こんにちはニコニコ

メダル村ですパー



6月15日から開幕した2014年のハゼ釣り戦メラメラ


シーズン本番の前に、メダル村がホームとする下町水路のハゼの生態について考えてみたいと思います。


ハゼ釣り用語として、デキハゼや一番子、二番子などの言葉があります。デキハゼとはその年に産まれたハゼの事で、デキハゼの中で一番初めに産まれたハゼを一番子、次に産まれたハゼを二番子と表現します。


一般的にハゼは1月から2月かけて海の深場へと落ち、巣穴を掘って産卵します。産卵を終えたハゼは力尽き、まれに生き残ったハゼをヒネハゼと呼びます。


卵から孵ったハゼは4月にメダカサイズとなり、7月には5cm前後に成長します。


しかし、下町水路では上記の一般的なハゼの生態と異なる疑問点が幾つかあります。



例えば…

ダウン


疑問1
なぜか?産まれて数ヶ月と思われる4~5cmのハゼが12月に釣れる。



疑問2
下町水路から海までの距離は、ハゼが移動するにはやや遠く、さらに水門が設けられています。ハゼが海の深場へと移動するのは、困難なのでは?


ダウン


仮説1
下町水路のハゼの産卵時期は、ほぼ一年中(1月~9月頃?)である。



仮説2
下町水路のハゼは、海に落ちること無く、下町水路で一生を終える。



ダウン



考察1
12月の4~5cmのハゼは、8月~9月に産まれた個体と思われます。しかし、卵を持ったノド黒状態のハゼを、7月前後に釣ったことはありません。人知れず、ウッドデッキ奥で産卵しているのでしょうか?



考察2
下町水路では、1月に卵を持ったノド黒状態のハゼが釣れます。やはり、海に下ることなく、下町水路で産卵するものと思われます。



注意
参考画像

ダウン

1月の下町水路で釣った…
photo:01


ノド黒状態の産卵間近な大ハゼキラキラ




【総括】

7月にデキハゼに混じって釣れる大型ハゼは、12月の小型ハゼが成長したものと思われます。さらにこの個体が8月~9月にかけて、産卵するのではないかと推測します。


つまり、下町水路のハゼの産卵は、二毛作なのではと考えます。
ハゼの産まれた月により、産卵時期が1月~2月の個体と、8月~9月の個体と年に二度ほど産卵シーズンが訪れるように思います。もちろん、3月~7月の間も個体により産卵するのではないでしょうか。


下町水路のハゼの多くは、下町水路で産卵すると推測します。1月の産卵間近の大ハゼは、日中に釣れることが無く、日が落ちてから釣れ始めます。
日にもよりますが、17時半から捕食を始めて、18時半にピークを迎えます。その後、19時ごろに失速します。
ナーバスになった産卵間近のハゼは、捕食時間が限られているのかもしれません。


同様に、7月~8月に夜釣りをすれば、ノド黒状態の大ハゼが釣れるのでは?と思います。


以前、釣り仲間のレ○ル1さんが、自身のブログで同様の記事を書いていました。


分からないことがあるから、ハゼ釣りって面白いと感じます。


2014年も釣査を続け、下町水路のハゼの生態を研究していきたいと思っています。


詳しい方がいらっしゃったら、ご教授をお願いします。




それではニコニコ

おしまいパー





注意
メダル村は魚類学者ではありません。上記は素人の推測です。鵜呑みになさらないようご注意下さい。



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