【恋は雨上がりのように】 眉月じゅん【10巻完結】
【作品情報】
高校2年生、17歳の橘あきらは感情表現が少なく、常に冷静沈着。
そんな彼女が恋した相手は・・・
バイト先のファミレスの店長、近藤正己45歳、バツイチ独身。
パッとしない、後頭部に10円ハゲのある、寝ぐせが付いている冴えないおじさん。
青春ど真ん中、真っ直ぐなあきらは
陸上を怪我で辞めた事に対して心に棘が。
同じく夢を諦めた近藤も触れられたくないフィールドがあります。
あきらは店長への恋心をもっていますが
店長は・・・・・・・・・・
2人はお互いの気持ちを友人として留め、心を通わせる事が糧になります。
彼らの関係性や心情、目標がどのように変化するか?
【感想】
清々しい、良い漫画が読めました
この漫画は映画やアニメにもなりました。
年齢を超えた恋は勿論、素敵ですが・・・
主役2人の人間関係が成熟し、
互いが触発される関係はより素敵だと感じました。
店長はあきらから
店長の友人、ちひろは高校生の小説家から影響を受け、
大人2人が高校生に感化された点、
パラレルな世界は漫画でありながら
映画のような奥行のある表現を漫画の中で広げてくれました。
【絵】
あきらが美しい!
思春期ってこんなに眩い?と思った位です。
店長のヘタレ具合も見事です
言葉では伝わりにくい繊細な心理描写も素晴らしく、
表現力の強い絵です。
とても楽しい時間が過ごせました‼