本日は、カシアス・クレイ氏がプロボクシング世界ヘビー級王座を獲得した日です。
 

 2月25日は何の日?記念日、出来事、誕生日などのまとめ雑学

 
 時は1964年(昭和39)ですからちょうど60年前の今日となります。
 
 カシアス・クレイって誰?っとなった方おられるかと。プロレス者であればピンとくるはず!?
 
 そうです!
 
 
 
 カシアス・クレイとは…
 
 
 
 彼のモハメド・アリ氏のことであります!
 
 東京オリンピック1964が開催される8ヶ月前にアリが世界チャンピオンになっていたのです!
 
 
 
 2月最後の投稿です。
 
 
 
 
 元競輪選手の「運動家ヤスタ」です!
 
 
 
 

ほとんどの人が、脂肪の多い食事は不健康なのだと思い込んでいる

「人体600万年史〔下〕」ダニエル・E・リーバーマン p170

 
 
 
 月1で、それも月末に健康、體(からだ)に関すること記していきたいと思います。今回は油のおはなしです。
 
 
 
 今回ヤスタがお伝えしたいのは以下の二つです。
 
 )は體(からだ)に必要
 
 ・氣にするべきは中性脂肪LDL/HDL比
 
 
 
 
 〔油(脂)は體(からだ)に必要〕
 「卵を食べたほうがいいよ~♪」と説く機会の多いヤスタですが、判で押したように返ってくる台詞がありますよね?
 
 そうです!
 
 「コレステロールが~。」からくる「1日1個までって~。」
 
 といった具合です。
 
 悪者にされるコレステロールですが…。
 
 コレステロールとは…體(からだ)を構成するあらゆものの材料
 ・細胞膜
 ・ホルモン
 ・胆汁酸
 
 であるからにコレステロールは「必要不可欠なもの」であります。
 
 
 
 現行の基準値を見ていきましょう。
 
 日本動脈硬化学会による…脂質異常症の診断基準
 
 LDL…140mg/dl以上
 
 HDL…40mg/dl未満
 
 中性脂肪…150mg/dl以上
 
 ※総コレステロール=LDL+HDL+(中性脂肪÷5)
 
 血圧同様、年齢・性差を考慮していない一律な値です。
 
 
 
 
「高脂血症群と非高脂血症群について入院中の死亡率の比較」

~脳梗塞 、脳内出血、クモ膜下出血のすべての病型で 高脂血症群の方が有意に死亡率は低かった

※糖尿病、高血圧、高脂血症の治療薬を服用していなかった人を対象
(脳卒中急性期患者データベース構築研究(JSSRS)に登録された症例から)
 
 
 
 そうは言っても氣になるという方に、大櫛陽一氏による(70万人調査でわかった)年齢別、男女別の新基準値をご参照ください。
 

 基準範囲…この範囲で特に他に異常がなければ、医師の治療を受ける必要はない


 目標範囲…基準範囲であれば問題はないものの、できれば生活習慣を改善することによって、この範囲を目指すことが勧められる

 
 
 
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 〔氣にすべきは中性脂肪とLDL/HDL比〕
 善玉(HDL)悪玉(LDL)言われ方をしますが、コレステロールを運ぶ乗り物でしかないのです。
 
 LDL:分配役(肝臓→各臓器・組織)
 
 HDL:回収役(各臓器・組織→肝臓)
 
 ※LDLの高値よりもHDL<LDLが問題
 
 コレステロール(この場合中性脂肪を指す)が高いと動脈硬化を惹き起こすといわれますが、犯人は食事で摂る脂肪ではなく肝臓で生成される脂肪です。
 
 肝臓生成脂肪は…使われなかった(炭水化物・果糖・アルコール)
 
 
 
 〔栄養療法〕
 毎回しつこいようですが、何を摂るか?より何を摂らないか?
 
 それは…トランス脂肪酸(菓子パン、スナック菓子・揚げ物、加工品など)一択!
 
 中性脂肪を下げる…低糖質
 
 LDLを減らす…ビタミンCナイアシン(ビタミンB3)
 HDLを増やす…ビタミンEパントテン酸ナイアシン(ビタミンB3)
 
 ※運動はHDLを上げる…
 
 
 
 
 【まとめ】
 ・油(脂)は體(からだ)に必要不可欠
 ・基準値は参考程度に(※つまり下げる必要がないため薬の服用も自動的に不要となる)
 ・食事で摂る油脂と肝臓生成脂肪は別
 
 
 
 【ヤスタの見解】
 かくいうヤスタも栄養に目覚める数年前、もっと遡ると競輪選手時代ずっと油(脂)=悪と思い込んで極力避けておりました。肉の脂身をよけたり、揚げ物をなるべく摂らない、サラダにドレッシングをかけない(※これは正しい)、ラーメンの汁を残すなど…。悪い油(脂)を避け、良い油を積極的に摂り、適量糖質を繰り返した結果が以下の血液検査です。なにが言いたいかというと、自らの體(からだ)で実感すると継続するモチベーションが高まるということです。
 
 
 
 

2021年
 
 
 
 

2022年
 
 
 
 

2023年
 
 
 
 LDL:114→106→107

 HDL:56→55→86

 トリグリセライド(中性脂肪):110→49→39

 総コレステロール:192→171→201
 
 
 

〔HDLコレステロール〕
50以上だと…心臓病にかかりにくい
80以上だと…血管障害がほとんどない

「成人病は予防できる 活性酸素と成人病のメカニズム」三石巌 p134

 
 
 
「カネの流れを追えば世の中が見えてくる」という例

コレステロールを下げるスタチン類は、世界中で売れている薬(2009年の米国での売り上げは1兆円レベル(145億ドル))です。アメリカでは2004年に「米国コレステロール教育プログラム」のガイドラインが改訂され、悪玉コレステロールの「基準値引き下げ」が推奨されました。その根拠に説得力がなく、委員9人中8人が製薬業界からお金をもらっていたこともわかって、抗議運動が起きました

「医者に殺されない47の心得」近藤誠 p48~49

 

 

 

 薬を飲む、その前に…。
 
 
 
 

カバーイラスト
 
 
 
 
 今回も最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました♪