(30) 元プロサイクリストで現在は自転車のメカニックとして働いている。愛車はピナレロ。マサルとは古い友人で、彼のブログをいつも楽しみにしている。映画にはあまり詳しくないが、マサルのブログを通じて新しい映画を知ることができる。また、彼はマサルの自転車のメンテナンスを担当している。
     
○yokohamaー早朝

マサル◇ウディ・アレンのミッドナイト・イン・パリだ
ストーリー展開は文系ラブコメ、タイムスリップのような歴史の文豪が登場するところはファンタジー映画ですね
文豪が紹介した批評家の助言で練り上げていく小説が実際の自分の置かれている状況と最後一致するストーリー
妻と両親は現実、主人公だけは現実逃避で夢のようなタイムトラベルが続く

ユウ◇開始早々出ました、ユダヤ人の民主主義、「意見の不一致を認める それが民主主義だ」
理と不条理が共存するヨーロッパ文明においてなら意見の不一致という不条理はかわいいものだ
しかし意見の不一致は理不尽でしかない

リョウ◇不条理: 筋道が立たないこと、アルベール・カミュだな
理不尽: 強い力を持ったものが一方的に主張を通すこと、歴史(過去)の政治家によくありますね

マサル◇「下手な文章は不快、上手でも嫉妬で不快、」は名言級の台詞ですね
台詞に言葉の綾を使うのもウディ・アレンですが無限の猿どもにどんな影響を起こすか疑問です

リョウ◇字幕は映画では問題なく流れていますが本来ユダヤ人は一癖も二癖もある考え方です
そこまで紹介してしまうと映画を楽しめなくなってしまいます


場面:代々木公園、朝の光が木々を照らす。

マサル(Look765に乗りながら):この公園は、まるで映画のワンシーンのようだね。自然と都市が交差する。まさに、ウディ・アレンが描くニューヨークのようだ。

ユウ(マサルの隣を歩きながら):そうね。でも、マサルはいつも映画の中にいるみたい。現実と夢の境界線を行き来して。

カイ(ピナレロに乗って現れる):おはよう、マサル。今日もブログの更新はあるのかい?

マサル:ああ、今日は「ミッドナイト・イン・パリ」について書こうと思っている。夢と現実、そして創造性についてね。

ミキ(カメラを構えながら):それじゃ、僕はその「夢と現実」を写真に収めよう。マサル、いい表情してよ。

リョウ(遠くから手を振りながら):みんな、ラジオの準備はいいかな?今日は特別ゲストとしてマサルも来てくれるんだ。

ユウ(心の中で):マサルがラジオに出るなんて、きっと素敵な放送になるわ。彼の声は、いつも人々を魅了するから。

マサル(リョウに向かって):リョウ、今日は「意見の不一致」について話そう。それが、この映画の魅力の一つだからね。

リョウ:いいね、それで行こう。映画は、異なる意見が交錯する場所。それが、文化の豊かさを生むんだ。

ユウ(マサルに):マサル、私たちの意見も時々違うけど、それが私たちの関係を豊かにしていると思わない?

マサル(微笑みながら):もちろんだよ、ユウ。君の意見はいつも新鮮で、僕の視野を広げてくれるからね。

カイ:それじゃ、みんなでラジオスタジオに向かおうか。今日は、映画と現実について、深い話ができそうだ。

〇一同、ラジオスタジオへと歩き始める

場面転換:ラジオスタジオ内部。

リョウ:さて、リスナーの皆さん、今日は特別なゲストを迎えて、映画「ミッドナイト・イン・パリ」について語ります。マサル、よろしくね。

マサル:リスナーの皆さん、こんにちは。映画は、私たちに夢を見せ、現実を問い直させる。それが、この映画の素晴らしさです。

ユウ:そして、映画は私たちに、異なる時代、異なる文化を体験させてくれる。まるでタイムトラベルのようにね。

リョウ:映画は、過去と現在、そして未来を繋ぐ架け橋。それぞれの時代の「意見の不一致」を通じて、私たちは成長する。

マサル:そうだね。そして、私たちの日常も、映画のように、色々なストーリーが交錯している。それが人生のドラマだ。

リョウ:今日は、マサル、ユウ、ミキ、そしてカイに感謝します。次回もお楽しみに。さようなら。

(放送終了)


マサル(心の中で):この自転車は私の自由だ。映画の中のように、どこへでも行ける。でも、時には現実が重くのしかかる。ユウの気持ちに気づいているが、それに応える勇気がまだない。

ユウ(心の中で):マサルへの想いを隠しながら、彼のそばで支え続ける。彼が私の気持ちに気づいてくれる日を夢見ている。ジェンダーレスとしての自分のアイデンティティにも葛藤があるが、マサルのためなら強くいられる。

リョウ(心の中で):映画は私の情熱だ。マサルのブログはその情熱を共有する場。しかし、ITの仕事はただの生計を立てる手段。本当はもっと映画の世界に没頭したい。

ミキ(心の中で):ユウの才能とマサルの情熱にいつも感動している。自分も彼らのように何かに情熱を注げるものを見つけたい。カメラを通じて、その答えを探している。

カイ(心の中で):プロとしての自転車の世界を離れた今、メカニックとしての生活に満足している。マサルのブログは新しい映画の世界への窓。古い友人として、彼の成功を心から願っている。

場面:yokohama、朝の光が木々を照らす。

ミキ(カメラを構えて):この光、本当に美しいね。マサル、ここで一枚どう?

マサル(ポーズをとりながら):いいね、ミキ。映画のポスターみたいだ。

ユウ(微笑みながら):マサル、いつ見てもカメラ映えするわね。

カイ(工具箱を持ちながら):それはそうと、マサルの自転車、そろそろメンテナンスの時間だな。

マサル:ありがとう、カイ。君がいるから、いつも安心して乗れるよ。

リョウ(ラジオのスクリプトを見ながら):今日の放送、マサルのブログをテーマにしたいんだ。ユウ、アイデアはあるかい?

ユウ:ええ、マサルのブログにはいつも心を動かされる。特に、映画の感想は深いわ。

マサル:それを聞いて嬉しいよ。ユウ、君のサポートがあってこそだ。

カイ:マサル、お前のブログは映画に詳しくない俺にも楽しいぞ。新しい映画の世界を教えてくれて感謝してる。

ミキ:僕も、マサルのブログを通じて、映画の魅力を再発見しているよ。

リョウ:それじゃあ、ラジオでその魅力をリスナーにも伝えよう。マサル、準備はいいか?

マサル:いつでも準備はOKだ。リョウ、ユウ、ミキ、カイ、みんなのおかげでね。

〇一同、笑顔でラジオスタジオへと向かう

この対話シーンがキャラクターたちの関係性や物語の進行に役立つことを願っています。

「このドラマはフィクションです。実在の人物や団体、地名などとは関係はありません。」