ミキユキです。
また屋久島に関することを思い出しながら書いてみます。
屋久島はどこも美しいのですが、
「苔むす森」という、
もののけ姫の舞台となったと言われる場所があります。
私たちもトレッキングの途中でその場所を訪れました。
私はあまりジブリは詳しくありませんが、
「こだま」が出てくる場所なんだそうで。
宮崎駿さんには「こだま」が見えていたらしいよ、なんていう人もいました。
確かに、精霊がでてきてもおかしくないくらいきれいな森です。
写メを数枚撮りました。
そして、私たちは
その「苔むす森」のところでお昼のお弁当を食べたんです。
(飲食禁止の看板に気が付くのが遅かったのです。ごめんなさい。)
食べている間、「苔むす森」をじっと眺めていました。
たくさんの観光客や案内の方が通り過ぎていきます。
私は特に「こだま」のような不思議なものは見えませんでした。
お弁当を食べ終えて、私たちはまた歩き出しました。
あとでゆっくりと、自分の撮った写メを見てみると、
数枚撮った「苔むす森」の写メの中に、
明らかに色が違うものがありました。
同じ場所を撮ったのに、他の写メより色鮮やかで、
写メ全体の緑の色がとても美しく映っているものが2枚あったのです。
まるで森が黄緑色に発光しているようでした。
一瞬で違う次元(パラレル)の「苔むす森」を垣間見たような気がしました。
ちなみに、今の高性能のiPhonは、
意図しなくても、美しい光の筋なんかたくさん捉えられるようですが、
当時の私のiPhonは、6Sという古い機種で、
私は加工も加えずにそのまま写メを撮るだけでした。
光の筋が入ったわけではなく、
写っている森全体が発光しているような感じなのです。
「こだま」は写っていませんでしたが、
「こだま」はまた違う次元(パラレル)にいるのだなと思いました。
私はこの旅行の8か月もあとに
屋久島の、異次元と思った「苔むす森」の絵を描き、
初めて大きな美術展に出展することになりました。