悪役令嬢の矜持
~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、
どうやら今から破滅するようです。~
原作:メアリー=ドゥ / 久賀フーナ
漫画: 星樹スズカ
【分冊版 5巻発刊中】
【作品情報】
ウェルミィは8歳までエルネスト伯爵の愛人だった母と2人、
豊かでも貧しくもない生活を送っていました。
伯爵の正妻が病死した後、
母が伯爵家の後妻になり、
先妻の子イーオラが義姉に。
ウェルミィが10歳の時に起きた、
ある事故を機にイーオラの待遇は一転。
父や義母、ウェルミィにも虐げられ、
後継者の地位や婚約者まで奪い取られ・・・・・
地味で冴えないルックスに加え、
知性もないイーオラはウェルミィの思惑通りの道へ。
最終的には冷酷非道と噂されている高い魔力の持ち主、魔導卿であるエイデス・オルミラージュ侯爵へ身売りされるイーオラ。
その後、魔導卿から夜会へ招待され、
ウェルミィがイーオラから奪った婚約者、両親と共に夜会に参加。
夜会は華やかな宴ではなく・・・・
『義姉を虐げた伯爵家』として断罪される事に。
実はこの断罪を願っていたウェルミィ。
本当は誰よりも美しく、魔力が高く、知的なイーオラ。
なんとしても両親や外敵から守らなくては。
イーオラが幸せになれるなら私はどうなっても構わない・・・・・・・・
断罪こそがイーオラを助ける道。
ウェルミィが何年も掛けて練りに練り、
イーオラを助ける為に仕組んだ策は成功するか?
【感想】
読みたてほやほやの漫画です。
よくある悪役令嬢がヒロインを虐げるだけのお話とは違いました。
ウェルミィの行動は全てイーオラの為。
実は●●だった、と言った種明かしが多いので、読むスピードが異様に早かった(笑)
最近気付きましたが・・・
面白い漫画だと早く読めてしまいます(笑)
で、続けて3回位は通しで読む傾向にあるようです。
4巻ではウェルミィが想定してない事実も出てきてしまいますが・・・
5巻を読んで少し落ち着きました。
6巻以降で今度はどのような事実や秘密が出てくるのかしら????
【絵】
令和の漫画らしい絵です。
ウェルミィが感情的になっている5巻の巻頭、
期待外れだった魔導卿への憤り・・・
ウェルミィの表情からすさまじい怒りや切なさ、落胆を感じました。
それにしても魔導卿は美男子・・・・
イーオラやウェルミィよりも美しく見えてしまう
とても楽しい時間が過ごせました‼