クリスマスイブです。
 
 今年も残り1週間です。
(当blogも次週を含め年内あと2回となります。)
 
 2023年最後の週を元氣に行きましょう!
 
 
 
 
 元競輪選手の「運動家_ヤスタ」です!
 
 
 
 
 後輩のはなしです。
 
 競輪選手時代の後輩です。年齢は二つ年下の彼。彼との関係性はとても深く、筆舌に尽くしがたいため3つのエピソードにしぼっておはなしします。
 
 
 〔レース〕
 ヤスタが数少ない優勝というものに近づいたとき、一緒に走ったのが彼でした。その当時のやり取りを少々…場所は西武園競輪場
 
 初日、レースが終わり二日目の番組が出てから、後輩「ヤスタさん、明日一緒ですね。お願いします!先行しますんで😤」鼻息荒い後輩。ヤスタ「焦んな!二人でいい作戦考えよう!」
 
 二日目(準優勝戦)、彼は宣言通りに先行します。まだマーク屋になりたてのヤスタは格好つけて車間を空けます。
 
 彼:逃げ切り、ヤスタ:マーク流れ込み
 
 お客様「ヤスタ~弱えなぁ!」
 
 最終日(優勝戦)、前日同様彼は果敢に先行してくれます。ヤスタも同様に車間を空けます。
 
 彼:逃げ切り、ヤスタ:マーク流れ込み
 
 彼:優勝、ヤスタ:2着
 
 お客様①「○○~よくやった~!」
 お客様②「ヤスタ~この野郎~!」
 
 彼「ヤスタさんありがとうございました!遠慮したでしょ!?」
 
 ヤスタ「脚ねぇよ(-_-;)」
 (※脚力ないの意)
(君の思いを意気に感じブッスリ抜きにいこうと思えなかったのだよ…とは言えず)
 
 これが彼の初優勝。このあとも連続優勝して特進(B級→A級※現在は特昇?)したと記憶しております。この開催のあとくらいから彼とは昵懇の仲となり頻繁にお酒を酌み交わすようになりました。
 
 「レースもプライベートも心意氣がある男」
 
 
 〔冬期移動〕
 代謝制度の対象となり、冬季移動(北国の選手は冬のあいだ道路でのトレーニング不可のため、雪の降らない地域に部屋を借りて過ごす)する資金がなく切羽つまっていたヤスタに「部屋一緒に住みましょう!金いらないんで。」逡巡していたヤスタはお言葉にあまえ、居候の身となりみんなとトレーニングをし、なんとか代謝から免れた次第であります。
(※厳密には彼の他にS選手も援助してくれました(-_-;))
 
 「無償で人助けに動くgiver
 
 
 〔競輪選手じゃなくなってから〕
 競輪選手じゃなくなって年月も経つというのに未だに連絡(定期的に)をくれてはご飯に誘ってくれます。同業じゃなくなると、関係性が薄れていく心理的距離が離れるのは自然なことと思っております。ましてヤスタは青森に不在のため物理的距離もあります。
 
 業界を離れても誘っていただけるのは嬉しいものです。
 
 「義理堅い優しい男」
 
 
 
 そんな彼の期末の大事なレ-スを目に焼き付けようと、昨日川崎の地へ降り立ったのでした。
 (毎週どっかに出かけている(-_-;))
 
 JR川崎駅から川崎競輪場までは徒歩で移動します。
 
 
 

競輪場正門
 
 
 
 何度も走った川崎ですが、お客として入るのは初です。なにかドキドキします。
 
 
 

地元選手の幟
 
 
 
 昼食がまだのヤスタ一行は「競輪場めしだ!」とみよし食堂さんへ入ります。
 
 
 
 
 
 
 ギャンブル場の食べ物といったら「煮込み!」と煮込み定食を注文します。
 
 
 

煮込み定食
 
 
 
もつは外れず、しっかりと美味しかったです。次回川崎に来る祭はまた頼みます。
 
 
 

 

 

 

 食べはじめて間も無く、都会には不釣り合いな訛りが聴こえてきます。「おや?津軽弁?津軽衆に違いない!」斜め前方を凝視するとそこには見覚えのある姿が!
 
 そういえば聞き覚えのある声です。恐る恐る声の主の方へと近づきます。
 
 声の主は十数年振りに会う先輩、高谷亘さんでした!
 
 聴けば、ヤスタ同様彼の応援に昨日(二日目)から来ているとのこと、お連れの方は旧来から応援いただいてる競輪ファン(写真係りになっていただいたため写らず…)の方と、なんと神奈川の元選手の山本公明(※コウメイさんの呼び名で、青森とゆかりのある方)さんでした!彼女と二人でしっぽりと声をだすつもりだったのが、急遽仲間が増えお祭り気分となりました。
 
 
 

左上から時計回りに高谷さん、山本さん、彼女、ヤスタ
 
 
 

高谷亘先輩と
 
 
 
 
 ではいよいよ、応援です。お手製の横断幕を掲げ、選手紹介から叫びます。発走してからも、周回中も叫びます。打鐘(ジャン)からずっと叫びました。プロレス会場さながらに声を出しました。
 (声の大きさに周りのというより競輪場にいる方々びっくりしたことでしょう…。)
 
 「タガー!タガー!」
 
 彼の名は「タガ」
 
 三上隆幸(ミカミ タカユキ)だからタガ(青森なので濁点がつきます(-_-;))と呼んでおります。
 
 
 

お手製横断幕
 
 
 
 結果は…3着でした。苦しい展開ながらよく追走して走り切りました!
 
 
 
 
 
 タガ、ひとまずお疲れ様でした。
 
 ゆっくり休養してください。
 

 ※彼には掲載の許可を取ってあります。

 

 

 

 競輪場からJR川崎駅への帰りすがら、彼女が、
 
「競輪と落語とプロレスはこれからもずっと見続けたい!」
 
 と申してくれました。
 
 
 
 
 
 素晴らしきかな、競輪♪
 
 
 
 

カバーイラスト
 
 
 
 
 今回も最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました♪