こんにちはニコニコ

メダル村ですパー




小学生の為のルアーフィッシング教室

いよいよ最終回ですキラキラ




【リーリング編】



ルアーをキャストしたら、リーリング(リールを巻く)に入ります。ルアーはエサと異なり、静止している状態では食いません。トラウトのルアーフィッシングにおける最大のキモは、このリーリングにあると私は思います。では、どの様にリーリングをしたら良いのでしょうか?今回も息子らに教えた方法をご紹介します。




管理釣り場のトラウトにもっとも効果的なルアーはスプーンです。重さは3g前後のものから、1g以下のものまで、様々なサイズがあります。スプーンが重くなれば、飛距離はでますが、反面、ゆっくりしたスピードでは泳ぎません。一方、軽いスプーンですと、ゆっくりしたスピードで泳ぎますが、キャスティングが難しくなります。スレた管理釣り場では、ゆっくりした動きが有効になります。そこで、小学生のお子さんには1.5gから2gぐらいまでの重さのスプーンを推奨します。ここではスプーンを使用したリーリング方法をご紹介します。




1ルアーの着水
ルアーが水面に着水したら、速やかに利き手の人差し指でスプールを抑え、糸が無駄に出ないように糸の出を止めます。手の小さなお子さんで、指がスプールに届かない場合、反利き手でスプール全体を抑え、糸の出を止めます。



2ベイルを戻す
反利き手でリールのベイルを戻します。リールのハンドルを巻くことにより、ベイルが戻りますが、ライントラブルを防ぐため、手で戻すようにして下さい。



3ロッドを煽る
ロッドを軽く煽りながら、リールを巻き、糸のたるみを完全に取って下さい。糸のたるみを完全に取った上で、ルアーを沈めます。この際、リールのハンドルが反利き手側に無いと、ロッドを持ち替える必要が出てきて、13の動作を素早く行えません。必ずハンドルは反利き手側にセットして下さい。糸のたるみを取ることにより、ライントラブルが大幅に減少します。



4ルアーを沈ませる
豊島園など、水深の浅いプールでは、トラウトが底に定着している場合が多いです。底に定着したトラウトを狙った方が効率的で、釣りやすいと思います。
ラインを張った状態でルアーをプールの底まで沈ませます。プールの底に着くと、ラインがふけてきます。ただ、この感覚は慣れるまで分かりにくいものです。目安として着水3秒後に底へ着くものと理解して下さい。




さあ、ここからが実釣です。




5リーリング開始
まずロッドをあおり、ルアーを水底から5cm程跳ね上げて、ルアーを躍らせます。続いてリーリングを開始します。リールを巻くスピードは、2秒間でハンドルを一回転させるぐらいのゆっくりしたスピードです。ロッドは常に固定して、変なアクションを付けないように、とにかく低速で一定のスピードでリールを巻いて下さい。ルアーの泳がせ方は、桜の花びらが水中でテロテロと漂っている様なイメージです。リーリング中はロッドを下に向けてリールを巻いて下さい。その際、ロッドの先端とラインとに角度がなるべくつかない様、ロッドとラインが一直線になる様に心掛けて下さい。




6その他
ルアーを沈ませている最中にも魚のバイトがあります。またリールを巻いているハンドルが重くなった場合もバイトです。リーリング中に少しでも変だなと思ったら、すかさず合わせる様にして下さい。マスがルアーを口にしている瞬間は、一秒前後です。瞬時に合わせないとフッキングしません。またマ式などのエッグフライがついたルアーで、魚を釣る感覚をマスターした後、スプーンでの釣りを始められた方が良いと思います。スプーンの色はその時の状況により、当たりカラーという色が存在します。色々と試してみて下さい。気分転換にミノーやクランクなどでやってみるのも面白いかも知れません。表層、中層での釣り方、その他のリーリング方法などは、この釣り方をマスターした後、雑誌などを参考にしてチャレンジしてみて下さい。



7アタリがないと思ったら…
スプーンが大きいか?リーリングスピードが早いか?魚の定着している層からズレてリーリングしているか?この何れかの場合が多いです。魚は確実にいる管理釣り場。休日には人が多く、放流後を除き基本的には渋い管理釣り場。しかし、これを克服する楽しみが管理釣り場にはあります。



三回に亘る長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。これから始める方、はじめて間もない方に向けて、分かりやすく解説しました。しかし、初心者には難しい表現もあったかも知れません。釣りには正解が一つではありません。一つの方法として、道しるべとなれば幸いです。



お子さんがより多くの魚と出会えますようお祈りしております。



それではニコニコ

良い釣りをパー


釣林寺からの投稿