タイトル:障がい者でもがんばります!新しい1歩 ②作成者 中馬寛泰
ジャンル:ヒューマンドラマ
時間:60分
第108話「鼻で笑う」         


登場人物

眞(まこと)(32)山手中央署の障がい者警察官。交通事故で左足に障がいを持つ。
ユウ(22)眞の同居家族。保護家族で路上生活者だった。
ゲンさん(45)眞の先輩刑事。
ポチ(3)眞の飼い犬。雑種犬。
ミハイル(28)眞の居候。ロシア系外国人。

○東京都渋谷区代々木公園ー早朝

原文
眞◇スエーデンの〝環境少女〟グレタさんまた逮捕 罰金刑直後に抗議活動

ミハエル◇あなた(グレタ)が間違っているんじゃないかな?

ゲンさん◇思春期の子は何を考えているか分からない


場面: 東京都渋谷区代々木公園、早朝。霧がかかった公園内を、眞とポチが散歩している。

眞(ポチに向かって): ねえ、ポチ。今日はいい天気だね。でも、グレタさんのニュースを聞いて、ちょっと考えさせられるよ。

ポチ(鼻で笑うような音を立てる): わん!

ユウ(遠くから駆け寄ってくる): 眞さん!大変です!ゲンさんが…!

眞: どうしたの、ユウ?ゲンさんに何かあったの?

ユウ: ゲンさんが、あの新しい事件について何か見つけたみたいです。すぐに署に戻らないと。

眞: 分かった、行こう。ポチ、帰るぞ。

(三人は急いで公園を出る)

場面: 山手中央署、眞のデスク。

ゲンさん: 眞、この証拠を見てくれ。これが、事件の鍵を握っている。

眞: これは…まさか、ミハイルが関わっているのか?

ミハイル(突然現れて): 何を言っているんだい?僕はただの居候さ。

ゲンさん: いや、お前が犯人だとは言っていない。でも、この証拠はお前の国のものに似ている。

ミハイル: それは偶然だよ。でも、もし僕が何か手伝えることがあれば、喜んで協力するよ。

眞: ありがとう、ミハイル。でも、まずはこの証拠を詳しく調べないとね。

このように、各キャラクターの性格や背景を活かしながら、ストーリーを進めることができます。台本の全体的な流れや詳細な対話は、ご指定のジャンルや時間に合わせてさらに調整することが可能です。

場面: 山手中央署の捜査室。壁には事件の写真や地図が貼られている。

ゲンさん: (証拠の写真を指さしながら) 眞、このマークを見てくれ。ロシアのある組織のシンボルに似ている。

眞: そうだね。でも、ミハイルが関与しているとは限らない。もっと情報が必要だ。

ゲンさん: その通り。だが、この線を追う価値はある。ミハイルには話していないが、彼の過去について調べている。

眞: (驚いて) 本当に?でも、彼は僕たちを助けてくれている。疑うのは…

ゲンさん: 眞、感情を切り離して考えるんだ。刑事としての勘を信じろ。

眞: 分かった。でも、ミハイルには公平でいたい。彼に直接話を聞こう。

ゲンさん: 良いだろう。しかし、気をつけて。彼が犯人だとしたら、お前は彼にとって邪魔な存在だ。

眞: 心配しないで。正義を追求するのが僕たちの仕事だから。

(二人は決意を新たにして、捜査を続ける)

ゲンさんと眞の間の信頼と疑念が描かれています。

場面: 山手中央署の裏庭。眞とゲンさんが証拠品を調べている。

眞: この証拠、どこかで見たような…

ポチ(鼻を鳴らしながら証拠品の周りをうろつく): わんわん!

ゲンさん: おや、ポチが何か嗅ぎつけたみたいだな。

眞: (ポチを見ながら) ポチ、何か見つけたのか?

(ポチはある証拠品に鼻を押し付け、吠え続ける)

眞: これは…!ポチが見つけたこの毛、ミハイルのものと同じだ!

ゲンさん: そうか、これでミハイルが現場にいた証拠がつかめたな。

眞: でも、これだけではまだ決定的ではない。もっと証拠が必要だ。

ゲンさん: 確かにそうだ。しかし、ポチのおかげで一歩前進だ。

ポチが重要な証拠を発見することで、事件解決に向けての大きな手がかりを提供します。眞とゲンさんはポチの行動から新たな発見をし、捜査が進展することになります。

場面: 山手中央署の証拠保管室。眞とポチが一緒に証拠品を調べている。

眞: (証拠品を手に取りながら) これらの証拠から何かを見つけ出せるかな、ポチ。

ポチ(鼻を鳴らしながら証拠品に近づく): わんわん!

眞: そうだね、ポチ。この繊維のサンプル、どこかで見たことがあるような…(考え込む)

ポチ(証拠品の一つに鼻を押し付け、吠える): わん!

眞: おっと、ポチが何か見つけたみたいだ。この繊維、ミハイルのジャケットから出たものと同じだ!

ゲンさん(部屋に入ってきて): 眞、ポチが見つけたその繊維、事件現場のものと一致するかもしれないな。

眞: ええ、これは大きな手がかりになるかもしれませんね。さあ、ポチ、もう少し詳しく調べてみよう。

(眞とポチは証拠品をさらに詳しく調べ始める)

眞とポチが協力して証拠品を調査し、事件解決に向けて重要な手がかりを見つけ出します。

「このドラマはフィクションです。実在の人物や団体、地名などとは関係はありません。」